意識とは何か?この命題は人類の歴史の数千年に渡り追求され
其々の時代の天才達が彼らなりの定義付けを試んで来ましたが
現在に至ってもその明確な回答を出せずにいる誰でもソコに認識
しつつ実は誰にもその正体が判らない究極の概念であり宿題です。
誰でも回答の提唱は可能でその提唱の否定も可能でその否定も
覆すコトもできる全く掴みどころのない厄介な性質も孕んでいます。
ご存知の様に意識には随意できる顕在意識と不随意の潜在意識が
存在します。どちらも其々の役割を持ち顕在意識は主に目覚めている
時に活躍し潜在意識は睡眠中でも活動を続け生命活動を維持します
役割が分別されるコトも在りますが連携して作業する場合もあります。
調和とバランスを採りながら極稀なケースを除き通常、生命維持の為
存在します。意識は自分と自分以外の関わりに生じ、滅します。
脳内の神経細胞ニューロンのネットワーク上に伝達する信号が外的
な電磁的刺激や様々な原因に依る潮流の干渉を受けながら重なり
増幅され脳内の非物質領域にイメージを誘導してホログラムを構築し
現実を創造しようとします。空中を群れをなし飛ぶ鳥や、サバンナを
集団で駆け抜ける草食獣や海中を群れて泳ぐ小魚の様に内と外を
入れ替えながら集団と外側の境界を犠牲にしても近未来を守ります。
護られ維持できた意識のツブは群れに集まり思考や行動を促します。
意識を集中させるコトにより現実を引き寄せ意識を解き放つコトで次に
移動します。土塊のツブは集めて練って粘土と化し様々な形となります。
空中の水滴は外界との接面を表面張力で最小にし球であろうとします。
不安定さが安定を呼び込み状態を保存しようとし思考にバトンを渡し
ソコに留まる場合と行動にまで発展する選択を与えます。
元々不安定で存在が不確実な要素で構成されているが集り群れて
ベクトルを持ち強さと方向が決まれば目的に穿った形に変化して次の
事象に応対する。方円の器に従う水が如く瞬時にコトに当たれる様に
変応する為、あえて定まったところに立脚せず捕食者や天変地異等の
変化に対する備えと行動と安息を司り、時には隣の異性に向けたり
遠く宇宙の果てやあの世にまでも飛んで往ける自由自在な意識。
定義不能が意識です。と定義付けても誰も否定不能な意識。まるで
追求すればする程遠のく宇宙の果て。どんな天才奇才でも形の無い
モノは測れません・・何も知らないから知りたい人間。何も判らない
のに解ったふりをしたいのも人間。そしてそう考えさせるのは意識。
仏教では意と識に分けられて考察されるが最後はどちらも’空’であり
量子学で云う1と0が重なった第3の状態。何処まで行っても掴めない・・
でも誰でも持っている意識・・内なる宇宙も無限です・・・・・・・・・