きのうの夜久しぶりにネット記事が出ました。

 

ー「3月28日に宝塚歌劇団が緊急会見を開き、これまで否定していたパワハラ行為が14件あったことを認めました。また、遺族側と対面して謝罪し、合意書を締結。しかし、その対応の遅さや、会見で“悪意がなかった”という発言に批判が集まりました」ー

 

 

集合日は噂通り5月7日なのでしょうか。

集合日に退団者が発表になるのはいつものことなのですが、劇団が会見で「現体制のまま再開します」と明言しているので、こんなふうに書かれても仕方ありません。劇団にとっては「トップがそのまま=現体制」だったのでしょうけれど、ごく一般的に現体制というのは「誰もメンバーが変わらない」と取りますからね(もちろん記者は劇団の言う現体制の意味はわかっていて、あえて書いているはずです)。

 

先日ここに「ここに至るまで、そして亡くなった前数日間何があったのか、間近で見ていた劇団員たちが恐怖や疑問を抱くことなく稽古し、胸を張って舞台に立てることを願っています」と書きました。

 

集合日は稽古開始日です。

悪意なきパワハラ行為をしていた人たちは特別に指導を受けて、パワハラ行為を理解したでしょうか。

 

もしこれが学校で、パワハラ行為者たちがそのままいるクラスにそのまま通学することになったら、どうでしょう。何が行われてきたのか、見てきた生徒たちはパワハラ行為者たちの存在だけでしんどいはずです。

もしこれが会社で、パワハラ上司たちがそのままいるところに同じ状況で勤務しなくてはいけなかったら、私なら存続させている会社の意識を疑います。

 

大前提としてパワハラ行為者たちと被害者は物理的に離さなくてはいけません。今回亡くなった方は1名でしたが、そのほかの人たちに「これまでなにかあったのか」は調査されませんでした。ヒアリングは亡くなった人についてのみ行われたので、調査書はその関係者だけのもので、もしそのヒアリングでほかの被害を訴えていても反映されていません。さらにパワハラ行為を見ていた人たちも心理的被害を受けていると考えるのが普通です。だから被害は1人だけではない、と一般社会なら判断されるはずなのに…。いや、真っ当な考えの会社なら、1人いたのだからほかはどうだろうと危機感を持って全体調査をしませんかね。このような事件があとからあとから出てきたら会社がもちませんよ。だから未然になんとかしようとするでしょう、ちゃんとした会社なら。

 

稽古が始まります。

悪意ないパワハラ行為はが無自覚に繰り返す危険性が高いです。なぜなら本人からは正義であることが多く、また本人の性格などが大きく影響しているからです。

 

特別な監視体制に置いてほしいと思います。

特にlineなどでのやりとりは24時間の暴力と化します。

自分がターゲットになったらじっと我慢して、次のターゲットに替わるまでじっと待つ。ターゲットにならないようにひたすら身を伏せて耐える。

そんな現場ではありませんように。

 

今信じたい方を信じてしまうと、SOSが見えなくなります。ひとりひとりの健全な心身が守られることを、とにかくまずそこを願っています。