貴方も99%セブンイレブンに、マインドコントロールされています。 ① | セブンイレブンの改革(錬金術)

セブンイレブンの改革(錬金術)

セブンイレブンは何故創業以来40年も増収増益を続けられたのか、その一方で何故多くの加盟店が閉店して行くのか、実態を直視しコンビニ事業の健全化を解き明かします。

「そんな馬鹿なこと有るわけない」と考える貴方は既にその可能性が高いといえます。  私もつい最近まで同じように考えていました。 一部上場の優良企業であると信じて、7年間「企業の社会的責任・経営の透明性・会計処理の適正化」を求めて、セブンイレブンに直訴を続けてきました。 しかし、セブンイレブンを一流企業と信じることが既に誤解でした。

ある時、「不正会計や偽装会計とは何事か!資料は虚偽の事実であり誤導だ。」との怒りの通知書が届き、財務担当最高責任者が態々甲府まで話合いに来るとのこと。 

会計の話しが聞けるものと期待し「私の資料の何処が虚偽の事実で誤導なのか」尋ねたところ、
驚いたことに、財務担当常務でさえ口からでたのは(カルト)教義のみで、「全ての加盟店は教義(契約書)を信じて努力している。 我々もこの教義(契約)に従って忠実に会計処理している。 これを信じない貴方の言う事は聞けない。」との返事。

その後何度も通知書により、会計処理の正当性について説明を求めましたが、有価証券報告書の非公開を含む隠蔽により、経営の透明性は失われました。
それでも、
テレビを点けると、毎日うんざりするくらい流れてくるCMで、日本社会では、すっかりセブンイレブンは優良企業との価値観(マインド)が出来あがっている。

しかし、優良企業の収益にしては余りにも他を圧倒する。 セブンイレブンの単品管理や業務改革では到底この異常収益の説明はできない。

著書 「 鈴木敏文の本当のようなウソを見抜く 」 で 「 セブンイレブンのもともとの発祥はアメリカだが、鈴木氏は創業時にその会計システムを導入した以外は、総ての仕組みを日本でつくり上げ、単品管理に代表される独自の経営学を確立した。」と述べています。  

しかし、この言葉が鈴木敏文の本当のようなウソの始まりでした。
セブンイレブン ・ ジャパンの会計システムは本家の米サウスランド社の会計システムとは全く異質のものでした。


そしてこの違いこそ、日本式フランチャイズの不正会計の総てであり、本部側が異常収益を計上し、その一方で加盟店経営者側を疲弊させ、家庭崩壊を招き、悲惨な人生へと導く日本独自のシステムです。


セブンイレブン創業後暫くして、幹部クラスが引き抜かれたら自慢のノウハウがもれて大変ではないかという危惧に対し、鈴木氏はこう豪語したと言う。

「 俺を連れて行かない限りは大丈夫だ 」 セブンイレブンの全ノウハウを持っているのは自分だけだと言いたかったようです。
      ( セブンイレブン残酷物語・ 関根十九光著より )

ところが違いました。 セブンイレブンには日本式フランチャイズの不正会計と、高率チャージ料以外に独自のノウハウは何もありませんでした。


カルト組織からの脱却は結局のところ信者(本人)の信仰心の抹消に尽きます。

1.本人が事実を把握(気付く)こと。
2.教典(加盟店契約書)の矛盾を解説する。

の二点が有効と思われます。 従いまして今後しばらくは、カルト組織としての認識に立ち、過去の記事について見直しながら、この問題をテーマに取り上げてまいります。