以前一緒に勤めたY先生は

野球で有名な高校でプレイをされていました

 

高校3年間

野球で明け暮れた日々を

過ごされたそうです

 

その厳しい練習の中でも

4-6-3とか6-4-3といった

ダブルプレイの守備練習を

何万回としたそうです

 

野球に詳しい人は

すぐに分かると思いますが

打者と走者の2人を

一度にアウトにするプレイです

 

Y先生はこの練習を

「死ぬほどした」と

 

でも

公式試合で その場面になり

練習どおり

ダブルプレイができたのは

3年間で

1回だけだったそうです

 

たった1回のために

死ぬほど練習する

 

一見 無駄のことをしているように

思えますが

たった1回あるかないかのために

死ぬほど練習するからこそ

甲子園で最多出場を誇る野球部

なんでしょうね

 

Y先生には

そのことが大きく影響しているようです

 

当時はたいへん辛かったと思いますが

その話をするときのY先生は

本当にうれしそうでした