旅先で入った

美味しいと評判の

回転寿司屋さん

 

地魚やマグロ

お店イチオシの品が

並んでいて

 

隣の席から

可愛い声が

響いてきた

 

コーン!

コーン!

 

テーブル席で

3歳くらいの女の子が

コーンの軍艦を熱烈リクエスト

 

細身で

丸いメガネをかけた

優しそうなお母さん

 

あの、

あの、、

 

恐縮した小さな声を

勇気を出して遠くに

飛ばすように

 

職人さんに

声をかけていて。

 

コーンの

あの、こんな

(って指で輪っかを作りながら)

巻いたの、

お願いします。

 

注文できて

ほっとしたお母さん、

 

お魚以外

注文しずらい、、

 

切なそうに

眉毛をさげて

ご主人に言いながら

少し憂いを含んだ

照れ笑いを浮かべていて。

 

何気ない光景なんだけど、

彼女の人生が、

 

そこに走馬灯のように

見える感じがして

 

その繊細さで

色んな人の気持ちを

くみとりながら

 

なんども辛い場面も

あっただろうし、

気を遣いすぎて

立ちすくむような気持ち

になったことも

あったかもしれない。

 

それでも

一人の子どもを

逞しく育てようと

一生懸命生きていて。

 

それって

 

本当に、

 

すごい

ことだなぁ、と。

 

旦那さんも

うんうんって

お鮨食べながら聞いていて

 

2人でなんだかんだ

あれこれ話ながら

未来のこと考えながら

この子を育てていて

 

当たり前のこと

なんだけど、

 

そんなことに

思いを馳せたら

 

目の前でお鮨を囲んで

黙々と食べている

その家族が、

 

とても美しいというか、

その足跡を含めて

敬意が胸にこみ上げるような、

 

そんな気持ちになりました。

 

人生の途中

 

あちらを立てたり

こちらを立てたり

時にはぶれたりさまよったり

でもそれじゃだめだ、

私はどうなんだと

矢印を向けてみたり

 

それでも投げ出さず、

自分の人生を生きてゆく。

 

その背中は、

私には美しく見えて、

 

それも含めて、

人間のどえらい魅力じゃないかと、

本当に思うのです。

 

何が伝えたい、って

訳じゃないのに、

 

この気持ちも

ブログに残しておこうと

思いました。

 

週末、近場に旅行に行って、

一番脳裏に焼き付いたのが

この光景で。

 

他にたくさん楽しい時間も

あったけれど。

 

でも、やっぱり

私が好きなのは、

人の心の風景なのだなーと

改めて思う時間でした。

 

 

カノン

 

 

日常の実践などインスタ配信中にこっ

@kiboucanon

 

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noteという媒体でも書いています。

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何も役に立たない私の日常話なので、

お好きな方だけ、どうぞにこっ