10℃を切る寒さの中
バイクに乗るなんて
自分でもアホだと思う
せめて平地を走ろうと
大阪府堺市へ
土塔
日本で唯一の土と瓦で造られた仏塔です
一辺が53.1m 高さ8.6m以上もある
十三重の塔です
奈良時代の727年
行基らによって
建てられ始めたとあります
使われた瓦は6万枚
内 文字が記された瓦は
1350点出土しています
文字瓦には
殆ど人名が刻まれています
國恵 志光といった僧侶
秦連虫麻呂 凡河内倭麻呂などの氏族
足足 妹女など
名前だけ記されているものあります
土塔の建立に
携わった人たちだと考えられています
北面と東面は瓦の復元がされていません
何やら
近隣で火事があったようです
えらいことになってます
次は旧堺灯台
日本最古の木造洋式灯台です
堺港は室町時代から
貿易港として発展してきました
壁画のような様子があったのでしょう
湾の中には女神像がありました
すごいクルーザーが何隻も
投錨されています
買える人がいることにも驚きです
女神像の後ろには
幕末の港を示す石碑がありました
銘文には
「この先へ船を停めるよう
湾内へ入れ申すべき」
とあり
裏面には
「慶応元(1865)年5月」
と刻まれています
今は工場ばかりですが
当時は大変な賑わいだったと思います
ちょっと足を伸ばして
旧名村造船所跡へ
現在は佐賀県伊万里へ移って
タンカーなどを手がけています
ドック横には錨のモニュメント
そしてなぜかロンドンバスもあります
帰りに
後藤又兵衛奮戦の地へ寄りました
大阪府柏原市の大和川沿いにあります
奇しくも「どうする家康」の最終回
大阪夏の陣も場面のひとつです
又兵衛は豊臣方として
この戦で果てます
黒田家に仕え
黒田二十四騎として畏れられた豪傑です
大阪城から遠く離れたこの地まで
戦場だったことに
その規模の大きさを感じました
今日は奈良時代から昭和に至る
一気駆けツーリングとなりました
しっかし寒かった