今朝出たネット記事です。

「現在62人いる宙組生のうち、何人出演するかは、後日発表される。再開にSNS上では「待ってました」「応援します」と歓喜するファンがいる一方で、「時期尚早」「一周忌まで待つべき」との声も上がっている。」

スポーツ報知

 

スポーツ報知は公式Xでも「ついに、宙組が6月の公演再開を発表しました。ショー1本のみの上演に変更ですが、果たしてどんな空気感の中で、62人中、何人が出演するのか…
」と書いていて、なぜか人数に言及しています。何か知っているのか、それとも劇団から発表がないので注目しているのか、不明です。

 

「宙組上層部がそのままの形で組続行」と決定されたときから、ほかのメンバーには選択肢が残されていないのではと思います。舞台に立ちたければ従うしかなく、これまでの経過を一番よくわかっているのですから、上層部に反抗するわけにはいきません。退団は数が減り、組にとってはマイナスなので、踏み絵の形でこのまま退団者はなく、診断書のとれる病気や怪我を理由にお休みする、しかもそれはあらかじめわかっていても舞台当日ちょっと前発表ではないかと予想します。

 

ところで記事には賛否両論の声とありました。ヤフコメはそれはもう非難の嵐です。あれを組織のバイトと公言するポストがありますが、それぞれ個人のハラスメント行為に対する思いがこもっていて、どこかのコピペ反論とはわけが違います。一夜明け、とても非難の声の方が大きくなっているのを感じました。

 

あらためて最後の会見で出されたご遺族の手記を読み直しました。プレジデントオンライン記事最後のページに全文載っています。

 

このページです。

 

会見のときに辛すぎてあまりよく読めていなかったのですが、改めて読むと当たり前なのですがご遺族の後悔(この言葉よりもっと痛切な思い)と、劇団の対応を許しはしないという心の底からの叫びのようなものを感じます。だからこそ合意したけれどあの経過を書かれたのでしょう。

 

そして遺族側弁護士会見ももう何度も通しで聞いたのですが、2カ所思い出しました。1つは亡くなった方の処遇についての質問に対して、「劇団の公式HPなどになにかしら出るのではないでしょうか。こちらではなにも」(大意)と回答しています。それからパワハラ行為者の処遇についての質問には「こちらからどうしてということは一切ありません。あとは劇団側のことなので」(大意)と言っていました。つまり「遺族側からは特に何も求めたことはなく、あとは劇団・阪急阪神HD・阪急電鉄の側の問題で、それはあちらがやることでしょう」ということです。

 

やるのはあなた方ですよと遺族側から渡された宿題を、劇団・阪急阪神HD・阪急電鉄はやりましたか? 

 

きのう多くのポストを読みました。

「自分の職場ではハラスメント行為は〇〇××の処罰なのに、宝塚歌劇団は何もないんですね」というポストをいくつか見て、確かにパワハラ行為を組織が認めたのに現行体制のまま発進はあまりないケースだと思いました。

 

学校で学年主任と副主任がパワハラ行為(学校はそれを認めた)をし、一人亡くなり新学期を迎えて学年主任と副主任が何事もなくそのままの役職でいたら、大問題です(生徒でなく先生にたとえたのは、今回のパワハラ行為者が30歳過ぎの大人だから)。これはヤフコメで非難されても仕方がないです。一夜明けてその思いがますます強くなりました。

 

「前回のステージで羽根を祝えなかったから、今度はお祝いね」というポストもありました。過呼吸起こしそうになりました。そういう気持ちの人もいるのですね。反論はいたしません。何もかも人それぞれ。

 

ファンではない目からみると、「舞台再開おめでとう」でご自分の写真を出しているOGさんは宣伝行為にしか思えません。たぶん逆効果ですけれど。

 

いよいよ終わりの始まりです。