「歴史の道を行く」という本を見つけました
県内の古道を紹介しています
古道とは 古代から今も残る道です
著者は 和田 萃 という方です
なんと この先生
高取町森にお住まいでした
本の中で 先生は述べておられます
古道を歩くとき
柿本人麻呂が涙を流しながら歩いた道
藤原道長が吉野へ参詣した道
松尾芭蕉が夕暮れ時にたどった道
幕末に各地の庶民がお伊勢参りに向かった道
各時代の歴史を追体験できる と
「森」では 常夜灯に火を点す習俗が
残っているそうです
月明かりしかない時代に
地元の人たちが 火を点し
旅人の道筋を照らして
旅の安全を願ったに違いありません
町並みは変わっても
遠くの山や季節や咲く草花は
そうは変わりません
同じ道を歩いていると
当時の人たちの息づかいを感じます
どんな思いで歩いていたのか
考えるだけで
もう たまりません
こんな道標も
学校のすぐそこにありますよ
見つけてください
紀路は
飛鳥から和歌山の港を結ぶ 幹線道路です
渡来人「東漢氏」が
高取に住まいをおいたことも
都と港を結ぶ重要な地域だったからでしょう
以前にブログで書いた(3/9)
「東の 野に炎の・・・」の
「月」は 実は草壁皇子をあらわし
そのお墓(岡宮天皇陵)は 佐田にあるのですよ
和田先生の思っていることが
私も同じように感じていました
思いを共有できる人に 本に
出会えたことに 喜びを感じます
皆さんもあるでしょう
話をしてみると
私と同じこと思ってるやん
好きなものが同じやん
と
急に親近感が湧いて
うれしかったこと
親友になれたこと
少し興奮して 長くなってしまいました
この本の古道を
少しずつ休日に歩いてみようと思います