レトロ自販機の名所、鉄剣タローが31日閉店

 

 

今年、ゲームセンターCXで放送したばかり。

ゲームコーナーもあるレトロ自販機の名所『鉄剣タロー』さんがきょう閉店となりました。

 

 

コロナ禍において、各地のゲームセンターもご多分に漏れず、厳しい状況にありますが、ここも感染拡大を憂慮した結果の苦渋の決断。

今回の状況がなければまだ続けていたかも……と思うと、なんというか、やるせないですよね。

 

 

私は群馬県太田市という埼玉北部の行田市とはわりと近いところで生まれ育ったのですが、この辺り一帯は、国道沿いなどに様々な自販機が並べられた「ドライブイン」がたくさんありました。

 

 

コンビニがない時代、トラックなどの輸送車が東京⇔地方を行き交う中で、一休みするのに適した場所だったのでしょう。大きな駐車場を構え、店内には飾らない飲み物や軽食の自販機がずらりと並び、一息つけるゲーム機や喫煙所などがあるドライブインは、それこそ昭和の時代は、働く男たちの憩いの場として賑わいを見せていました。

 

 

コンビニが当たり前にある日常になっても、北関東のドライブインは細々と、常連客に愛されながら頑張っていて、時代を感じさせる「レトロ自販機」はその物珍しさから、度々メディアなどで取り上げられてきました。

 

 

(かき氷の自販機なんかも)

 

 

私が担当する番組「ゲームセンターCX」でも、何度も紹介させてもらいました。

 

 

(高知のゲームセンターに併設)

 

 

私は3食うどんでもいいくらい、うどんが好きで、特に立ち食いのようなリーズナブルなうどんがお気に入りなので、この「自販機うどん」はまさに大好物!

 

 

自販機うどんの素晴らしいところは、「業者から具材を調達するのではなく、それぞれのオーナーが手作りする」ということ。

つまり、日本全国、自販機うどんによって味も麺の太さも具も全く異なるのです。

 

 

(群馬のとある自販機うどん。平麺で天ぷら多め)

 

 

時代の流れで仕方ないのかもしれませんが、あの唯一無二の味がどんどんなくなっていくのは寂しいものがあります。

 


いつしか、自販機うどんの回だけを集めた「たまゲー傑作選DVD」などが発売できたらいいなぁ。(というか自分がほしい)

 

 

『鉄剣タロー』さん、長い間、お疲れ様でした!!