今朝の天気は晴れ!一点の雲のない快晴ではなく、綿飴の
出来損ないの様な白雲がところどころに散らばる清々しい空。
風が弱いので雲はゆっくりと流れて時折眩しい陽射しを隠して
くれます。眺めると雲の合間にモーニングムーン。少し欠けた
丸が控えめに白い雲と混ざり、偶然眼にしないと気付かずに
いたかも知れません。もう一度見ようとすると屋根の陰に・・・

まぁ!歩く道すがら何処かで見るだろうと思ってると。あれ?
どっちにあったっけ?と見失うコトに・・雲に隠れたのか探す
方向が違うのか極めて方向音痴の私は角を3つ程曲がるともう

方角が解りません。欠けてはいてもかなり丸かったのでお陽様と
反対方向に有る筈だと西の空を探しても見当たりません。何か
モヤモヤの気持ちのままドラゴンヘッドと名付けた樹のある道に。

この樹は恐らく自然にソコに根付いた落葉樹で遠目に観ると
龍の頭にしか見えません。視えてくるのは数十メートル手前から
ですが耳があり眼があり角があり少し開けた口の横には髭に
見える枝まであります。道に沿ったフェンスの脇にあり、かなり
長い距離を移動しても振り向きドラゴンのように追ってきますが
10M以内位に近づくと突然種類の違う2つの樹に別れます。

春に芽吹いた枝葉は夏に深緑に染まり龍らしい色になります。
この時期は片方が黄色く、もう片方が褐色に変色し黄金龍と
化します。でも真冬迄には全ての葉が落ちて何処かへ飛んで
行って見窄らしい樹勢となりその名と関心を失います。以前
小学校の隣を歩いていると校庭で遊ぶ数人の児童が校舎の
友達に、あっ!虹が出てると叫んでいました。

思わず部外者の私も何度か空を見渡したのですが見つかりま
せん。子供がその手の嘘を付くコトは考えにくいので自分の首が
固くて回らないのかも?と半ば諦めつつ、腹筋台に横たわると
雲の隙間からなんと丸い虹色の太陽がソコに!しかも3つもあって
えっ~?!何あれ!まてまて太陽の光は確かに七色の光の成分
を含むが直接そんな風に観える筈がない・・

今思えば恐らく彩雲だったのでしょう!でも大きさといい・形といい・
虹色のお陽様に見えました。もう一度見たいけど虹の命も儚くて・・
あんなモノ目にすると多分一生忘れられません!非常に稀有な
経験に感謝し、そのサインの意味を探すのですが出てきません。
まぁ~いいや!ラッキーであったコトには違わないし、きっと幸運の
サインだろう!気分もいいし・・善いメッセージにしとこう!・・・

周囲は常に変わり往き取り巻かれた自分自身も同じ処に居れない
全ての変化が無数に交錯する中、極稀に奇跡のような瞬間を生む。
経験が記憶に刻まれ積み重なり受け継がれる。見渡せばそこら中
にメッセージが飛び交い受け取るモノを探している。その気で探せば
何処にでもサインは轉がり、貴方の気付きを待っている。心の目で
観てご覧!魂の耳で聴いてご覧!嘘じゃないから・・・・・・