一子相伝のチキンラーメン | かものはしの口遊〜くちずさみ〜

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島根から札幌に来て18年目。相方、娘に猫(雌)も加わり、居場所が徐々に奪われていく様子を口遊みます

娘がカップラーメンに目覚めております。

前日もコンビニに行って、カップラーメンが食べたいと言い出しました。

分かります。あれはうまい。

初めて食べた時に、こんな美味しいものが世の中にあるのか。と思った気がしたような、しないような。

しかしカップラーメンばかりでは栄養が偏ります。

世の中にはもっと美味しいものがあることを、親として伝えねば。

 

チキンラーメンを親として作りだすお父さん。

良く考えたら、娘にチキンラーメンを食べさせた事がありません。

全てはわしがチキンラーメンをアレンジしすぎて、食ったところ三途の川を渡りかけて以来、封印していたせいである。

今でもまだチキンラーメンを食べすぎると具合が悪くなります。

しかし朝ドラ「まんぷく」で安藤百福氏が取り上げられる今、娘には予習的に日清の本気を見せてやらねばなるまい。

卵を中央に置いて、お湯をかけて蓋をして3分間。

うむ、いい香りがするのぉ。

そして実食。

 

…あれ、期待ほどじゃない的な顔をする娘。

しまった、娘の基準はカップラーメンなのか。

あれを越えねば美味しい判定にならんのか。

安藤百福がチキンラーメンを生み出して、その後に外国の方でもフォークで食べられるように…と作ったのがカップラーメンだったっけ。

やはり後発のカップラーメンはチキンラーメンでは越えられないのか。

しかも食べるのが遅い娘。

チキンラーメンが伸びる伸びる。

こんなに伸びるの早かったっけ。

 

最近はカップヌードルもチキンラーメンの小さいサイズが出ておるので、こどもでも食べる事が出来るのは素晴らしいと思います。

あとは娘に伝えねばならない味覚は何であろう。

とりあえず、チキンラーメンを元に戻そうと油いっぱいの鍋に入れる、油を吸ってブクブク太ってトコロテンみたいになって、それを食べると三途の川を渡る事になるよ。という事は伝えねばならんのぉ。