1187日目 | 希望と無謀の実況中継2【 in Asia】

1187日目


Rameswaram,Tamil Nadu,India

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Madurai→Rameswaram→Madurai
マドゥライ→ラーメーシュワラム→マドゥライ


初めて会ったときは何とも思わなかったのに、
何かのきっかけでめちゃくちゃ好きになってしまっていた・・・

とゆう経験、皆さんも1度はあるのではないでしょうか?笑

$希望と無謀の実況中継2【 in Asia】-1963

僕にとって今回訪れたラーメーシュワラムが(人じゃないけど)それにあたります

。。。。。。
。。。


6/27 早朝7時半にチェックアウトをし、ペリヤールB.SからマトゥサーバニB.Sまで
(来たときは9ルピーだったのに、このときは6ルピーだった)

マトゥサーバニB.S(マドゥライの中央長距離バススタンド)から、
人々の生活を眺めながら約4時間でラーメーシュワラムの中央バススタンドに到着
(2頭の牛に荷台を付けて物を運ぶ人が大勢いた)

南インドの東岸からスリランカの方へ細く延びた半島の先端にあるこの島は、
本土と島が、道路と鉄橋でつながったちょっと不思議な地形をしている
(もし道がつながっていれば、マドゥライよりスリランカの方が距離的に近い)


ラーメーシュワラムも長距離B.Sと中心地が離れているのだが、
マドゥライと違って小さな町なので、バスの種類も少なかった

Temple Temple(寺院)と言っていたバスがあったので、
「それ乗りゃ町の中心ラーマナータスワーミ寺院まで行けるだろう」と思い、
チョー満員で既にバスが動き出していたけど飛び乗った
(ドアのないインドのバスはこれが日常茶飯事)

10分ほどで到着後、宿を探す前にせっかくなのでまず先に、
ラーマナータスワーミ寺院の東門から歩いて1分ほどの所にある、
アグニ・ティータームと呼ばれる砂浜の沐浴場まで行ってみる
(13時頃だったので人はちらほらで、沐浴とゆうより海水浴って感じだった)

沐浴場なだけあっていろんなモノ(衣類、植物、お供え物など)が散乱しているが、
アラビア海と違い波は穏やかで、泳ぐには良さそうだ
(ちなみに牛や羊、おまけに子豚もこの近辺には今まで以上にたくさんいた)

少し涼んだあと、お決まりの宿探し

話しかけてくる人たちの情報を聞きながらも、
とりあえず自分の目で確かめながら数10件の宿をチェック
(タミルナード州の宿の多くはロッジと表記している)

ほとんどが1泊500ルピー前後のキレイ目なロッジだったが、
1件だけ味のある1泊150ルピーのロッジがあったので、
水回りに多少不満はあったが、金額を優先しそこに決めた
(ま、住めば都っすね!笑)

宿を決めたあとは、これまた毎度のルーティーンである、
【初めて訪れた町はとりあえず無駄に歩き回る】を炎天下の中、決行!
(予習が苦手な僕は、何に置いても実体験から理解に繋がるってわけです)
(昔よく父親に、オメェは頭悪ぃ~んだがら体で覚えろ!と言われたな~笑)


それにしても相変わらず、大勢のインド人たちがすれ違うたびガン見&話しかけてくる

四方八方から、何十個とゆうデカイ目ん玉の視線の矛先になったと想像してみて下さい
(来日したときのレディーガガもこんな気分だったんだろうか・・・?笑)
(僕はタレントではありませんがここインドではある意味、外タレ?です)

ただ、今までと違って、ネパール人?フィリピン人?と聞かれることが増えた
(周りが黒人クラスなので気づかなかったが、肌の色の変化を実感する)


ひと通り中心地を全体的に歩いて見渡した結果、
2泊で充分かな~と思い、宿に引き返し夕方に備え小休止


夕空が美しくなる17時半頃から、
最初に歩いた寺院中心地とは別の、鉄道駅周辺へとぶらり
(カメラを持っていると、相変わらずみんな俺を撮れ!と言わんばかりのアクション)


鉄道駅に着いてUターンをし始めたとき、なにやら周辺が騒がしい
(宗教的な儀式か何かか??)

ちょっとした定期的なお祈り事はしょっちゅう見かけていたけど、
なんだかちょっと様子が違う気がしたので近寄ってみる
(中央には女性しかいない)

儀式?的なことが終わったと思いきや、遠くの方でバンバン花火を打ち上げる人や、
甲高いタンバリンのような太鼓を叩き鳴らす数人の若者グループが登場し出す
(そのリズムに合わせて近所の子供達は踊り(暴れ)はしゃぎ回る)

するとさっき中央にいた30人以上の女性たちが、植木花を頭の上に乗せ2列縦隊

$希望と無謀の実況中継2【 in Asia】-1964
(この植木花はモレイポーリとゆう名前らしい)

そして、メインの神様役?の人を別の音楽隊(民族楽器の笛や太鼓)が取り囲み、
最初に現れた若者打楽器隊を先頭に、大行列の移動が始まった
(あとからすれ違う人に聞いたら、なんとこの日は年に1度のお祭りの日だった!wow)

$希望と無謀の実況中継2【 in Asia】-1965
途中、たくさんの人が集まっては、このように眉間に白塗りを(特に幼児が)されていた


鉄道駅のロータリーを1周したあと、ゆっくりと大行列は歩幅を進める
(若者打楽器隊の周りには次々に子供や青年たちが群がり暴れ出す)

$希望と無謀の実況中継2【 in Asia】-1966

写真を撮っていたら「一緒に踊ろう!」と、
僕も列の中央に引きずり込まれ、もみくちゃにされながら行列に参加


約2時間ほど中心部を練り歩きながら沐浴場であるアグニ・ティータームまで

そして女性達が頭の上に乗せていたモレイポーリを浜に並べ、
バラモン僧(司祭?)がお祈りを始め、若者がそれを囲みながら踊る
(この踊りにはちゃんと決まった振り付けがありそうだ)

最終的にはその花を一斉に海へと投げ込み、お祭りは終了
(行列を昼ではなく夜にやるってのも、暑い国ならではなんでしょうね)


なにはともあれ初日の夜から僕は、
ラーメーシュワラムにがっつりと心を掴まれてしまった


4泊5日の滞在中は毎朝、
ラーマナータスワーミ寺院内部の外周を裸足で歩き、
(ヒンドゥー寺院内は裸足が鉄則&中央内部には異教徒は入れない)

寺院を出たあと裸足のまま牛糞を避けながらアグニ・ティータームまで
(ドラヴィダ様式の寺院の入り口は東西南北と4つが基本 or 東西の2つ)

$希望と無謀の実況中継2【 in Asia】-1967

それから程よく汗ばんだ体で、数100人の巡礼者に混ざり沐浴
(ヒンドゥー教徒は先に沐浴で体を清め、寺院参拝する)

想像以上に遠浅で、朝日を感じながらの沐浴は実に最高だった
(波が穏やかだからか、カニャークマリよりも沐浴する人が多かった気がする)
(僕の場合、沐浴とゆうより、リアル海水浴でしたが・・・笑)

$希望と無謀の実況中継2【 in Asia】-1968
(ってかこれ、完全に嫌がってるっしょ・・・笑)


細長い半島であるラーメーシュワラムの更に先端の方まで行くと、
アダムズ・ブリッジとゆう小島がネックレスのように連なっていると聞いた

せっかくなので端っこまで行ってみよーじゃね~か!ってことで、
6/30の15時頃からローカルバスに乗りとりあえず行けるところまでGO!

バスの中で切符を買うとき、ブリッジ!と言ってもビーチ!と返ってくるので、
あれ?っと思ったが乗っちまったので気にせずGO!

人里を離れること約30分で終点へ到着

$希望と無謀の実況中継2【 in Asia】-1969
(お~!たしかにビーチだ・・・)

っっってか、海がチョーエメラルド!!

インドに来てから今まで見てきたどのビーチよりも遥かに美しい
(僕が思うに、インドNo,1と言われているコヴァーラム・ビーチの数倍以上!)

とゆうか僕が過去に目を点にさせられた、
スペイン沿岸部の町から感じた様々な表情をもつ地中海の透明感や、
フィリピンのボラカイ島で言葉を失ったホワイトビーチに寄り添うエメラルドにも、
匹敵するレベルのこの名もなき(あるのかもしれないけど)ビーチ

それもそのはず、
この辺一帯は他のビーチリゾート地と違って、
いっさい観光地化されていない、自然のままの状態がただ広がっているだけだからだ


うっとりする程の美しさからアダムズ・ブリッジの存在は脳内から消え、
吸い寄せられるかのように僕はビーチ沿いを歩き出した

右を見ればターコイズのようなエメラルドブルーが微笑み、
左には砂漠のような平野(その数100メートル奥には海が見えた)が浜風に靡いている


アグニ・ティータームの前に広がる海とつながっているとは思えないほど、
波は激しく、されど滑らかで、愛おしさすら覚えてしまうほど・・・


歩き出して20分が経過した頃には人影は無くなり、
この美し過ぎるエメラルドを独り占めしながら大声で歌い、ただただ砂に足跡を残した

$希望と無謀の実況中継2【 in Asia】-1970
(波から生まれる泡が、わたあめのようにふわふわしていた)


多少景色は変わるものの、同じような砂浜がひたすら続く・・・

ただそれだけなのに、僕は何かに取り憑かれたかのように、ただただ前へ・・・


空の明るさの変化により、ふと我に返る

時計を見ると17:45

僕は気づかぬうちに、1時間半以上も歩き続けていた

それもそうだが、街灯の「が」の字も見当たらないこの周辺で、このままではマズイ
(暗くなる前にバス停まで戻らねば)

まだ先端には辿り着けそうにないし、
辿り着いたとしても帰れなくなってしまうので、やむなく断念し、少し足早に引き返した
(気づくのがあと10分遅かったらマジやばかった~・・・)

$希望と無謀の実況中継2【 in Asia】-1971

ヒンドゥーの末裔とも言われているドラヴィダの先人達が築き上げ、
そして今もなお、脈々と受け継がれている歴史的芸術や独特の宗教観

そしてそれらをあざ笑うかのように、
エメラルドの海が取り囲み共存していたラーメーシュワラム

僕の中で今のところ、インドで最もそそられる町となりました


p.s.

タミルナード州の宿はほとんどが24時間制のシステム

チェックアウトの時間が決まっている訳ではなく、
チェックインした時間から24時間で1泊と計算される

マドゥライに戻る予定はなかったのだが、旅を無理せずマイルドに進める為、
バスのタイミングや新天地到着後のこともイメージした結果の選択だった

のだが、、
宿のスタッフや近所のバザールの人たちから思わぬ「おかえりG!」をもらったり、

以前はミーナークシー寺院周辺でガツガツと営業を吹っかけてきた人たちが、
「ラーメーシュワラムはどうだった?」と僕の旅話を楽しんで聞いてくれたりと、
小さな驚きと大きな感動が胸の中で溢れています



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Ciao