22:人は不安を煽って他者をコントロールする ③ | 【きぼう堂鍼灸治療院ブログ】 まぁ、飄々といきましょう。 

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「病は気から」 病気は心の状態が身体に現れたもの。

健康を回復するには心の癒しが何よりも大切!

このように考える鍼灸師が、日常や治療の中で感じたことを拙い文章で書いています。

とは言っても、難しいことは考えず、まぁ、飄々といきましょう。(^O^)/

◎この会話は全てフィクションです。

 

 

※:きぼう堂のHP内ブログに似たようなテーマのブログ記事が多々ありますが、新い試みとしてKさんとさる仙人という架空の人物の会話形式で書いてあります。   しかし反って今までよりも解り難くなるかもしれませんが・・・・、 暫く・・・・?ずーっと?  まぁ兎に角、お暇な方は、軽い気持ちでお付き合いください。m(_ _ )m
尚、
ピンク色太字は、Kさんの言葉、普通の文字は、さる仙人の言葉です。

 
 
 

 

前回(1/2)の続きじゃ。

 

Kさん、前回はどこまで書いたかのう?

 

え・・・確か、やっと今回のテーマ

「人は不安を煽って他者をコントロールする」

になったところまででしたよ。

 

 

おお、そうかそうか。

 

ワシが、

この仕組み(自己不信からの不安)を知っておる者が、

自分の考えを基準にして今も人々をコントロールしておるのじゃよ。

と言ったんじゃな。

 

 

はい、そして私が、

 

どのようにコントロールしているのですか?

と尋ねたところまでです。

 

 

よし、分かった。

 

そんじゃ、再開じゃ。

 

大まかに言うとな、手口としては、

はじめに不安を煽って人々の心の視野を狭くさせ思考の方向を狭めるんじゃ。

 

次に自分たちにとって都合の良い考えや価値観を

肩書がある者に言わせて信頼できる正しいものとして人々に示し、

それに人々が自ずと従わせるという方法を使ってじゃよ。

 

 

アメとムチ、摩って殴る、じゃな。

いや、ムチとアメ、殴って摩るの順じゃな。

 

 

例えば、人に良いことと悪いことを両方を伝えるとき、

はじめに良いことを言って、それから悪いことを言ううよりも、

悪いことを言ってから良いことを言った方が、聞いた人は安心し易いんじゃよ。

これと似ておるな。

 

 

なるほど。

 

悪そうな人が子猫に餌を与えるところを偶然見たら、

その人がとても優しく思えますものね。

それと同じですよね。

 

まぁ・・・、似ておるな。

 

 

具体的にどんなことに使われているんですか?

 

こんなんことは日常的に行われておるぞ。

 

毎日流されているCMなんてその代表的なもんじゃろ。

保険会社のCMや薬や健康関連のCM、フャッションに関わること全般がそうじゃろ。

 

商売なんてこういったことを使って儲けるんじゃよ。

 

 

ちなみに、学校、会社、行政、あらゆる組織の中にこの仕組みは入っておるぞ。

医療も政治も経済もそうじゃよ。

 

みんな知らないでその仕組みの中におるんじゃよ。

 

そんでもってな、身近な人間関係にも使われておるんじゃ。

但し、この場合はな、支配する側、される側、お互いが無自覚で「不安」を使っておるがな。

 

 

えええ・・・、なんか怖いですね。


これって気づけませんかね。

 

 

これは分からんよ。

「ねばならない」に縛られた心では気づけんよ。


むしろ、そういった不安を払拭し自分に安心を与えてくれる者として

支配する側をありがたく思えるものじゃよ。

 

 

どうしてありがたく思えるんですか?

 

 

そもそも自分がコントロールされていると露も知らんからな。

自分だけは大丈夫じゃと思っておるからな。

 

しかし、人は万能じゃない。

特に自分の知らないこと、不得意なことになると自ずと不安を覚えるからな。

 

そして、まじめに正解を探し始める。

今ならネットじゃろな。

 

それでやっと自分は探していた正解を見つけたと思うから、

その正解を教えてくれた者に自ずと服従する気持ちになるよ。

 

 

気づく方法はあるんですか?

 

 

ワシのような心が自由な者なら大丈夫じゃ。

 

「ねばならない」が無い者は、他人の価値観を鵜吞みにはせんよ。

あくまでも自分の意志で価値観を選び決めるからな。

 

 

もし示された答えや、自分が探して見つけた答えが

自分にとって本当に納得のいく答えであった場合、

 

その人を信じるのではなく、

その人の示した価値観・考え方に自分の意志で

同意したという自覚じゃからな。

 

 

自分の意志で同意したという自覚、ですか?

 

 

そう、人ではなく、あくまでも考え方のみに同意したということじゃからな。

 

その人が有名だからとか、権威があるとか、自分と親しいからとか、

そういった価値観・考え方とは異なるレベルの要因では同意しないということじゃよ。

 

つまり、純粋に考え方のみを対象に同意するんじゃよ。

だからその人に自分がコントロールされないんじゃよ。

 

こういう人は全てが自分次第という自覚があるんじゃから、

例え間違っても直ぐに修正や訂正し、

いつでも別の価値観・考え方を選ぶ自由と力が自分にあることを知っているから大丈夫なんじゃ。

 

そして、自分の得意でない分野のことでも、

すべて自分の意志で同意した以上、

その人に自分がコントロールされ不利益が自分に起こったとしても、

その人を責める考えを持つことはないのじゃよ。

 

あくまでも自分の人生は、全て自分に責任があるという覚悟があるからじゃ。

 

 

なるほど!潔いですね。

 

 

そうじゃ。

じゃから真剣に考えるんじゃよ。

自分に無責任になり、簡単に他人からの評価や価値観で生きようとは思わんのじゃよ。

 

 

じゃ、コントロールされ易い人はどんな人になるんですか?

 

 

決まり決まった価値観があると思い込んでいる人じゃな。

 

善悪、正誤、優劣、美醜、成否、勝ち負けといったことを大切にし過ぎる人じゃな。

 

物事に拘りが強い人、執着が強い人じゃな。

 

こういった人は、

心が固定観念でカチカチじゃから余裕がない。

心の視野が狭く、かつ近視眼、全体を俯瞰して見えなくなておる。

じゃから心が直ぐに揺れ動かされるてしまうからコントロールされ易いな。

 

 

現に見た目や肩書、立場に弱いじゃろ。

そして他人から自分がどう見られるかを気にするじゃろ。

 

じゃから、自分が褒められること、認められることを望み、

逆に非難されたりすることを一生懸命に避けるな。
 

そしてその反面、

世間とか常識とかを使い他人を評価し裁きたがるじゃろ。

 

しかし、

その世間も常識も自分が勝手に作ったものとは全く気づいておらんのじゃ。

ワシがいつも言う、独善にどっぷり嵌っているんじゃよ。

だから人とよくぶつかるんじゃ。

 

まぁ、こういったところで分かるはずじゃ。

 

 

う~ん、でもこんなのが無い人なんていませんよね。

私だって気になりますもん。

 

 

そうじゃ、現実には殆どおらんよ。

みんな似たり寄ったりじゃ。

 

悟った設定であるワシのような者だけが大丈夫じゃよ。

 

当然、アヤツ(管理人)もまだまだ無理じゃからな。

特にアヤツは女性にめっぽう弱いからな。

簡単に心が揺れ動かされるぞ。まだまだ全然ダメじゃ。

 

はぁ~、女性に弱いなんて・・・、

管理人さんは典型的な煩悩に囚われていますね。

 

 

まぁ、アヤツをイジルとすぐに凹むから、これぐらいでほっといて、

大切なことは、こういった事を知っておることじゃよ。

 

知っておれば深みに嵌らなくて済むからの。

 

そして日々実践じゃ、

一つ一つ「ねばならない」を手放して自分の心を自由にすることじゃよ。

 

 

なんやかんや言っても、結局、そこなんですね。

 

 

そうじゃ。

 

自由な心でないと物事を冷静に見ることはできんぞ。

知らず知らずに誰かの意図に飲み込まれるぞ。

 

 

はい、分かりました。

 

私の場合はイケメンのハニートラップに掛からないように煩悩を手放します。

 

 

そうじゃ、人間にとって異性問題は厄介じゃからの。

くれぐれも注意するようにな。

 

 

あれ?なんか、今話がズレましたよね。

 

 

いつものことじゃ、気にせんでいい。

 

 

つづく

 
 
 

【注意】この話は、Kさんとさる仙人という架空の人物の会話です。全てフィクションですので実在する人物や出来事等とは一切関係ありません。又、書かれている内容の真偽に関しても当方は一切責任を負いませんので、その点を十分ご理解の上お読みください。

 

 

<お願い>
私のブログの一部には「治療中の会話の中で重要な部分だけでも後から思い出せる様にして欲しい」という患者様からのご要望が元で書き始めたものがあります。
従ってそれらは会話の一部分の要約であり、お悩みの内容や会話中の細かい質疑応答などは殆ど省略されています。
そのため、そのテーマについて全く私と会話をしたことが無い一般の人が読んだ場合、意味が通じず誤解を与えることもあると思います。
何卒、その点をご了承の上お読み頂けると幸いです