SASUKE 頂上から見えたものは | パパ覚

SASUKE 頂上から見えたものは

SASUKE 第17回大会 で 7年振りの完全制覇者が出た。


長野誠(出場11回 漁師「第28金比羅丸」船長)
山田勝己に憧れ参加。初出場は第7回大会。そり立つ壁でリタイア(第8回もそり立つ壁)。そして第9回大会にそり立つ壁を攻略したが、パイプスライダー(3rd)でリタイア。それがあったからか、ゼッケンの番号が100番近くになり、実力者となった。第11~13回大会ファイナリスト。第12回大会に、FINALSTAGEで0秒11届かず、完全制覇を逃した。小柄ながらも、現時点での最高の実力者。1st、2ndでは毎回驚異的なタイムを残す。第12回大会からゼッケン100を背負っていたが、第17回大会にて山田に100番を返上し、自身はゼッケン99番として長きに渡ったSASUKE史上2人目となる完全制覇を達成する。


頂上で恥ずかしそうに言った言葉。


「オレ的には、頂上には何もありませんでした。」


小泉元首相が推進したとも言われる「成果主義」、日本の企業の90%が取り入れたのがこの経済方針である。


以前、雑誌の特集で、「心の病」がもっとも多いのは30代。そんな調査結果を今年7月、財団法人・社会経済生産性本部(東京都渋谷区、谷口恒明理事長)が発表していた。

02年から隔年で実施している「メンタルヘルスの取り組み」に関する3回目のアンケートで、計34問の質問に対し、上場企業218社の人事・労務担当者からの回答をまとめたものである。


肝心の質問項目は「心の病の最も多い年齢層は」。回答に「30代」を挙げた企業が実に61.0%にも上ったのだ。 2位「40代」19.3% 3位「10~20代」11.5% 4位「50代以上」1.8% をはるかに引き離しての断トツである。


「成果主義」の功罪という記事が毎日新聞にあったので転記


 Kさんの職場では半月ほどで辞めてしまう後輩もいた。仕事の面白さを教えることができていればと悔やんだが、自分自身、余裕がなかった。笑いさえも失われていった社内。40代の上司はしばしばバブル時代の武勇伝を披露した。

 76年生まれの大卒が就職活動を迎えた98年。その時期に日本社会の一つの転換点はあったと、帝塚山学院大教授(犯罪精神医学)の小田晋さん(73)は指摘する。自殺者が3万人を超え、国内総生産(GDP)は2年連続で前年比マイナスに。そして、前年の97年には武田薬品工業が日本最初とされる制度の導入に踏み切っていた。今日では9割の企業が採用したとも言われる「成果主義」である。

 「それは悪平等をなくし、競争を刺激するとされました。しかし、毎日が勝ち残るための戦いです。これはきついですよ」。小田さんは言葉を続ける。「将来への希望に社員間で格差が生じ、職場の活性度はむしろ低下してしまったのです」

 こうした環境が、30代の「心の病」の増加に拍車をかけた。派遣社員、非正社員らの雇用を促進した小泉純一郎内閣の労働政策の影響も、小田さんは指摘する。正社員の数が抑制されることになったためだ。30代には手足となる部下はもちろん、責任を分かち合える仲間も数少ない。

 一つの法則があるそうだ。不景気になると仕事の一時的負担が減るため、ストレスはかえって減るという。だから、景気が上向いたとされる日本社会には逆の現象が加速されうる。「30代への圧力がさらに高まり、『心の病』は増えるばかりでは」。小田さんは危惧(きぐ)するのだった。


長野誠氏が言った言葉の奥に、「今の自分の生活(生き方)を見つめ直さなければいけない」 というメッセージを感じてならない