今日は、生まれて初めて、ひとりで「特急列車」というのに乗った。

 私は、「ひとり」が、この上なく嫌いだ。

 そんなことはどうでもいいが、目的地に行くために、この列車に乗らなければならないのかどうかは、ぶっちゃけ、頭の悪い私には分からないけど、鈍行列車ではなく、多分、この列車に乗らなければならないのだと思う。
 ともあれ、「乗車券」と「自由席券」という2枚の切符を握りしめてホームに入った。
 しばらくして、列車がホームに入ってきた。
 ん?列車に乗り込む間際に目に飛び込んだ文字が「指定席」。
 どれもこれも「指定席」「指定席」「指定席」・・・。マジかよ。
 自由席、ねーぢゃんか!ちゃんと切符売り場で聞いてこればよかった。まいったな・・・
 と、その時、私の真後ろに並んでいたおじちゃんが、「この列車は、指定席ばっかりじゃが、ワシは自由席の切符じゃから、この列車は違うのかのう」と、私にたずねてきた。
 すかさず、「私も、はじめて特急列車というものに乗るから、わからないんです(汗)。他の人に聞いてみますね」と、列車から降りてきた人にたずねてみたところ、この列車で間違いないとのことで、おじちゃんと私は、オロオロしながら乗り込んだ。
 おじちゃんは右へ。わたしは左へと別れて、自分が座る席を探す。
 が、、、だ。やはり、どの車両にも頭上に「指定席」と表示されている。
 車両を後ろへ後ろへと、渡ってみたが、どの車両も「指定席」と。
 席は、たっぷりと空いている。だが、そこに座るわけにはいかない。
 「指定席」だから。
 一番後ろまで行ってみたが「指定席」。
 今度は、前へと進む。
 ありました。1番車両が、「自由席」でした。たぶん、アナウンスでも言っていたような気がしました。おバカな私です。
 大自然の恵みを車窓から眺めながら、へっぽこハピちゃんは、一人旅の不安を癒して、途中、先生の「開目抄講義」を読み、学びながら、心を落ち着かせていました。
 すると、通路を挟んだ席の女性が、声をかけてきました。
 「すいいません。学会の方ですか?」と。
 私は、しどろもどろで、
 「あ、はい・・・(汗)」
 と。
 彼女は、
 「私も、学会員です(≧▽≦)♪ 今日は、どちらまで?」
 と。
 彼女の席には、聖教新聞らしきものが置かれていました。
 私は、ますます オロオロしながら
 「今日は、高山まで研修会に参加しに・・・」
 ろれつが回らない(汗)
 「あ、私もですぅ♪」
 と。
 ふたりして、「あはは、あはは」と――。
 だけど、今の私には、この状況を楽しめるだけの気力はなく・・・。
 ともあれ、10時30分、「高山駅」に到着。
 せっかくなので、道場までタクシーで行くんだから、一緒に乗り合わせていけばいいかな?と、思ってみたり、いや、変に思われちゃうかも、なんて思っているうちに、彼女を見失ってしまい、そのままタクシーに乗って、いざ、道場へ!
 タクシーの運転手さんは、今週に入って、何回かお客さんを乗せて道場に行ってますよって。 
 「あ、帰りは、どうしようかな」
 と、言うと、運転手さんが、
 「領収書に電話番号が書いてあるから、電話くれたら、10分ぐらいで迎えに行きますよ♪」
 だって^^ 優しいな♪
 私の父も、タクシーの運転手やってるから、「ああ、きっと、おやじも、こんな風にお客さんに心を尽くして働いてるんだなぁ」そんなふうに思えて、運転手さんの背中と、父の背中がかさなり、なんともいえない素敵な時間でした。
 15分から20分ほど走って、道場に到着。
 ちなみに、高山駅から21世紀研修道場まで、1780円(新興交通株式会社)でした。
 受付には、女子部の方が立っておられ、資料を配り、案内をしてくださいました。
 待合室で、とりあえず席の空いてるテーブルで、ひとりのご婦人に「こちらに同席させていただいてもよろしいですか?」と、声をかけ、「どうぞ、どうぞ」と、笑顔でこたえていただき、席につくと、その後すぐに、一緒に参加されてるふたりのご婦人の方がみえられまして、三人のご婦人に囲まれて、またまた緊張(汗)。
 こちらの方達は、山梨県からみえたそうです。
 ゾーン副婦人部長さん達3人のご婦人等と、うっかり交わって、しばしの会話。
 
 
 予定通り、11時から、勤行会がはじまりました。
 ビデオ鑑賞。
 受付でいただいた資料には、新・人間革命のプリントがあり、高山の歴史を学ぶことができました。
 壮絶すぎる歴史があるんですね。
 私は、新・人間革命も、全巻読めていないので、今回、読んで、あまりにも残酷すぎる過去を知って、恐怖を感じました。と、同時に、怒りを覚え、そして、とても悲しかったです。
 それにしても、先生は、よく、あそこまで調べて、そして、それを今度は、書いて教えてくださいますよね。
 どこまでも、どこまでも、会員のことを思って、その姿、行動で、私たちに惜しみなく示し、リードしてくださっています。
 私たちは、その「心尽くし」を、漏らすことなく、学び取って、実践していかなくては勿体ないですし、それでこそが、報恩感謝ではないだろうかと思います。
 こちらのビデオでも、先生は、仰っていました。
 「学会員同志は、仲良く」と――。
 また、「近隣の方々とも仲良く」と――。
 今回参加されたメンバーは、覚えているだけでも、東京、山梨、富山、愛知、三重、大阪、兵庫から、皆さん意気揚々と参加されていました。
 所要時間は約30分くらいでしょうか。終了して、会場の広間を出ると、電車で知り合った彼女が、たった今、到着したようで、受付のお姉さんと階段を上がってきました。
 「あれー!どうしたの?姿が見えなかったから心配してたよ!」
 と、私。
 声は届かなかったみたいだけど(笑い)、お互いに、「来るとき、電車でね♪ 電車でね♪」と、受付のお姉さんに、「ね♪」「ね♪」と(笑い)。
 そうそう、その時の、受付のお姉さん、新・人間革命にも出てくる方のようで、どのあたりに出ているのか、私もまだ、確認できていませんが、とっても嬉しかったです。私の聞き違いだったら、申し訳ありませんが・・・。とても、親切で、本当に細やかに皆さまにも、お心配りをされていました、素晴らしい女性でした。
 外に出ると、また、山梨のご婦人たちがベンチに座っている私に、声をかけてくださいました。
 「ひとりなの?よかったら、私たちの車で一緒に行きませんか?」
 と。
 とても、嬉しかったですけど、一緒に回りたかったんですけど、タクシー呼んぢゃったから・・・。
 ほんと、皆さん、どこまで優しいの♪(泪)
 道場には、ゴルフ場にあるような、カート(運転手も合わせて4人乗れます)が2台あって、敷地内を案内していただけます。
 みんな、めっちゃ楽しそうに回っていましたよ^^
 思ったことは、一人が苦手な人は、やはり、一人では、こうどうはんいというか、思考も狭くなるように思います。
 それにも増して、タクシーの移動ともなると、不便です。
 一人でも楽しもうとするなら、車で参加が良いです。自在に回れますから。
 高山は、涼しいところですし、曇り空でも湿度も高くありませんでした。
 うまいものも沢山あるし、観光にぶらっと来るには、最適だと思います。
 その後、皆さん、各々に高山を散策。
 
 
 私は、ひとりだと、どうもダメで、そそくさとタクシーで、運転手さんお勧めの、駅前の高山中華そば(高山ラーメンは中華そばのことだそうです,
まぁ、もっとも、中華そばと、ラーメンは同じですけどね 笑)の、大盛りを食べて、帰路に着きました。
 あ、そうそう、ホームで、ちゃ~んと流れていました。
 「自由席は1番車両になります」
 と――(笑い)。
 帰りは、迷わずに、自由席に乗りましたとさ^^
 
 
 
 追伸
 
 今回のひとり研修会の旅・・・。
 本当は、3人で行くはずでした。
 だけど、短気な私は、ちょっとしたことで、一旦、それを白紙にし、だけど、その後に、支部長が、「ハピネスさんに連絡いただいていた『フリー研修参加者証』を本部長にハンコをいただいてきましたよ」と、持ってきてくださって、これは、無駄にはできないよね、ってことで、ひとりで行くことになりました。
 そんなことを振り返りつつ、私は、過去から、こうやって、人と人との「縁」を、自ら断ち切ってきたんだな。
 電車で「縁」した方とも、道場で「縁」した方とも、はたまた、運転手さんとも、さらに、T副総県長とも、せっかくの「縁」を、自ら放棄してしまう、「勇気」の無さ!
 
 誰かが、最近、言ってたぞ!
 
 嫌われる覚悟を持ったら変われるって――。
 その通りだと、心から思い、猛省しているところです。
 
 
 
 
 
 
 
いつも、だらだらと長々しい、当ブログを読んでいただき、誠に恐縮をしております。m(__)m
ともあれ、ぽちっとしていただけたら、ハピちゃんは嬉しいのです♡♡♡あはは


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