こちらの動画を使って劇団側会見の質疑応答部分の概要を書き起こしました。気になるところは分数をいれてあるので、直接聞いていただきたいと思います。

 

 

 

出席者紹介 司会阪急電鉄広報

阪急阪神HD社長 阪急電鉄 宝塚歌劇団理事長

 

挨拶 

・阪急阪神HD社長からお詫び

・合意書締結についてご報告

  本日ご遺族と面会し謝罪した

  心より謝罪します

着席して説明 5分10秒頃

長時間労働、過重な負担、職場における様々なパワハラ

無自覚、無配慮な運営など認め謝罪した。今回のようなことが起こらないよう全力でやっていくことを誓った。痛切に反省している。

 

・合意書について説明

文書読みあげ

https://kageki.hankyu.co.jp/news/pdf/20240328_003.pdf

 

・今後の再発防止の取り組みについて

過密スケジュールを放置し、行き過ぎたハラスメント、互いを尊重することを教育してこなかった運営の怠慢、痛切反省している。全力で改善に取り組んでいく。

別紙2の読み上げ

これらが一朝一夕でできるとは思わないが、すでに進めて行っているところである。

 

・劇団改革のサポート体制整備30分20秒頃

別紙2の4の読み上げ

創業時理念、価値の源泉は人である 最高のパフォーマンスを発揮する環境を整えることが責務だった。深く反省している。伝統という言葉で現実に目を背けるのではなく、失った信頼を取り戻し、新しい宝塚歌劇団に生まれ変わったと言われるよう全力で取り組む。ご遺族に心からお詫びする。ファンのみなさんにも深くお詫びする。

 

34分から

読売新聞

・14項目との自殺との因果関係

原因を1つに特定することは難しいが、過重な労働、パワハラスメントを行ったこと、負担を強いる運営を行ったことについて謝罪した

・合意に至る転換点は

協議の中でご遺族からの提供の資料、ヒアリングの過程において厳しい叱責に仮に悪意はなかったとしてもハラスメントにあたるという認識が劇団員になく、わたしたしも教えていなかったことを改めて認識した。組織風土を現代にあわせて変えてこなかった責任は極めて重い。ハラスメントを認めるに至った次第。

・上級生はどういう行為を認めたか

謝罪の内容、誰が謝罪したかは回答を控える

ヒアリングの結果悪意があったものとまでは言えないと感じているが非常に大きな影響を与えこのような結果に至ったことは深く反省し、認識し、謝罪を行っている。

 

共同通信

・証拠があるならお見せいただきたいの発言について

非常に恥ずかしく申し訳ない

ご遺族の思いに至らず反省している 大変失礼なことをした

・半年という長期化について

ご遺族との協議を重ねていく中で詳細を確認していたため時間がかかった。ご遺族の資料を精査することを最優先にした

・大江橋法律事務所の報告書について

調査結果として11月に受け取り、最終的にはご遺族からいただいた資料とヒアリングでハラスメントを認めた次第。

 

朝日新聞

・合意に至るとき難しかったところ

交渉詳細はご容赦をたまわりたい

・阪急として運営の責任は

仮に悪意はなかったとしてもハラスメントであるという気づきを団員に教えていなかった痛恨の極み。時代にあわせて変えてこなかった、怠慢のそしりは受け止める

より良い歌劇団に生まれ変わらせることが責務

・宙組の今後

今後一定の時期がきたら発表したい

 

ラジオ関西

・内部ヒアリングについて

昨年から各組ヒアリングしている

足りなかったことを実感しているので継続してヒアリングしたい

継承すべきところ、改善すべきところを予断を持たずに検討したい

 

スポーツ報知

・宙組の現況 50分13秒あたり

宙組生は任意レッスン中

心身の負担があるもの、公演をやりたいもの、思いは様々

時期はここでは言えないが早い段階でご報告できるようにしたい

・妹さんの劇団非難の手記については

本日ここで私の方から報告できることはございません

今後報告することがありましたらお知らせします

 

〇〇新聞

・パワハラの認識について

パワハラの認識はございます

行為者のヒアリングでは悪意があって行われたとは言えないと感じているが、資料等考え協議していくうちに、これらはパワハラであると認識した。

・安全配慮義務違反の主体は

業務委託契約だったけれど充分配慮すべき義務があったにも関わらず、しなかった。主体は宝塚歌劇団にあると考えている。

・死亡との因果関係

重大な結果になったことについては責任を感じているが、原因を1つにするのは難しいと考えているが、(以降責任の3点を繰り返す)

・劇団上部の責任、処分について

今後ガバナンスの再強化などで責任を果たしていく

・劇団の法人化、組織としての透明化について 

57分50秒

現時点でお答えできることはありませんがご指摘のようなことも含めまして予断を持たずに幅広く忌憚なく議論を進めていきたい

 

時事通信

・処分の追加

検討はしていない 再発防止に向けて取り組む

・HDと劇団の関係性について

反省点は現場任せだったこと

現場に対する無理解、意見の吸い上げがなかった

前例を踏襲しながらそのままやってしまった

改革の意識すら持てなかった

これらの背景は過密スケジュールにあった

電鉄、HD、歌劇団3者で力を合わせてやっていく

 

読売テレビ 1時間2分

・上級生はパワハラを認めているか

こういうことが大きなプレッシャーになったことについては認識している。悪意はないと我々は感じている。1つ1つの叱責がパワハラにあたることを知らなかった、我々が教育していなかった、管理できていなかったことが大きな問題だ。責任は劇団にある

本人たちも苦しんできた 自覚してもらえるようにハラスメントだとかハラスメントではないとかきちっと教育していかなくてはいけない

・前例の踏襲について

前例踏襲というか、日程過密の中少しでもよいものをお届けしたいと精一杯やってきた中で、組織としてサポートを怠ってきたのが一番の原因。

 

フジ?テレビ

・全項目のハラスメントを全面的に受け入れたのか

まとめて14にしているのでどの項目がどうこうというのは難しい。14においては合意をしたとご理解いただきたい。

全面的ではなく、あらたに14項目において合意したと理解していただきたい(追加質問に答えて)

・上級生の反省の弁を具体的に

個人の心情による謝罪なので回答は控える

・解決金

交渉の内容なので回答は控える

 

産経新聞1時間8分あたり

・上級生の謝罪についてと認識について

手紙で謝罪 遺族と協議の上そうした

ヒアリングの内容については控える

・新人配属

各組回り配属実施

(どの組がどうとかこの場では申し上げられないが)

正式な配属は1年後

 

デイリースポーツ

・何名の謝罪か

具体的な人数は回答を控える

在団している劇団員につきましては本日渡した

原本を渡すことができなかった1名は後日

・宙組の待遇

反省をしており劇団員もスタッフも半年間がんばってきてくれた。日々稽古と公演にがんばってくれているそういう状況、今後時期がきましたら公演を再開したい。現段階では今の体制でぜひ再開したい。再開目途は時期がきたら。決して引き伸ばそうとか考えていない。

 

毎日新聞

・再発防止策

再発防止策は劇団としてつくったもの

組ルールなど、すべてがおかしいということではなく、伝承のために必要なものも含まれている。不必要なものを予断を持たずにいろいろな観点で見直ししている。非合理的なものは廃止予定。現段階では組によって進捗度は違っていて、できている組、できていない組さまざま。

振り写し、お声がけはそのものが悪いのではなく、おかれた状況、受け取る側の状況や経緯があって当該行為がハラスメントになるかどうかということなので。

 

日経新聞1時間19分57秒くらい

・合意文書

「加害者と書いていないが加害者という認識はないのか」

上級生は加害者という意味ではなくて事実を書いているだけ

こういうことをしたという事実についてはこの通り、理由は阪急が教育していたらおこらなかった、叱責がハラスメントと認識しなかったのは我々の責任、すべての責任は我々阪急・劇団にある。

「かばっているという指摘について」

甘んじて受け止めるが客観的にヒアリングをした結果である

ご遺族に対する思いが至らなかったことがすべての原因である

「角会長について なぜこの場にいないのか」

宝塚歌劇団の管理をしていかなくてはいけないのは、阪急電鉄なのでわたしが説明している。

「役員報酬」

数字についての説明 自主返納は処分と同じと捉えてもらっていい

 

読売新聞

・死亡との因果関係について 14のどれかが死亡を引き起こしたという認識か?

(劇団の責任について繰り返す)

(原因を1つの特定にするのは難しい と繰り返す)

・上級生の処分など

人数や個人については回答は控える

個人が特定されるので控える

劇団・阪急に責任があるので

 

日刊スポーツ

・ハラスメントの認識に気づきについて 

悪意はなかったとしてもハラスメントの気づきが劇団員になかったという意味である。ハラスメントについての研修は始めたばかり。

・遺族側について

合意に至ったので詳細は控える

・稽古でハラスメントの気づきの影響はあったか

気づきは劇団全体に広がっていかなくてはいけない

浸透していくようにしていきたい

・宙組再開の目途

年内にと考えている

遠くない将来と考えている

 

毎日放送

・今後の遺族とのやりとり予定

直接やりとりはこの件についてはない

妹さんの在団についてはあるかもしれないが、それ以上はコメントを控える

 

朝日新聞

・歌劇団の改革

時間管理の強化 朝6時から24時まで入館可能を朝8時から23時までにする

・アドバイザリーボード

4月から開始 頻度は未定 1年を考えている

・組織改革

現状、改革の進み具合は劇団の方から体制強化して発信予定

 

神戸新聞

・14項目について 15から追加統合で14という認識でいいか

再度整理し直したのでどれを追加、省いたというものではない。

・上級生の処分1時間39分あたり

(劇団の責任を繰り返す)

・同じ状況下で劇団員がハラスメントに気づけるのか

経営側の認識が甘いので組織全体で改革に取り組む

カウンセラーを増やす、制作スタッフを増やす、研修の機会を増やす などをして気づきができるように

 

ABCテレビ 1時間43分あたり

・なぜ上級生は手紙なのか

阪急・劇団に責任があるので直接謝罪した

行為者と言われている劇団員が手紙で謝罪をしたのは、ご遺族と協議をしている中でそうなった

・直接謝罪したいという上級生はいたか

交渉の詳細についてはご容赦を

 

時事通信社

・なぜ宙組で起こったのか

宙組の問題ではなく歌劇団全体の問題と考えている

・どの組でも起こり得た悲劇だったのか

このようなことはあってはならない

歌劇団全体110年のなかで受け止めてやっていきたい

新人公演の長は7年目がやり、1人が怪我のため今回2人でやることになりそこを歌劇団として指導できなかったためであると考えている

 

ーまだ質問していない人はとアナウンス

 

毎日新聞

・追悼行事など

ご遺族とは話していない 我々が勝手にやれない

きょう合意がなったばかりなのでそれ以上のコメントは差し控える

・劇団員がやっていた小道具などはだれがやるのか

演出助手、小道具担当の会社などに分散

・10公演から9公演になった反応

劇団員からは今までよりはやりやすくなったという声がある

全員の声を聞けていないが。

 

ー予定の時間がせまってきたので のアナウンス

 

神戸新聞

・劇団員の雇用のあり方

検討はしていきたいがアドバイザーボードの人の意見も伺いながら検討していきたい。

・生徒という呼称について

現段階では変えようまでには至っていない

 

関西テレビ

・宝塚グラフの記事について

傷つける内容についてクリエイティブアーツ、劇団も反省している。

(経緯について説明)

こて、絆創膏と言及したのは事実、しかしほかにもいろいと言った。団員は記事を確認していない

 

サンテレビ

・体制強化について

内部監査は阪急電鉄からグループ会社に常勤という形で監査を行っている それに準じて1名きてもらう

週に何回かは詰めきれていないが、来ていただいて職場現状をみてもらう予定

阪急電鉄のグループ会社と全く同じ監査体制

 

産経新聞

・15を14にして14については全部パワハラとしたのか確認

その通りです

 

日本経済新聞

・労基署の進捗状況

複数回にわたって調査があり、指摘を待っている状況

詳細については申し上げられない

調査を続けているという状態といって差し支えない

 

NHK

・アドバイザリーボードについて

内部で改革案を考えているので、第三者の目を通してこの案が正しいか、さらに検討があるか見てもらうためのもの。改革の進捗もチェックをお願いする予定。阪急電鉄に設置する。

 

時事通信

・面会のそれぞれの感想

(冒頭の申し訳ないという思いを3人が再度述べる)

 

以上です。