〈信仰体験〉 脳性まひの娘とつづる成長記録(動画追加しました)
4月15日(日) 雨
今日は、赤鬼さんの地区の座談会に参加させていただきました。
雨が降り、風も冷たい朝でした。
電車を乗り継いで現地へと向かいました。
赤鬼さんのお宅に着くと、すでに、ちよさん達がいました。
そのすぐ後に、かっこちゃん達も合流。
ひとり、ふたりと会場に集まってくるけど、人見知りで小心者の私は、「おはようございます」と挨拶はしても、緊張しているし、気恥ずかしさから、まともに顔さえ見れず、隅っこのほうへ行き、別に読むわけでもないのに大白蓮華を開いて、頭の中では、頼まれていた体験をどう話そうかとあれこれ考えながら、座談会の始まりを待っていました。
ちよさんとかっこちゃん達は、いつものように、待っている間はお題目を唱えていました。
しばらくして、座談会が始まり、リンの音が響き渡り、勤行・唱題を、皆で大音声で唱えました。
赤鬼さん宅は、お隣さんと密接していないし、とにかく会場が広いので、思いっ切り唱題ができるのです。
私は、とにかく緊張をしずめようと、また、「きちんと話ができますように」「有意義な時間になりますように」と、唱題により一層の念を込めて唱えました。
地区座談会とは思えないような大音声の素晴らしい勤行・唱題で清々しい気持ちで座談会がスタートしました。
司会の方の指揮で、学会歌「威風堂々」を合唱。
「よっ!」「あ、そーれ!」と気合の入った指揮で、合唱は一段と盛り上がりました。
合唱が終わり、指揮をしてくれた方が、照れくさそうに、「緊張した……(汗)」と、つぶやきながら席にもどる後姿に、一同が爆笑。会場の空気を和ませました。
さっそく、私の自己紹介&体験発表の番です。
すでに、名前を呼ばれても気が付かないほど緊張していました(笑い)。
あたふたしていると、「前に立って♪」との指示が……「マジっすか(汗)」
顔も真っ赤だったと思います。
いつもは原稿を用意してきますけど、棒読みになってしまうので、今回は無しで挑戦しました。
――が、やはり、無謀でした。
チックショー! 顔は引きつるは、話が前後するは、言葉がカックンカックンしてるし、カミカミで超カッコ悪かった!
5~6分のことだったと思うのですが、半日ぐらい喋りつづけたかと思うくらい時間が長く感じました。酸欠で倒れるかと思いました(苦笑)。
その後、ちよさんと、かっこちゃんが体験発表しました。
だけど動揺してて、記憶にありません。あははは……。
慣れているからか、上手に話してるなあ、ということだけ記憶に残っています。。
本当にごめんなさい。
時間が経過して、動揺もおさまる頃、いよいよ玲乃愛(れのあ)ちゃんのお母さんの発表。
彼女もまた、全然、慣れたもので(笑い)。
ともあれ、玲乃愛ちゃんとお母さんは、とにかく明るい!
笑顔が素敵だ。カラッとしていて気持ちがいい。
そして、福徳感がみなぎっていました。
お母さんの話を聞いていて特に感じたことは、何ごとにも感謝の心があふれているから、自然と福徳に満ちるのだろうということを強く感じました。
なかでも、彼女が何回も口にした「『縁』に恵まれた」という、キーワードは外せません!
彼女の感謝の一念は、外界をも動かしているのです。
人生において「福運」があるかないかで雲泥の差です。
「縁」に恵まれるのも「福運」の有無になりますね。
彼女は、感謝の気持ちしか持ち合わせていないのか? というくらい「感謝の人」でした。
そんなお母さんの愛情を受け、玲乃愛ちゃんも、笑顔いっぱいの「感謝の人」です。
お母さんが出版した著書『玲乃愛のすがお』の中で、まだ9歳の時の玲乃愛ちゃんの指筆談(ゆびひつだん)の記録の中に、こんな言葉がありました。
『おかあさんやおばあちゃんたちは、私のことをずっと一生懸命面倒を見てくれたので、本当に感謝しています。
ずっと感謝ばかりして生きてきたので、ずっと申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、ようやくそれが言えたのでうれしかったです。
うちは、お父さんもお兄ちゃんも私にとても優しくて、とても幸せな家族です(以下略)』
――と。
お母さんも玲乃愛ちゃんも「感謝の人」なら、きっと家族みんなが「感謝の人」なんだと思います。そうだから、「とても幸せな家族」なんだと言えると思います。
想像してみて下さい。
自分が感謝ばかりしていたら、どうして不幸になることがあるのでしょうか。
ありがとう、ありがとうと感謝ばかりなら、幸福ですよね。
全てに感謝ができるということは、毎日が楽しいのです。
毎日が楽しいということは、生きていること自体が楽しいということです。
この、「生きていること自体が楽しい」とは、何なのでしょうか。
『戸田城聖第2代会長は、幸福には「相対的幸福」と「絶対的幸福」があると述べています。
相対的幸福とは、物質的に充足したり、欲望が満ち足りた状態をいいます。しかし、欲望には際限がないし、たとえ、一時は満ち足りたようでも永続性はありません。外の条件が整った場合に成立する幸福なので、条件が崩れた場合には、その幸福も消えてしまいます。
これに対して、絶対的幸福とは、どこにいても、また、何があっても、生きていること自体が幸福である、楽しいという境涯をいいます。それは外の条件に左右されることのない幸福なので、絶対的幸福というのです。成仏とは、この絶対的幸福境涯の確立をいいます』
(創価学会公式サイト『SOKAnet』教学入門「日蓮大聖人の仏法 3.一生成仏と広宣流布 相対的幸福と絶対的幸福)より
https://www.sokanet.jp/pr/kyougakunyuumon/nichirendaishouninnobuppou/ishoujyoubutsutokousenrufu/01-2/04-2/
当時9歳の玲乃愛ちゃんの思いを読んで、私は、自分が恥ずかしくなりました。そして、泪が溢れてこらえきれませんでした。
これは、どう言えばいいのでしょうか。
心がきゅるん きゅるんとするんです。
玲乃愛(れのあ)ちゃんは、綺麗な瞳のとても明るい子でした。
私は、自分に自信が持てない人間で、玲乃愛ちゃんに、私の心のうちを見透かされてしまうのではないかと思うと、どうしても命が逃げてしまい、しばらく、なかなか近づくこともできませんでした。
玲乃愛ちゃんとの距離が縮まったのは、座談会終了後。 たまたま、みんなの話題が墓苑の話になり、私が「みんな、お墓買ったの?」とたずねました。
皆さん、「欲しいけど、今は買えない♪」とか。
私は、冗談で「なんなら、Amazonで買おうかな(笑い)」と言った瞬間に、思わぬところで玲乃愛ちゃんが笑ってくれて、「よしゃっ!」と、思いました。(玲乃愛ちゃんにまで、気を使わせてすみません。(滝汗))
話が、かなり前後していますが、こんな一面もありました。
ある婦人部の方が、自己紹介の際に、以前の玲乃愛ちゃんのことを振り返って泪(なみだ)を浮かべて話をしてくれました。
「あの頃は、まだ無表情でね……。
今は、すっかり変わって、笑顔を見せてくれて。幸せです♪」
たしか、こんなようなことを話してくれたと思います。
その瞬間――
「玲乃愛が泣いてる」
と、お母さん――。
お母さんも泪していました。
あちこちから、鼻をすする音がしました。うっかり、私も、目頭が熱くなり泪がこぼれましたました。
「皆さんの支えがあって、私たちは幸せになれました」と語るお母さん、そして玲乃愛ちゃんに、拍手がわいた。
素敵な地区だなあ。
あたたかい地区だなあ、「有り難い」なあ、と深く感動しました。
今日は、一日寒く、あいにくの雨模様でしたが、今度、また会う時は、玲乃愛ちゃんと散歩したいな。
赤鬼さんが繋いでくれた縁。大切にしたいと思います。
また必ず、会いに行きます。
あ! 赤鬼さんの御書講義、とても良かったです。(取って付けたように)
皆さんも、前のめりになって学んでいました。そりゃそうなりますね。
ごめんなさい。赤鬼さんが、脇役になっちゃいました(汗)。
ともあれ、ともあれ、本当にありがとうございました。
後継者を育む赤鬼さん地区をお手本とし、わが地区も、踏ん張っていこうと思います。
余談ですが、
玲乃愛ちゃんと私(ハピネス)で、
「レノア・HAPPINESS(ハピネス)」
柔軟剤ですね♪(笑い)。
場の空気をやわらげれる存在でいたいな♪ と思います\(^o^)/

2018年4月15日 赤鬼会館にて集合写真「合流地区座談会」
玲乃愛ちゃんの関連記事ですので、ぜひ読んでほしいです。
『玲乃愛のすがお』を読んで
〈信仰体験〉 脳性まひの娘とつづる成長記録(動画追加しました)
