モノには寿命があります。しかしAu(金)はほぼ永遠と言える長い寿命を持ちます。
しかし王水に溶けてイオン化したりするので化学変化しない訳では有りません。
Pt(白金)は金より化学的に安定な元素で金と同じく酸化して錆びず輝きを保ちます
金や白金は超新星爆発や中性子星の衝突など極めて超高温超高密度の特殊な環境下
で鉄より重い金属が中性子を捕まえベータ崩壊を経て一気に融合されます。
ダイナミックな大宇宙の極限パワーに鍛えられ誕生しそして永遠の時を目差します。
ダイヤモンドは地球で生成されます。と言ってもその結晶条件には極めて特殊な超
高温高圧条件が必要で地殻を超えてマントル上部程度の深度150km以上の深さの
50万気圧前後の高圧と炭素が個体のまま結晶化できる1000度以上の高温環境と
鉄やニッケル等の炭素を溶かし易くする触媒金属も必須で尚且つゆっくり冷やせる
環境が有って始めて結晶が成長するのです。その条件を外すと黒鉛の侭で在ったり
酸化燃焼するので酸素の無い環境も条件だし火山活動で運ばれるコトも重要です。
現在人類は工場でダイヤモンドを生成するコトが可能です。その特殊な環境を人工的
に準備出来たと言うコトになります。ダイヤモンドは硬度10の最も硬い炭素の3D
結晶です。でも割れないコトでは有りませんし、酸素の豊富な地上では簡単に燃えたりして二酸化炭素に化合します。地上はダイヤモンドが安定して存在できる理想的な環境では無いのです。ダイヤモンドは故郷の特殊な環境に在って最も安定しますが地上の低圧環境では約800℃を超えるとゆっくりと元の黒鉛に戻ってしまいます
大きく結晶し綺麗にカットされた透明度が高く微かに色合いを帯びたダイヤモンドは
女性だけに留まらず富の象徴として権力者達の所有欲を掻き立てて来ましたし実際
高額な値が付いて取引されています。常温常圧下でも熱や酸化材や放射線から保護
されるならば摩擦や衝撃を受けない限り宇宙の年齢と言われている138億年より遥かに
長い実質永遠といえる寿命だそうです。そんなコト言ったって約45億年後には地球は
は太陽に飲み込まれるしその前に環境の変化から護られる条件の破綻が訪れます。
ダイヤモンドには護ってやらなければ壊れてしまう儚さがあります。永遠であり儚いからこそ神秘的な美しさが有るのかも知れません。金の様にどれだけ叩かれても薄く伸展し箔に伸ばされてもその美しい輝きを失わず変色もしない頑固さに勝る存在はそう簡単にはありません。金が自己主張するなら「僕は鍛えられ方が違うんだよ!」と言うかも知れません!ダイヤモンドならば「私は大事に大事に育てられたのよ!」と反論するでしょうダイヤの指輪はそんな頑固な永遠が儚い永遠を取り巻く構造です。
お金は国の法律の下、造幣局や印刷局工場で作られます。国に信用があり管理が
出来ていれば国際通貨として他国にも通用します。交換レートが国力の上下を表す
バロメーターです。現物かデジタルデータの違いはあっても暗号通貨も信用を具現化
した決済ツールと言う意味で同じです。ただし一国では無くブロックチェーンで所有者達の相互監視の上で信用が担保されます製造したりマイニングしたりするのに労力が掛かっても通貨ソノモノは煮ても焼いても食えませんし紙幣は焼けば煙と化します。
流通する通貨は人から人に渡って行くので手垢が付いたりして決して綺麗なモノでは
ありません。そして一度信用を失えば紙幣は紙屑と化し硬貨は非鉄金属屑となります
でも現代社会はお金が無いと不自由な暮らしを余技なくされるので人々はお金の為に
時間の拘束を受け体力を消費し頭を悩ませます。社会は勝ち組と負け組に分かれて
そこに美しさの欠片もないし究極的には戦争の火種にもなり、ただでさえ短い人の
寿命をより縮めます。お金はモノとすれば穢く儚いがコトとすれば自由となります。
自由とは永遠にも替えれると言うコトです。言葉が在りました。お金は汚く稼いで綺麗に使え!と綺麗事だけではお金は集まりません。でも汚い稼ぎ方だけでも長続きしないのですがせめて使う時は上からくれてやるのでも無く下から遜るのでも無く正しい対価でモノゴトと交換し、互いに感謝出来る取引に成る様に心掛けろと言うのです汚く使うとは一度きりなら通用しても次に期待のない結果寿命が短い行動なのです。逆に綺麗に使うとはこれからも長く付き合いましょうと感謝の具現化になります。
全てのモノには寿命があります。寿命が有るからこそ永遠を目差すのです・・・・・
そしてその方向が私達の進むべき方向なのかも知れません・・・