わけの分からぬまま40人近い子供達と同じ空間で過ごすことになった長男。


彼にとって、保育園は楽しい場所か否か。


仲間達と時に笑い時に泣くことが彼にとって良いことか

家の中で弟と玩具の取り合いをすることが良いことか…


彼に代わってそれらを体験することの出来ない私には、彼にとって今何が必要なことかは分からない。

ただただ彼にとってスタートしたばかりの保育園での生活がプラスになることを祈るばかりだ。
いつからかわが家で習慣化した、寝る前の『今日は…』

『今日は朝起きて○○を食べて…公園に行って…』というように、その日の出来事を話しながら息子を寝かし付ける妻考案の寝かし付け術。

次男が生まれる少し前、長男が一歳半ぐらいの頃から毎日欠かさず続けている。

そのほとんどは妻が話し、長男と沢山遊べる私の休みの日には私が話したり。

長男にとっても特に印象に残っているエピソードを

『パパ!雪がいっぱい降った時のお話して!』とか

『ゆらゆら(地震)の時のお話して!』と、リクエストがくる時もある。

稀に

『パパ!今日のお仕事のお話して!』という変わったリクエストも…。

そんな『今日は』の日課が終わろうとしている。

なぜなら長男が今月3日に保育園に入園したからだ。

保育園に行く時は、送り迎え以外は息子がそこで何をしているかを息子や先生に聞く他ない。

私達親の知らない、息子にしか分からない息子だけの時間がそこにある。

彼にとって1日の大半を保育園で過ごすようになると
『今日は』の話が出来なくなるわけだ。


着実に親離れの階段を一歩ずつ進んでいく息子に、逞しさと寂しさを隠せない。

限りある息子との時間を、今は何より大切にしたい。
3月11日


日本人にとって忘れてはならない1日。

いや、海外でも沢山のメディアに取り上げられ、多くの著名人が募金活動等を通して支援してくれたあの東日本大震災から丸1年。

今尚家族の無事を信じて帰りを待ちわびる人

もう二度と会えない人を想い、寂しい夜を過ごす人…


そういう人達が居る中で、時には
『独りになりたい』などと言って大切な人を心配させたり傷付けたり…

贅沢な話だが自分にもそんな時がある。

妻にだって子供達や私の顔を見たくない瞬間があるだろう。


人間は無い物ねだりの我が儘な生き物だから。


けれど、この3月11日だけは家族と共に過ごすべきだろうと考え、休みにした。

そして時計の針が14時46分を差した頃には黙祷を捧げようと思う。


黙祷といえば、我が国には終戦記念日にそれを行う習わしがあるが、遠い昔にお国のために闘った人々と同じように、私にとっては震災で犠牲になった名も知らぬ方々の命は重く、そして尊い。

自分が今、大切な人と共に生きられる喜びに感謝をしながら、そんな特別な想いで今日1日を過ごそうと思います。