小さな頃からお参りしていた氏神様。何時訪れても、どんな気持ちでも
何も言わず迎え入れてくれます。鳥居をくぐればソコは神様の領域・・・
本殿正面両脇の狛犬と唐獅子。外側から侵入する邪気を寄せ付けません。
内側には何モノもない空間のみ在ります。神様は眼に見えるコト無くただ
悠久の時の流れに流されるコトのない信者達の信仰心が内を満たします。
境内には摂社や末社の社が鎮座し其々の名の前に御神鏡が置かれます。
御神鏡の中には錆びてくすんだ色になり、お参りする人を映せなくなってる
モノも有りますが関係ありません。鏡は前に立つモノを映して知らせる役目
が有るコトは誰も承知で、前で掌を合わせる人の心を必ず転写しています。
御神鏡は普通凸面鏡で拵えられ、拝んでいる人だけでなく周囲の景色も
同時に反射します。正面に立って合掌すれば必ず中心に自分がいて自分
自身と周りの環境にも自然に拝めるからくりに成っています。
眼に観えず形も無い神様は当然お言葉もくれないし、祐けてもくれません。
でも心の声で知らせてくれます。神様は鏡に映る貴方自身と周囲にても手を
合わすが如く感謝して自分自身の中に答えを求めなさいと・・神は己を助ける
モノを救ける・・結局神は自分自身の中にも鎮座し、周囲の関わりのある人
其々の人の中にも同時に鎮座しています。海千山千、八百万、そして一つ、
神は真理でこの世を貫いています。なら自分の神を信じましょう。近いし・・
神社詣りは気持ちが善いコトです。緑はあるし空気も澄んでいるし、掃除も
されているし、氏神様の境内は氏子たちが日々清掃して清浄を保ちます。
自分自身の内側の神様と周囲は自分で清掃するしかありません。世間は
結構汚れて不潔なので、自分の周囲、寝床やトイレやお風呂、家の玄関
他清潔を保ちましょう、そして神様の祠の前に凸面鏡を置いて周囲が良く
映る様に思い込みの汚れを落としてピカピカを維持しましょう!
そうすれば新しい出会いや繋がりがお詣りにきて、ある時はお賽銭を投げ
込んでくれるかも知れません。願い事をされた時にはどうするの?大丈夫
その心の鏡に映っているのはお詣りに来た人とその周囲の景色なので何も
しなくても言わなくても解る人には判ります。それよりもっと大事な景色
幸せな未来像、仲間と笑って暮らせる人生、やりがいのある仕事、等々・
積極的に行動して映して繋がってもつれて現実にして往きましょう・・・・
そうそう祠の前には邪気が入らないよう狛犬と唐獅子も両脇に忘れずに・