2本立てでした。
「天海祐希が明かしていた宝塚への“嫌悪感” 真矢ミキ「嫌い」と「宝塚が隠す演出家“壮絶パワハラ”」。真相究明の方は「宝塚が隠す演出家“壮絶パワハラ”」の方で、想像していたのとはななめ上からの記事でした。
記事によると宙組のヒアリングは全部済んでいるそうです。
今回のメインは、2016年に入った演出助手Aさんのことで、悪い労働環境の中2年目に上田久美子さんについたとき、パワハラにあいうつ病を発症。3か月休んで復帰したあともさらにパワハラを受け退団。その1年後立ち上がってブラック労働の実態を法廷闘争しようとしたら、劇団が即座に謝罪して見舞金を支払った、という内容でした。「同期の1人は入団した16年に突然失踪し今も連絡がつかない」そうで、いじめがあったないかだけでなく、過去のハラスメント事案まで遡って調査し労務環境を見直すべきと訴えています。
詳しくはぜひ記事を読んでください。
何度も書いていますが、演劇だからといって人格否定が許されるわけではありません。ましてや病気になり、その後もきちんと改善を訴えているのですから、ないことにしようとする姿勢はいかがなものかと思います。
演出助手がその仕事を全うできないしわ寄せは、結局舞台に立つ演者に回ってきます。みんながいっぱいいっぱいで、なるべくして起きた事件だったのですね。