「宝塚歌劇団の会見内容」

・本日ご遺族と面会し謝罪し合意書締結した。

劇団の怠慢によって長年負担を強いる運営をしてきた安全配慮義務違反をしてきた。猛烈に反省している。

 

・合意書の内容

長時間労働 パワハラ を認め合意書締結

パワハラ 資料1は遺族側弁護士と共同で作成

別紙1の14項目について認めた

・ヘアアイロンの件

・新人公演の際 髪飾りを作り直させた

・人格否定の言葉を浴び、Pが知っていたが放置

・会議室に呼び出し過呼吸をおこさせた

・Pが組替え要望を無視

・事実無根とHP上で発表

・長時間業務を行わせた

・新人公演 振り写しは必要というの指導

・お声がけ

・新人公演演出担当者怠慢

・深夜指導

・宙組幹部が落ち度がないのに指導叱責

・衣装部のことで落ち度がないのに叱責

・宙組上級生が大声で指導 詰問

これらは悪意があるとは言えないと認識しているが、パワハラに該当する。

 

今後の対策について

・システムの整備

・匿名アンケートの実施

・今後改革を頑張っていきます。

・まことに申し訳ございませんでした。

 

質疑応答 1人2,3問で

・読売新聞 

  原因と因果関係について

  いじめはないと言っていたのに合意した転換点は

   様々な資料検討とヒアリングの過程で悪意はなくとも

   ハラスメントになると今回初めて意識した

  上級生の謝罪の行為

   誰が謝罪したか、内容は非公開

   悪意はなかった しかし深く反省している

・共同通信

  証拠があるなら見せてほしい発言について

   恥ずかしく申し訳ない 大変失礼だった

  長期化した理由

   詳細を確認していたので時間がかかった

・朝日新聞

  運営側としての意識

   劇団員にハラスメントの意識を持たせることができな

   かったことが痛恨の極み

  宙組の予定について

   今後の日程はまた後日お知らせする 

・ラジオ関西

  組織風土体質 内部ヒアリングの調査状況は

   予断を持たずに改革していきたい

・スポーツ報知

  宙組に合意の説明は

   いま宙組生はレッスンで維持

   公演開始は様子を見て 時期は申し上げられない

・読売新聞

  パワハラと安全義務違反の責任について   

  

   

「遺族側弁護士の会見内容」

全ての責任が劇団にあることを認め謝罪

同様の被害が二度と起こらないよう約束する

 

14項目の読み上げ(劇団と同じ)

 

・組織的責任は重大である。

・伝統とされる縦の関係の悪用、上下関係に基づくパワハラによる人権侵害を明確に認めたことは、治外法権だった宝塚歌劇団の大きな一歩

・劇団員の相当数が謝罪文を出した

・被災者の名誉を守り、遺族に対する最低限の姿勢を示したものですが、その過ちを明確に認めたことは、劇団員の人権と健康を守る重要な礎になった。

・被災者の尊厳を守り続けた遺族によるもの、遺族を支援してくださった人たちによるもの

 

 

宝塚グラフの件

内容についてひどいものであると認め(内容は具体的に話がありました)校了前に記事訂正、発刊を止めることができたのにしなかった。深く謝罪しますという謝罪文を受けた。

 

ご遺族の母の手記代読

 

弁護団所見

 ・宝塚歌劇団の実態について

   改革は必至である

 ・これまでがんばってこられたご遺族に敬意を表する

 ・ご遺族を支援してくださった全国の方々に御礼します

 ・おおむね今回の合意書に反映できている

 

 

以上までで仕事に戻ります。

あとは記事で

 

復帰しました

・共同通信 労災申請は

 1年以上かかるのでやることはない

 

面談交渉 3月4日 15日 22日

なぜ態度がかわったか

 パワハラがなかったとしたこと自体が不思議なこと

 出発点自体がおかしいので現在のパワハラの基準から見て

 おかしいという世間の様子などからわかってきたのでは

 年明けから個々のパワハラの行為者を代弁するかのような

 劇団の態度が交渉を長引かせた

 

弁護団の意見として

 宝塚歌劇団は阪急阪神HDの一部門であって、20年分くらい分析したが、収益も高い。そこで低賃金、重労働はあってはいけないこと。劇団の中の問題として捉える前に阪急という企業の中にあるということ、コンプライアンスにあった働かせ方をしなくてはいけない。企業集団として当たり前のことですが、働く人の人権を守ることをしっかりやることが大事。いかに日本で多くのファンがいて、人々を魅了させて、観劇してくれるといううことがあってもそれを担う劇団員が人権侵害を受けたり命を奪われることはあってはいけないこと。当たり前の人権が尊重されお金がちゃんと支払われるという姿勢がなくてはいけない。改革の精神の中にちゃんと貫いてほしい。伝統ということが悪く活用されている。縦の関係の尊重、大正以来の伝統を誇りに思うのはよいのだが、今縦の関係はいかに危険をもたらすのか、しっかり自覚して改革をしてもらいたい。

 

公演の回数を操作することで負担を軽減するという案を出しているが、現状からいってその程度の負担軽減でいいのか。長時間労働はどんどんひどくなっているので、今後パワハラ以外でも関心をもっていただいて、さまざまな改革ができるようにしてほしい。

 

労災認定をされていないけがが多い。件数も発表になっていない、特殊な空間、治外法権の空間だったので周囲が監視し行政もみていかないといけない。無数に改善点がある。

 

以上午後6時半に終了いたしました。途中抜けましたがこのままにしておきます。後日もし余裕があったら、追加します。