今日は

自分のための記事。

 

大切な気持ちを

忘れたくなくて。

 

この間、

初めて行った

ユーミンのコンサート。

 

自分で詞を書き

自分で曲を作り

自分で歌う

 

徹底的に

自分の描く世界観を

表現しきる

 

それを

45年間続ける人の

意識の中身が知りたくて、

 

彼女のエネルギーを

隅々まで行きわたらせた空間に、

きっとその答えはある、と

思って足を運んだ。

 

TIME MACHINE TOURキラキラ

 

と名付けられた

そのコンサートは

 

これまで

彼女が歴代ツアーで披露してきた

満点の星空見たいな

アイデアの数々を

 

さらにショーアップして

凝縮したコンサートで。

 

日本武道館の中で、

時空と世界を

いっぺんに旅するみたいな

贅沢さ。

 

世界観ごとに変わる

衣装替え(7回以上?)と

ダンサーさんたちの演出に

目が釘付けで、

 

ため息にも似た歓声が

あふれて

感動で心が泡立つ。

 

彼女が

コンサートの最初に、

こう言ったんだ。

 

 

いろんな

私の時代

 

いろんな

私の世界

 

どうぞ

ごゆっくり

お楽しみください!

 

 

2階席までびっしり

超満員の大観衆を前に

 

笑顔でそう言える人生を

歩んできた

 

その時の積み重ね方と

裏側の細部にわたる努力に

もう敬意しかなくて、

 

人への敬意で

涙があふれる

初めての体験をした。

 

アンコールを終えて

会場を去った後、

 

大観衆の拍手は

止むことがなく、

 

もう一回でてきて、

彼女はこんな風に言っていた。

 

14歳の時に

曲を作り始めて

 

本当は歌では

全く自信がなくて

 

でも、周りの大人たちに

君の曲は自分で歌わないと

雰囲気でないよ、と言われて

 

いやいや歌い始めました。

 

ソングライターであることを

忘れないようにしようと思って

 

いつか誰もが知っている

歌を作れたらいいなぁって

思っていました。

 

歌に自信がなかったもんだから

ショーアップに走りました(笑)

 

そして近年、

 

ああ、

私の曲みんな知っててくれるって。

 

あの時の夢が、、

 

叶ったんです。

 

今の私の本当の夢は、「続けること」

 

こんな素晴らしいアンコールに

甘えさせてください。

 

一緒に歌ってくれますか?

 

やさしさに包まれたならを

大合唱しながら、

 

一人の女性が作り上げた

世界観が、いつしか

 

聞く人の心を揺さぶり

大勢の人が涙していて。

 

その人の人生の歌として

その人の人生の原風景として

その人の文化となっていく様が

 

たまらなく美しく、見事で。

 

曲の合間に、

 

 

しあわせです!

ありがとう!

 

 

思わずそう言ったユーミンの言葉に、

私の隣に座っていた

50代くらいの女性の口から

うっ、って思わず声が出て

涙が溢れて、何度も拭ってた。

 

誰かが魂の底から

しあわせになっていて、

 

そのしあわせな姿に

涙が溢れて止まらない人がいて。

 

魂の奥底で繋がって

震えている光景。

 

なんだろう

なんて言ったらいいんだろう

 

全然わからないけど

 

ここに

 

人間の美しさと

人間の可能性が全部

 

ある気がして

 

心がじんじんして

言葉がなくなった。

 

こんな世界を見せてくれて

本当にありがとう、って

 

心から思った。

 

まるで集大成みたいなツアーで

引退か、と心配するファンに

配慮して、茶化しながら彼女は言った。

 

こんなもんじゃ

まだまだ終われませんよ!

 

まだまだ

聞いてほしい曲

見てほしいショーのアイデア

たくさんあります!

 

会場いっぱいの嬉しそうな拍手

が、その言葉を包んでた。

 

45年間、

第一線を走り続けてきた人の

ピュアなバイブレーション

 

自分の好きを貫き続けた

底抜けの表現のエネルギー

 

それは幾重にも広がり

世界を、文化を、変えてゆく。

 

心に思うこと

胸に感ずること

 

諦めずに

全ての色に音に言葉に所作に

表し出してくれて、ありがとう。

 

彼女が

彼女自身にかける

深い愛に

 

彼女が

彼女の好きな世界にかける

熱量に

 

会場全体が包まれていて、

言葉に尽くせぬ

至福の世界だったんだ。

 

 

存在してくれて

ありがとう。

 

 

多分、

この言葉を

地球から世界から

全ての人は

受け取って生きていくんだ。

 

多分、ずっと

生まれた時から

響いていた

 

存在してくれて

ありがとう

 

を、

 

泣いたり

笑ったり

迷ったり

焦ったり

喧嘩したり

恋したりしながら

 

受け取って

歩いていくことが

 

生きるって

ことなんだと

思ったんだ。

 

うん。
 

人間の

惜しみない愛にふれて、

 

帰り道、

風に吹かれて夜空をずっと

散歩していたいような

 

幸せな夜でした。

 

 

 

日常の実践などインスタ配信中にこっ

@kiboucanon