たとえば「某政党のバイトご苦労様」「人権派、フェミ団体絡みの宝塚叩き」「外野がとやかく言うな」と知らない人から返信されたら、ネットでの被害相談できるのだろうかとやってみようとしたのです。某政党も人権派もフェミ団体も悪口にはあたらないので、説明が難しいと思いました。
フェミニスト団体は本当にたくさんあって、こちらのサイトに網羅されています。
相当数あるフェミ団体がなぜ宝塚歌劇団を叩くという発想になるのか、返信をつけた人たちの根拠はわかりません。
フェミニズムと宝塚歌劇団を突き詰めてしまうと、宝塚歌劇団の基盤がくずれる危険性があるのでここではあまり書きません。(女性のみで演じていますが、トップは必ず男役で宝塚はトップ制なので娘役はどうしても下という位置づけになるかと思います。女性がやっているのにこの構造はいかがなものか、と言い始めると終了します。)
そこで「フェミ団体や支持政党の所属などのそれぞれの思想信条を観客側に問うのは大きな誤りである」という視点に変えて書きます。
もともと宝塚歌劇団は娯楽施設として誕生しています。子どもも大人も、比較的安く家族で安心して観られる生活に密着したエンターテイメントでした。
ほかよりチケット代が安いのも、高級ではなく生活の中にあるという点を重視したからだと読みました。(本が手元にないので書名はいずれ)
最近ネット記事引用などに「宝塚ファンでもないくせに」と返信されて「どういうのが宝塚ファンなのか」と考えるポストを多く読みました。宝塚歌劇は何度も書いていますが、阪急阪神HDのエンターテイメント部門で、万人に開かれています。バスツアーもあり、修学旅行の行程にも組み込まれ、舞台を観なくても観光名所として来訪者は多いです。一般には、舞台は有料ですが「有名な公園と」さほど変わらない位置にあると思います。
そういう場所で何かが起こった場合、記事引用したり意見を持ったりするのは当然です。ファンかファンでないかを分けること自体が無意味と思います。そしてファンだと本人が言っているのに、ファンでないと他人が言うのはもっと無意味です。他人には決められないことだからです。ましてや、ファンや記事引用の人たちの思想を問う発言は全く筋違い。宝塚歌劇団のこと以前に、どんな場合も他人から思想を問われるいわれはなく、どうかしているとしか言いようがありません。
こんなに突っ込みどころ満載だと、ぱぱっと書きましたがこのたくさんのポイントを全部理解いただけるか心配です。
そういえばきのう職場で「宝塚のひとって変わってるよね」と言われました。
「Xでファンがファンに『あなたファンではない』と言い回っていたけど、普通逆じゃない? 多い方がいいんだから1回観てだけでもファンて数えない?」
確かに。公称ファン数はむしろ割増にするかも…。何がしたいのでしょう。