アインシュタインは自身の特殊相対性理論でエネルギー(E)を質量(m)光速の2乗の積と定義し有名な E = mc² 公式を導きました。これは全ての質量はエネルギーと等価であり、広島で炸裂した原子爆弾は1円玉(1g)にも満たないほんの0.7g程度の質量しかエネルギーに変換されていないと推測されています。言い換えればこの世の全ての質量を持つ物質は何かの原因でエネルギーが場に閉じ込められた状態でその因縁が終焉を迎えると波動エネルギーとなり元の凪の状態(空)に帰するコトになります。

 アインシュタインは光を含めた電磁波の波としての媒体、海で言えば海水のようなモノを想定しエーテルと名付け、最後まで証明出来ないので何度も諦めかけた様ですが未練は捨てられなかった様です.養老先生の(バカの壁)にあるように数学的や物理的に天才的な頭脳を持つ学者達は自らの思考の中に回答を求め賢明に真実の回答を模索し視えないモノを見ようとし存在を証明出来ない理論は単なる空想だと自ら壁を建設してそれに当たって砕け散ります。

 如何にアンインシュタインが天才でもアインシュタインがこの宇宙を創造した訳ではありません。彼は原因があってこの世に生を受けこの宇宙に飛び交う様々な波動の内、自分に必要なさざ波に集中して思考を共振させ自らのアイデアを加え発振した真理のメッセンジャーなのです。彼は創造主ではありませんが確実に創造主と繋がりその一部となったのです。彼のライフワークであった統一場理論は存命中には理論構築出来ませんでしたが現在様々な新理論が提唱されています。

 そして付いて回るのが波の媒体(エーテル)の問題。波が関われば避けるコトが出来ない命題。

 これは幾ら最新鋭の望遠鏡でも電子走査顕微鏡でも見つけるコトは叶いません。ただ波が波打っているコトのみが間接的に証明されています。でも波が起こるのは海と空の境界である海面です。大地を揺がす地震波だって地面が振動します。勿論、縦波横波は有りますが地震の震源の岩石が地上に飛び出てくる訳ではありません。伝達されるのは波です。海のうねりが大波となり最後は岩礁や防波堤に打ち当たり衝撃を開放して砕け散るように波はエネルギーなのです。

 光を含めた電磁波は135億光年の彼方からでも伝わって来ます。でも伝わって来るのは波であって光子や電子等の粒子が飛んでくるのではありません。波が望遠鏡のセンサーや人の眼の受光体を共振させその場で光子が如く認識されるだけなのです。私は数学はてんで弱いし、その数学が絡んでくる物理学も全くど素人です。でもそう考えれば観測者の有無で結果が変化するという2重スリット実験の不思議な現象が解決してしまいます。まして未来が過去を変えるなんてコトもなくなります。

 波はエネルギーを伝え波の強さや波長やピッチはこの世の全ての事象を伝達できます。そのさざ波に耳をすませ、眼を凝らして集中すると遙か彼方で起こった事象を目の当たりにできるのです。何故ならそこもここも波の媒体で満たされているのですから。この世界は決して3次元や4次元では無くもっともっと高次元なのです。この世は高次元の影響を確かに受けているし、証明できないからといって否定は出来ません。波は共振して受け取って発振して拡散していく情報なのです。人間が自ら打ち立てた壁の内側に拘っていてはこの宇宙の大部分の重力源なんて見つかりっこないのです・・・

 この世の全ては次元の境界に波打つ波動の中にあり、ある時は莫大なエネルギーにまたある時は繊細緻密な情報として飛び交い織り込まれているのです。唯一思考のみが自由に行き交います・・

 数学出来なければ理解できないなんてケチな壁はこの世にゃ無いのです・・・・・