音楽学校の受験者数のニュースが出ていました。

 

 

なぜか倍率は書いてないのですが、「狭き門のはずが」とあるので、狭き門ではなかったのでしょう。何もなくても下がっていたのに、今回は相当下がったのかもしれません。考えてみれば当たり前で、受験しようとしていた子たちも最終年なら受けるでしょうが、少なくとも1年は様子を見てもいいかなと思ったはず。入ったら親元から離れる人も多いでしょうし、このような中で合格しても周囲に「よかったね」と言ってもらえるかどうか・・・。

 

改革を、と言っていますがどう考えても宝塚歌劇団や音楽学校の中の人たちが全部やめて全部入れ替わらないと、本当の意味で改革なんてできないように思います。特に宝塚歌劇団に今いる人たちは、そういう中で残った人たちですから既得権益を手放すとは思えません。変わらなくてはいけないという自覚がなかったら、制度だけいじっても無駄です。

 

いったん外に出て、外を知った人が経営し、演出についてはイギリスなどの外国から本当の演出家を呼べばよいと思います。素人が耐久レースに残ったからやれる演出でなく、学問として学んだ人が本当の演出をしたら少しはまともになるのではないでしょうか。

 

音楽学校もお稽古事の施設の扱いなのですが、体裁は学校です。教育論もなにも知らない人たちの指導で2年間集団で学ぶのは、どう考えても無謀。教育施設ではないにしろ、人を育てる専門の知識と専門の経験者で構成し直すべきでしょう。

 

当たり前のことを当たり前に考えて実行するのは難しいですね。