都会の夜空は地上の光が明るすぎて視力の良い人でも肉眼で余り明るくない
星は観測できません、まして天の川なんて・・私も小学生の時の林間学舎で
田舎の山奥に出向いたとき、キャンプファイヤーで満天の夜空を跨ぐミルキー
ウェイを生まれて初めて観て圧倒され、とても感動した記憶があります。
肉眼で見える星空は実は全て昔に放たれた光波でそれぞれの天体の過去を
知らせてくれています。私たちが何時も拝むお陽様の光もその表面から放たれて
地球に届くまで8分20秒掛かっているのでやはり過去の像を見ています、厳密に
言えば街の姿も人々の姿も138億光年遠い銀河も全部同じです。
私たちは目に飛び込んで来る過去の姿から様々なコトを学べます。星の誕生から
超新星爆発、その後に出来るブラックホールや中性子星、銀河同士の合体や恒星の
寿命・・・人間社会だって同じです。殷鑑遠からず、人のふり見て我がふり直せ、
失敗は成功のもと・・みんな過去から学んでいるのです。
例えばマイカーを選ぶとき、ヤッパリ過去の情報を参考にして自分の好みと
共感するモノを選びますし、家を建てる時も自分が住み慣れて落ち着ける間取りを
経験から選択します。ただ全く過去の情報の通りにはしませんしなりません、
自分なりの新しい試みが加わり自らのビジョンが反映された形を創ります。
人は誰でも自らの動線を移動します。移動すれば届けられる情報もほんの少し
づつ変化します。ピアノの音色は過去のモノでも自ら旋律を選択して作曲する様に
変化してやってくる未来に対し変化させた対応でビジョンを描き自分だけの未来を
奏でることが本当は誰にでも出来るのです・・
見える過去から学び、未来のビジョンを描いて飛び込んでいくのです・・
通常未来からの変化は問題を含むコトが多いですが、その問題こそが新しい解釈の
種となり解決することで自分と人類を発展向上させてきたのです。産みの苦しみは
あるかも知れませんがそれがもたらす楽しみを描きながら乗り越えましょう・・・
見える過去の中に未来も観えているのです・・全部ここにあるから・・・