第26回 準硬式に漂うムード
大阪ゴールドビリケーンズの酒井亮輔選手は大阪市大の準硬式出身である。
準硬式とは見た目は軟球だが、使用感は硬球というボールで、
俗にトップボールと呼ばれている。
おそらく、野球経験者の方なら一度くらいはさわったことがあるはず。
さて、これは昔からの疑問なのであるが、
準硬式をやってる人は、なぜ準硬式をやろうと決意したのだろうか?
どうせなら、硬式をやればいいのに・・・
と、軟式出身の私などは思うのですが。
でも、私なんぞにはわからない、準硬式の魅力があるのだろう。
そこにはマニアにしかわからない、何かが・・・。
例えば、音楽に置き換えると、アコギもエレキも弾かないが、
バンジョーを弾く人に近いか。
「オレ、あれだよ、バンジョーだからな」
・・・そんなプロっぽさや職人気質な感じが、準硬式には漂う。
準硬式をやっている人は、たぶん無口だ、と思う。