失礼します。久々に、ドラマの感想をちょこっと。



「嘘の戦争」、久々に草なぎ氏のドラマっぽいのが来たなぁって感じでした。


あの「銭の戦争」のシリーズ作と銘打たない方が良かったのでは・・・


今までちょっと酷いドラマが続き過ぎました。



このドラマは、細かい事は抜きにして(なんて便利な言葉)、毎回必ず復讐を遂げたいターゲットがいて、そのターゲットが犯した罪の重さや人間性に比例した罪が下るという分かり易さが良かったです。


毎回、そのターゲットが犯した罪と、主人公がどれだけそいつに傷付けられたかで、「こいつはガツン!とヒドイ目に遭わせたほうがいい!」とか、「うーん、この人にはこの人の事情がありそうだ・・」などと思いながら、その感じてた通りの結果がその人間に下ってくれる気持ち良さ。六車や会長は2、3回死んでもいいくらいですが。

そして時に感動もあったりで、ドラマとしてなかなか良かった・・・良かったのですが・・・、私めは毎回草なぎ氏の顔面芝居が気になって気になって仕方がありませんでした・・・

確実にパワーアップしている・・・



影響を受けやすい草なぎ氏、まさか本当に倍返しのお芝居を手本にしているんじゃ…なんて本気で考えてみたり。その眩しい目、やめなさーい!

倍返しさんは、以前「お芝居には頭で演じるタイプの役者さんと、心で演じるタイプの役者さんがいる」ということをテレビで言っていたことがあり。「自分は完全に頭で演じるタイプの役者である」と。

どちらが良い悪いではなく、どちらのタイプがその人に合っているかだと思うんですよね。

私めは草なぎ氏はあまり頭で考えた芝居をして欲しくないなぁというのがあり、今の芝居がどちらなのかはよく分かりませんが、でもどちらにしても自然じゃないな、という違和感を常に感じています。

私めは自然なお芝居を至って自然に演じる役者さんが大大大好きなのであります。

何となく、フードファイトの頃の草なぎ氏を見返してみたりして、今観ると、滑舌の悪さにおぉっと思いつつも、その真っ直ぐな芝居に深夜に芋焼酎を飲みながら一人涙を流したりして。


でも世間では、「草なぎさんはイイ役者になった」と、昨今の芝居の評価は上々のようで。


世間に受け入れられてなんぼ・・・。評価が上がれば仕事にも繋がるはず・・・と、毎回その淋しさと悲しさを芋焼酎で流し込んでやって来た第九話。


あぁ神様。まさかの九話での覚醒!!!

ここで覚醒って、もうあと最終話しかないじゃないか・・!と思いつつも何度見返したでしょうか第九話。

何度観ても泣けます。

なぜか不思議と顔面芝居から解き放たれている九話の草なぎ氏(若干冒頭には気配アリ)。

折角こんだけいい芝居してんだからもうちょっと受け止めてよ大杉さんよ、と大杉さんの方にツッコミを入れたくなるほどに。(あの二人と娘さんのシーンは、次の日一重になるレベルで泣けるのですが、大杉さんがもうちょっと重めの芝居ともうちょっと感極まったウルウルを出してくれたら、次の日目が消えるくらいのレベルで泣けると思います)


結局最終話の草なぎ氏は九話以前の草なぎ氏に戻っていましたが、ドラマそのものはとても面白かったです。

やっぱ娘を小屋ごと爆破しないとあのオッサンは泣かないね。すんごい泣き喚いてくれてあぁスッキリです。(「ホンマにスッキリや!」という歯みがきのCMを今無意味に思い出しました。当時モノマネのおはこでした。という無意味な思い出。)


それにしてもドラマのオープニングの草なぎ氏がカッコイイ。


いつものように、自分の思いだけを勝手にぶちまけてしまいました。

失礼いたしました。