FIREへの軌跡として毎月末の資産を集計し、妻と共にレビューする
2024年6月の相場概況
日経、TOPIXともに先月末よりは若干高く終わったが、月初から月中は下へのバイアスを感じさせる展開となり、ボラティリティも大きくなって不安定さを感じる相場つきだった
REITやインフラファンドは金利上昇懸念から軟調に推移している印象だ
ドル円は月末には一時161円を越えるまでの円安水準になって、市場には再び介入警戒感も出ているものの、円安トレンドを覆すような状況にはなっていないようだ
2024年6月末の資産状況
6月も資産は過去最高額を更新した
金融株こそ引き続き好調だが、株式の評価額が上がったというよりも、3月権利銘柄の配当や賞与での入金額が大きかったこと、円安でドルベースの資産の評価額が膨らんだことが主な増加要因になっている
PFの主な取引としては、5月の権利落ち後に大きく売られた、ジャパン・インフラ投資法人、エネクス・インフラ投資法人、少し遅れて売られたカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人の3銘柄の買い増しを行った
インフラファンドの中で売られているのは時価総額の大きいこの3銘柄に集中していることから、大口の処分売りと踏んで買い向かった
それ以外には軟調に推移しているREITを少し買い増しした
株式 79,546,833円(REIT 1,139万、INF 443万)
現金 32,238,224円
債券 12,924,502円
年金 10,463,807円
退職 2,000,000円
合計 137,173,366円(前月比 +3,244,796円)
介護休業でプレFIREなるか
要介護4となって見守りや介護が必要になった父の状況が最大の要因だが、それ以外にも仕事へのモチベーション、子育ての環境などを総合的に考えて、当面介護休業をする方向で妻の承諾を得た
その後、職場の上司へ意向を伝えて調整を行っている
会社からは転勤やテレワークなど複数の選択肢を提示された上で交渉を行ったが、あちらを立てればこちらが立たずの状況となるため、最終的には介護休業を取得する方向で意思を固めつつある
先日実家へ帰った際に、母から父の介護やケアプランを含めた環境の構築などの相談を受けた
介護サービスを利用しているとはいえ、自宅介護を行う不安や負担があるのは当然のこととして、母自身の通院や買い物に不自由している状況、それ以外にも今後を見据えて様々な契約の整理、金融機関の手続きなど手伝って欲しいとの要望もあり、休業したあかつきには見守りや介護の対応も含めて、実家で過ごす時間が多くなると考えている
もしもこのまま介護休業取得となれば、しばらくの間は会社に在籍したままでプレFIREという感じになると思っているが、サラリーマンとしての後悔よりも、親や家族に対してできることを行って、人生における後悔をできるだけ少なくすることを選択したいと思う
3歳の壁
妻の会社では子供が満3歳になると時短勤務が使えなくなる
現在娘が通う保育園は復職を優先させるために、確か第9希望だったかの我が家から見るとあまり条件の良くない園に通っている状況だ
入園後から転園希望を出し続けたが、子供が一人の我が家の条件だと、行政が設定したポイントによる優先順位が低く、20~30人待ちになっているとのことで全く音沙汰がない
この先も転園が叶わず、夫婦二人が今の職場で働き続けるとすると、保育園を確保した上での引越しや、私の時短勤務が前提となってくることにもFIREを後押しされている
不確実性への不安
ITバブル崩壊から長い間低迷する相場と対峙してきた私には、今の株価位置は高すぎてどうにも居心地が良くない
もしもこのタイミングでFIREしたとして、幼い娘を不自由なく自立まで導けるかどうか、妻との老後の生活を楽しめるだろうかといった不安は大きい
不確実性をも楽しめるメンタルや技量があれば良いのだが、妻と子供と共に生活を一変させるのは、なかなか勇気のいる選択だということを実感している
移住予定先のリフォーム
FIRE後の住まいとなるであろうマンションについて、妻とリフォームの仕様を検討して見積を依頼した
細かい仕様はまだまだこれから調整することになるが、7月中にはそのベースとなる見積りが提示される予定だ
歳を取ってからは都市部に帰ることを予定しているが、妻と娘との大切な時間を過ごす家として、納得感のある住環境の構築を目指していきたい
子育てと教育環境
2歳8か月になった娘は、どんどんとできることが増えて、可愛い盛りになってきたようだ
買物やレジャー施設、自然公園など、毎週のように出掛けて、親子揃ってくたくたになるまで遊び、楽しんでいる
移住先の市内には妻の実家があり、大学進学までをそこで過ごした妻の姉妹や友人、知人のネットワークもあり、そういった情報も活用しながら幼稚園やこども園などの情報収集を進めている
もしも来年の4月に入園するとなると、秋口からは色々な対応が必要なってくる見込みだ
今はどう転ぶかわからないだけに、色々な可能性を踏まえて対応を進めていきたい
週末に妻へ現状を共有し、FIREについてお互いの認識を合わせていく
目先の資産の増減に一喜一憂せず、目指す道を進んで行く