ＲＥＡＴとは、投資家から集めたお金をもとに、不動産を購入し、その不動産から得られる賃料収入を、投資家へ分配する商品のことです。
１９６０年代にアメリカで誕生し、１９９０年代以降、急速に普及しました。
ＪーＲＥＡＴとは、規制緩和の一環で、日本でもＲＥＡＴを運用することができるようになり、2001年に誕生した日本版のＲＥＡTです。
Ｊ－ＲＥＡＴは、東京証券取引所などに上場されており、株式と同様に売買することができます。
また、利益を内部留保しなければ法人税が課税されないことに特徴があり、そのため、利益のほぼ全てを分配することから、分配利回りが５％を超える高水準です。
Ｊ－ＲＥＡＴは運用する不動産の違いにより、種類分けすることができます。
| オフィスビル特化型 | ●投資対象をオフィスビルに特化して運用。 ●Ｊ－ＲＥＡＴ全体の保有不動産に占めるオフィスビルの割合：５３％ ●代表的なＪ－ＲＥＡＴ銘柄 ・日本ビルファンド投資法人（分配利回り４．２４％） ・ジャパンリアルエステイト投資法人（分配利回り４．３９％） ・野村不動産オフィスファンド投資法人（分配利回り６．６７％） |
| レジデンス（賃貸住宅）特化型 | ●投資対象をレジデンス（賃貸住宅）に特化して運用。 ●Ｊ－ＲＥＡＴ全体の保有不動産に占めるレジデンス（賃貸住宅）の割合：２１％ ●代表的なＪ－ＲＥＡＴ銘柄 ・アドバンス・レジデンス投資法人（分配利回り７．１１％） ・日本アコモデーションファンド投資法人（分配利回り５．５７％） ・野村不動産レジデンシャル投資法人（分配利回り６．８４％） |
| 商業施設特化型 | ●投資対象を商業施設に特化して運用。 ●Ｊ－ＲＥＡＴ全体の保有不動産に占める商業施設の割合：１９％ ●代表的なＪ－ＲＥＡＴ銘柄 ・日本リーテルファンド投資法人（分配利回り６．６％） ・フロンティア不動産投資法人（分配利回り５．７４％） |
| 物流施設特化型 | ●投資対象を物流施設に特化して運用。 ●Ｊ－ＲＥＡＴ全体の保有不動産に占める物流施設の割合：２％ ●代表的なＪ－ＲＥＡＴ銘柄 ・日本ロジスティクスファンド投資法人（分配利回り５．２５％） |
| ホテル特化型 | ●投資対象をホテル施設に特化して運用。 ●Ｊ－ＲＥＡＴ全体の保有不動産に占めるホテル施設の割合：３％ ●代表的なＪ－ＲＥＡＴ銘柄 ・ジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人（分配利回り５．７％） ・日本ホテルファンド投資法人（分配利回り７．８９％） |
| 総合型 | ●投資対象を限定せずに運用。オフィスビル＋住居、オフィスビル＋商業施設、住居＋商業施設、住居＋ホテルなど。 ●代表的なＪ－ＲＥＡＴ銘柄 ・森トラスト総合リート投資法人（分配利回り５．８３％） ・日本プライムリアリティ投資法人（分配利回り６．２４％） ・ユナイティド・アーバン投資法人（分配利回り５．８７％） |
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