ありとしあるモノはスピンしています。スピンして場を形成しないと
エネルギーとなりモノで無くなります。ミクロは素粒子からマクロは
宇宙の大規模構造に至るまでモノとして存在する条件なのです。
モノは場を帯びて空間を歪めモノ同士引き合う力と振り回され飛び
出す力の均衡の中、エネルギーに変わるまでの間、時を流します。
エネルギーは波動です、力は有ってもそれ自体に重さはありません
仁丹の様にグリグリ丸め込まれて初めて質量を持ちますが絡み合い
が解けると質量を失い光速で飛び散ります。この世はモノとコトと空
の状態で成立します。光速で伝わる波は時を失い小宇宙と大宇宙に
同時に満たされます。だから100億光年彼方の電磁波も届くのです。
意識はモノでは有りません。数十兆個の細胞から飛び出した意志の
集合体なのです。海を群れなし泳ぐ小魚の如く、空中を群れなし飛ぶ
鳥の様にカタチ有ってカタチ無く中心が有るようで常に流動的入れ替
わりしかし全体として何かを守るように自主的に集まり、何れは解散
してもまた集まって群れを成す。維持したいのは変わらない自意識。
でも自意識も経験と共に成長し無常の理りから逃れるコトは叶わない
昨日と今日と未来の自分は身体的にも自意識的にも絶対に同じでは
有りません厳密に言えば別人です。この世を離れる時初めて意識は
固定されます過去も未来も同時に存在するけれど時が移らない空間
全てが満たされているけど何一つ所有できず新しい経験の無い世界
街路樹は自ら場所の移動は出来ません。でも行動していない訳では
有りません何時降るか判らない雨に命を託すのではなく地中深く根を
広げ水脈を探します。そして無駄を省きながらも葉を展開させ養分を
集めて花を咲かせ実を結んでは遺伝子の移動の可能性に尽力します
一箇所に立ち引き寄せ合成して育み手放しては生きたい意志を残す
スピードスケーターはリンクを周り速さを競いますフィギュアスケーター
は氷上で回転しジャンプしながらスピンします回るコトで見せ場をつくり
自らを表現し観客の眼を集め集中して成功すれば感動も引き寄せます
振り回わし最後に投げて距離を競うのはハンマー投げ、柔道の巴投げ
は投げられて一本取られます。スィングバイ航法は重力場を利用します
自ら起こした場であっても他の場に振り回されるコトであっても場が生む
力は使い様によってはビジョンを引き寄せたり、目的を果たす為に活用
出来たりします。ただ意志を堅持して意識を集中させるコトが重要です。
シーソーにしたって振り子にしたって軸に陣取れば投げ飛ばされるコトは
無いのです。投げ飛ばされるコトが目的なら話は変わりますが・・・・・
他場は利用してもその中に自らの場を選んでは生まれた目的が果せません