こんにちは。
前回はマンガについて感想を述べてみました。
全体的に、ではなくて、偏ってましたけど。。。
私はテリィとキャンディが幸せになっててほしいな~って思ってます。
それはどう考えても2人は相思相愛で、スザナのことがあっても想い合っているのもヒシヒシと感じるからです。
でもあのままのスザナがいる限り一緒になることはないだろうから・・・悲しいなぁと。。。
あくまでもマンガのラストまで読んでの感想ですけども~。。。
アルバートさんとキャンディが恋愛、結婚と発展するかについては本当に想像できなくて。
アルバートさんの「幸せにしたい」とか、「ひとつのものをふたつに・・・」とか、それは本心だろうけど、恋愛や結婚を意識して言ったのかは正直分からないです。
あの頃のキャンディは本当に辛そうだったし、元気にしたいって思ったのかもー。。。と。
やはりアルバートさんは「見守り隊」的な役目を心得ている方では?とも思いました。
ウイリアム大おじ様と分かった後に2人でレイクウッドの想い出巡り?する場面、最後の方でジョルジュが迎えに来ますよね。
その時、「ありがとう」とジョルジュに心で?伝えているところにそう感じるんです。
あんな風に2人で一緒に過ごせることは今後ないから? つかの間の時だったんじゃないかなー。。。と。
忘れてはいけないのは2人は養父と養女の関係ですから。
そして恋人や夫としてでなくてもアルバートさんの存在はキャンディにとっての唯一無二で、誰にも代われない存在ですし。
その特別な関係以上に、アルバートさんが求めているとは思えなかった、です。これは今思うことですけども。。
マンガ読破中は色々と思うことが浮かんでくるんですけど、こうやって書こうとすると難しいですね。
あくまでも私個人の感想と認識してくださると嬉しいです。
そしてFinal Storyの感想です~(急に明るい ^^;)
初めて読んだときから文章での世界観?に心奪われましたっ
絵での表現がないからセリフも心に響くんですよね。
小説のキャンディキャンディ、良いっ
・・・テンション高くなる。。失礼。m(_"_)m
Final Storyはその流れがそもそも作品だから、今回読んで一番気になったところはテリィと別れた後に届いたアニーからの手紙以降の流れです。時系列なのでしょうけど間に回想が入りますしね。
特に最後の方ですが、アーチ―とアニーの婚約式の招待状を見るところ以降は、さすが作家さんだなー。。。この引き込み感はすごい!と思いました。
回想でアーチ―とアニーの婚約式のカードを見て・・・
ステアにはいつでも心で手紙が書けるけどアンソニーには書けないと告白。
レイクウッドにはアンソニーが溶けていて、時間も止まってる。
テリュースに会わせてくれたのかもしれない・・・あの苦しかった日々も何か意味があったのだ。
次にエレノア・ベーカーからの手紙と招待状を見る場面。
そしてエレノアへのお手紙全文。
テリュースのニュースはなるべく知らないでいたいけど不思議なくらい自然に見つけてしまう。。。
ロックスタウンーー目の前にテリィがいる。。。
投げやりな荒んだ舞台に飛び込み、テリィの胸を泣きながら叩きたかった。。。
なんのためにあの夜、引き裂かれるような思いをしたのーーー!!
心の声が届いたならそれは奇跡。。。
テリィは絶対立ち直る。と信じた。
テリィに会いたかった。でもこんな形では会いたくなかった。。。混乱していた。
ミス・ベーカーはやはりテリィのお母様。それが嬉しかった。
すべてが見えない何かに引き寄せられたよう。。。
テリィの舞台は観たい、でも観たくないのです。会いたくなるから。。。話したくなるから。。。
そこでスザナとの約束のことをさらっと告白。もう会わないと約束しました。。。
テリィの舞台は大成功をおさめるでしょう!
招待状は宝物にします!
そしてテリィへの出せない手紙。
今もテリィのことを想ってますって、告白してますよねー。。。杏の実
そしてテリィのハムレット成功おめでとう!。ちょっと明るく。
その後でウイリアム大おじ様のこと。
日記のこと。日記にはテリィ大好きと書かれてますね。
そしてテリィに送った手紙がほとんど届いてなかった~。。。が、テリィからの手紙は宝物と告白
今も読み返すことすらできないってー。。。
テリィのポニーの家訪問、シカゴでのすれ違い。。。あとで取り戻せると信じてた
そしてニューヨーク・・・
幸せにならないと承知しないからな・・・ わたしは幸せです。
こっから・・・
テリィももっと幸せになってね! スザナの愛!あなたを愛し続けているスザナはすてきな人・・・
そんなスザナを選んだテリィも。。。
こんな手紙は出せるはずないわね。。。
テリィの成功が嬉しくて書かずにはいられなかった。
熱烈ファンのキャンディを忘れないでー。。。
好きでした。。。
その次・・
白い封筒を見つめる。。。
ひんやりとした封筒。
読んだのは一度きりではっきりと文面まで覚えてる・・・(恐怖でしかない)
スザナからの最初で最後の手紙。
シカゴには無事に戻りましたか。あんな思いのまま帰らせてしまって許して。。
テリュースの心がどこに向いてるか知っていました。知りながらどうしても彼を諦められなかった。
キラキラしたキャンディの目が憎らしかった(!)
キャンディのことばかり考えてるテリィが憎らしかった(!)
テリィがキャンディのことを忘れてくれるなら、なんでもしたーー(!!!)
歩けなくなるくらいなんでもないーーー(!!!)
ごめんなさい。テリィを愛してからどんどん嫌な女になる~~。。。
・・・ちょっと気分悪くなるのでこのあたりでやめときます。
そして次にスザナの死亡記事を見たキャンディ。
力が抜けてソファに座り込んだ。息がつまり、涙が止まらなかった。
車椅子でほほ笑むスザナの写真。
ーーテリュースと婚約したまま結婚することはなかったーー
キャンディ、変わりはないか?
ーーぼくは何も変わっていない。
どうしてもそれだけは伝えたかった。T・G
テリィの言葉はセントポール学院をやめてアメリカへ渡る、イギリス編?から一度もなくて、物語の最後に手紙として出てるんですよね。
たった数行の短い文面ですけど、このラストにポン、と出てくることのインパクトが大きいなー。。と、思いました。
ラストですけど、ここから始まると予感させてますよねー
本音をいえばこの後も知りたいんですけど。。。
あと、スザナ。。。
マンガの方でも書いてますけど、私はスザナの存在がある限り、あのままの、ですけど、キャンディとテリィが物理的に結ばれることはない、と思っていました。
だけどマンガのスザナはそれほど多くを語ってる場面はないし、シカゴでキャンディに意地悪してるけども、あのくらいだったら自信のある女性(美人)だったらやりかねないし。
さすがに自殺未遂はちょっとーー。。と思いますけど。
スザナがいる限り2人は結ばれることは難しいけど、スザナに対して猛烈に嫌悪感、とまではなかったんですよー。。
テリィをかばったのも咄嗟の出来事だと思うし。。。
だから最初にFinal Storyを読んだときに、んん??? なんか違和感が。。。
と思いました。
でも原作者さんがFinal Storyはマンガの続編ではなく、全面的に書き直す、として書かれたものだから、Final Storyの中ではこれがスザナなんだと思いました。
それで今回読んでて、この流れでここにスザナの手紙がくるのって、もう嫌悪感しかなかったんですーー。
このスザナの手紙はニューヨークでテリィと別れた後、シカゴから帰ってきて届いた手紙だろうから読んだのは時系列的にはもっと前ですけど、ここはキャンディが回想している中で思い出しているからここに出ているんでしょう。
そのずっと前、アニーからテリィを諦めないで!! の手紙の後の回想で「スザナはいやな人ではなかった」と言ってるんですけど、それはニューヨークで会った時の印象で言っているんだと思います。
スザナは思っていたより重症で、命がけでテリィを愛していた、生きていたら邪魔するからと死のうとした。
テリィへの気持ちは比べることなどできない、それでも諦めるしかないーー。。と。
スザナを置いて幸せには決してなれない、スザナを忘れることはテリィもキャンディもできない。
その後、シカゴに戻ってこの手紙が届いたーーー。。。
テリィがキャンディを忘れてくれるならなんでもした、歩けなくなることくらい何でもなかった。
テリィと一緒にいたい、離れたくない、どんなに自分勝手とわかっていても。
わざとですか???って、疑いたくなりません?
一度しか読めず、でも完璧に覚えてしまうくらい強烈な言葉だと思いますーーー。。
返事もかかないですよねーーー
で、流れ的にこのスザナからの手紙の前に、出せなかったテリィへの手紙の中でキャンディの悲痛なくらいのテリィへの想いを綴ってて、最後に「スザナはすてきな人です、テリィを愛し続けていることがすてきです。もっと幸せにーーー」と、諦めようと必死に自分に言い聞かせながら書いてる風なキャンディがいる。
その後なんですよ。
そしてこの強烈なスザナの手紙を紹介して、次にスザナ死亡記事になる。
あの若さで亡くなることへの悲劇さ?軽減します。。。ちょっと冷ややかに見てしまいました、死亡記事。
そっからテリィの手紙。
ずっと沈黙していたから鮮やかに心に響く。。。
ーぼくは何もかわっていないー
自然にテリィと再開するキャンディを浮かべてほっとする。。。
こんな感じで今回は思いました。
スザナとのことにスポットあて過ぎ感は認めます。
お話部分のテリィとのやりとりは、マンガよりもずっとラブラブ感があるのでめっちゃ好きです。
アルバートさんは、マンガよりもっと恋愛から遠い存在に描かれてると思いました。
けむに巻くのがうまい、とか、憎らしい?(でしたっけ?)とか、ありますけど、要するにけむに巻いてるんだろうし(本心みせない)、ちょっとからかってる風なのかなーーー。。と思います。
でもどこまでも、アルバートさんとは信頼関係が続くんだと思いますけどねー。。いいじゃん♪
Final Story、すごくすごく素敵。
あーー。。復刊してほしいなぁ。。。
長い長い文章を読んでくださって、ありがとうございます