先日のプチ同窓会。(もう、10日も前の話です)
そこで私のブログを見ていてくれていた旧友が何人かいました。
みんな、何の宣伝もしていないのに、他の友人のブログから飛んできてくれて、
私のブログもチェックしてくれていました。
その中のひとり、彼の名はTみ君。
そんな彼からの質問です。(お互い、少々酔っ払ってます。)
Tみ 「あのよ~、お前さ、脈で診るそうだけど、何でわかるの?
脈って血管だろぅ、手首に血管って何本もあって、それを診るの?
何か全然解んなくてよ~」
私 「いや、脈はな、親指側の血管、
そう。この動脈一本をみてるんだよ~。」
Tみ 「うぉい、うぉい、一本の同じ血管に、指を三本当てて診ても、
血管は一本だから何が変わるんだよ~。」
私 「あのょ!三本当てんだろ。その三本を一本ずつ順番に、
軽く押して血管の浅いところを診て、
次に強く押して深いところを診て、
片手で、6箇所になるだろ。
左右で12箇所診ることになるでしょ~。」
Tみ 「いやいや、同じ血管を、
わずか4~5cmぐらいの幅に指三本当てて、
そんなに違いがあるわけ~?
それが解んないんだよ。」
私 「そう。俺もね、はじめてこの治療を知った時は、
こんなので本当に判るのかよ。って思っていたけどね。
実際にこれだけで、治療して結果を出している先生がいるんだよ。
自分の目の前でそれをやられちゃ、信じるしかないもんね~。
それで、俺も、やれると信じて、見よう見まねでやっていたら、
だんだん出来てきたんだよ。
今じゃ、脈の違い、変化が判るよ。
まぁ、これで飯を食っているから当たり前だけどな。」
Tみ 「そうだよな。知らない奴がやっているなら、
こんなの嘘っぽく思うんだけど。
知っている奴が、実際にやって飯くってんだろ~。
だから、本当なんだろな~。
不思議でならん。
とにかく、気になってしょうがない。
肩とか、悪いところ?にも鍼しないんだろ?
あ~、わからん。」
私 「まぁ、実際俺の治療を受けてみたら、
『あぁーこうやってるんだ。』って解るよ。
何かあったら、何時でも来てちょう~だい。」
Tみ 「うぉ、行く行く。」
Tみ君とは、こんな会話をしました。
皆さんも、Tみ君と同じような感想をお持ちだと思います。
私もはじめはそう感じましたから、仕方ないです。
でも、このやり方は、昔の中国で実際にやっていたらしいんです。
日本でも、古くから細々と続いていたようです。
それを、昭和の初期に我々の大先輩たちが、
中国の古典や、口伝、家伝とかで伝わっていたものを、
分かり易く分析し、体系化し、世に広められたものです。
技術としては難しいので、なかなか伝わりずらい方法ですが、
全国にこの経絡治療をする先生はみえます。
我々現代人には、理解しずらいですが、気や、経絡といった事が、
人々に受け入れられていた昔には、経絡を扱う治療は特別な方法でなく、
鍼灸治療の基本、原点となる方法だったと思います。
彼のように、興味を持たれた方は、一度受けられるとよろしいですよ。
「あぁ~こんなやり方もあるんだな~。」と思って頂けたら嬉しいです。
Tみ君はこうも言ってくれました。
「俺たちみたいな歳になると、
同級生が、こうやって頑張っている姿を見ると、 何か励みになるな。
これからもちょくちょくブログチェックするからな。 楽しみにしてるよ。」
彼に、こんな事を言って貰えるほど、私は、頑張ってはいません。
運良く、良い先生と出会え、すばらしい治療法を教えて貰えたので、
その恩に報いるため、自分の役目を果たそうと、右往左往しているだけです。
でも、旧友にそう言われると嬉しく、また逆に励まされます。
おーい、みんな。
お互い中年、これからも飄々と、自分の歩幅で頑張っていきましょう。
プチ同窓会のもう一つの感想です。
ちょっと、真面目に書いてしまいました。
おしまいm(_ _ )m
PS : おーい、Tみ!
会社のPCで遊んでないように、後ろで部下が覗いてるぞ~。