2018.11.8 入院111日目
今日は11:00からドクター説明です。
朝、パパが沢山の食料を持って母のアパートへ来てくれました。
ちゃーちゃんが食べれそうなお菓子は持って、
9:30 父母病室へ着く。
あ、移植をするSaさんがお部屋移動のため、荷物を片付けています。
寂しそうに、見つめるちゃーちゃん。
10:30 耳鼻科受診。
鼻にカメラを入れるんだってさ。
鼻にピューっと液体を入れて麻酔完了。
カメラを入れます。
麻酔が後から口に流れてきて・・苦ぁ~い。
11:00 面談室にてドクター説明。
主治医のK先生と、男の先生。
移植の話は、命に関わることが多いから怖い話ばかりです。
ちゃーちゃんは聞いたこともない怖い言葉に涙が出ます。
12:30 パパも一緒に3人で最上階のレストランへ行きました。
平日はワンコインのランチがあります。
ちゃーちゃんは念願のワンコインランチ(たらこパスタ)を食べます。
ちゃ:たらこあんまり好きじゃないのに、超美味しい!
13:30 Saさんがお部屋を移動します。
涙でお別れの挨拶をします。
ふ、と見るとベットが一つない・・・
ちゃ:寂しい・・
18:00 夕食はシーフードカレーです。
ちゃーちゃんは嫌いなシーフードを取り除きます。
ほとんどルーだけです・・
19:00 主治医のK先生が来てくれました。
k:今日、怖い話したけど大丈夫?
辛くないようにしますから。
やさしいね。
何気ないこの一言が、ドクターへの信頼に繋がっていると思います。
2018.11.9 入院112日目
9:00 母着く。
あれ?Saさんがいる!
早速Saさん、遊びに来てくれました。
このSaさんのいる風景、いいもんです。
10:00 精神科(1人目)の受診です。
(ちゃーちゃんは前の病院でてんかんのような症状が出たので、今回の移植には精神科が移植のチームに加わることになりました。
精神科は2人体制で、順番に2人の医師が生い立ちから聞いていくのだそうです。)
一人目は若い女性の医師。
小さい頃からの話をずーっとします。
小さい頃の楽しいことを思い出すと、逆に悲しくなる・・
ちゃーちゃんは涙が出ます。
10:30 ちゃーちゃんとウイッグの説明会に参加します。
色々試させてもらい、都度母は写真を撮ります。
←ちゃーちゃんはウイッグに乗り気じゃないから顔が怒ってる。
13:30 精神科(2人目:じじぃ)受診。
教授かなんか知りませんが、最初から上から目線。
”話しているだけで涙が出るのは何で?”
”苦しいのは治療のせいじゃない。
ここにいる患者は皆苦しいのだから一人で泣くのはおかしい。
自分だけが苦しいのではない。”
って・・・
え・・・精神科の資格ありますかぁ?
ちゃ:(お前に何がわかるんだ!)
ちゃーちゃんと母はご立腹です。
15:00 看護師さんが来て、移植のためのお部屋の説明書を持ってくる。
Saさんとは違うのかなぁ・・
ちゃーちゃんの移植は3階のBCRという無菌室になるそうです。
11月20日から前処置で、19日にお部屋の移動。
そうなると、18日に荷物を預けるんですって。
説明書も細かいものでした。
・無菌室の構造
・病室での過ごし方
・感染予防について
・部屋に持ち込めるもの(全て消毒される)
・食べていいもの
・部屋の使い方
・用意するもの
(汚れたものや開封済みの日用品は感染の原因にもなるので全部新品を用意します)
15:30 歯科で抜歯。
ここまでくれば痛くありませんでした。
歯茎の治りもエリートです。
先生に”むしろ治りは早いくらいです”って言われたね。
10階の病室へ戻る途中、ナースステーションが騒がしいです。
人だかりができていて、男の人を囲んで看護師さんが「キャーキャー」言っています。
カメラマンもいます。
母:(誰だろう・・)
その人の前を通って、病室へ戻りました。
母:(あれ?ひょっとして、スポーツ選手のHさんじゃね?)
急いで、廊下へ出て遠くから確認します。
ちゃーちゃんもググってみます。
ちゃ:よく見えないよぅ・・
その後、看護師さんに聞いたらやはりスポーツ選手のHさんでした。
(Hさん・・・数年前に白血病になり、闘病されていました。
今日は小児病棟訪問でいらしたようです。
ついでに?ちゃーちゃんのいる10階へ顔を見せたようです)
看護師さんだけじゃなくて、患者にも触れあわせろー
ちゃーちゃんは移植のこと、当事者として話してみたかったのです。
夜、ちゃーちゃんはH選手にSNSで連絡をとったようです。
ちゃ:S大学病院にいらっしゃいましたか?
私も白血病で移植を受けます。
不安で、何かアドバイスをもらえたら・・と。
H:今日は小児病棟訪問でいました。
ひょっとして、お母さんと通った人かな?
これから大変なことがあるかもしれません。
でも必ずすこしずつ良くなっていきます。
僕も応援しています!
経験した人と繋がることは、ちゃーちゃんにものすごく心強いことだと思います。
退院まで、何回かSNSで相談したり、応援をいただいたりしたようです。