きのうはいろいろな記事が出て、多くのポストも流れました。

 

 

引用

観劇客によると拍手、スタンディングオベーションも起こった。ファンからは「堂々としていた」「せっかく舞台に戻ったのだから、精進して」などの声もあがっていた。

 

最初の挨拶もカーテンコールも一切亡くなった方のことには触れられず、謝罪は演目が変わったことについてなど。そして理事長挨拶は観客から爆竹拍手(観客席中央あたりかららしいです)もあり、ヘアアイロンの件のソロパートでもさかんに爆竹拍手があったと、行った方たちのポストにありました。そして最後はスタンディングオベーション。

 

考えてみたら、行きたい方が行っているのでこのような観客の反応は当たり前なのでした。普段の観劇を考えても、会の通達であれこれ決まっていることが多い(私は会に入っていないので、知っていても指示に従ったことはありません)のですから、今回は推して知るべし。

 

今後ずっと会主導で爆竹拍手、声援、感涙の舞台は続くのでしょうね。そして世間は会の存在もチケットの実態も知らないので、記事だけを読み宝塚ファンとはこういうものだと思うでしょうね。舞台をやっているジェンヌさんたちは、目の前の拍手に力をもらってやっていくのでしょう。

 

なんだかとても宝塚歌劇団らしい光景だと思いました。

 

劇団の対応を見て、たぶん大切命を失う(あるいは失いそうになって去っていった)のは初めてではないだろうなと感じています。亡くなった一報を受け即座に体調不良の貼り紙をして舞台の幕をあけた、動揺、混乱など1つもなく事が進んでいった。たぶんこれまでも何かしらあったのだと思います。たまたまあのとき報道されてしまった(しかも地方局1社先導)。対応が遅い、不適切だと思っていましたが、実はこれまでと同じ対応(なかったことにする)をしてきただけだったのでしょう。

 

ご家族の手記のこの部分を思い出します。

 

「今更ながら、2年半前にヘアアイロンによる火傷があった時に泣き寝入りせず、声を上げれば良かった、昨年2月に劇団がヘアアイロンによる火傷の事実を「事実無根」と発表した時に抗議すれば良かったと、後悔してもしきれません。
いずれにしても、事実は隠蔽され、娘の居場所は無くなっていたかもしれません。けれど、声をあげておけば、娘の命は救えていたはずです。」

 

ーいずれにしても、事実は隠蔽され、娘の居場所は無くなっていたかもしれません。ー

 

この部分の重さをずっと考えています。