朝のウォーキングがとても心地よい季節になりました。
少し肌寒い空気にさらされても運動に伴う発熱に打ち消され
汗をかいても直ぐに乾いていく感じが何とも気持ちよく朝の陽ざしが
街路樹に阻まれ反対側に長めの影を落とし歩道に明暗の変化を描きます。
影はどんな時も被写体である街路樹から伸び、向こう側の光源である
お天道様の方角を知らせてくれます。光の廻り込みや反射光を受ける為
影は漆黒ではありませんし太陽光も大気や霞に幾分和らげられて白色に
輝きます。お陽様の光はイメージ的に黄色や夕陽のオレンジ色の認識が
在りますが正確には白色です。
日光には光の三原色の重ね合わせ実験の結果の様に重なった部分が
白色になるのとは逆にプリズムで分光させると虹色に分光されすべての
波長の色の集合色であるコトを教えてくれます、実際は可視光の範囲だけに
収まらず、赤外線の外側にはマイクロ波や電波、紫外線の外側にはX線や
γ線といった所謂放射線と呼ばれる生物には毒性の強く遺伝子レベルで
障害を引き起こす波長の短い波も全て含まれます。
地上に住む我々は、母なる地球の磁場や大気に保護され殆どの有害宇宙線を
直接浴びるコト無く、実際に浴びてしまうと想像を絶する被害をもたらす太陽風も
この世のモノとは思えない様なオーロラの光のカーテンとしてその美しさだけを
享受するという贅沢な揺り籠の中に生きています。
NASAが打ちあげた最新鋭のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は135億光年離れた
銀河の光を観測できています。これは135億光年彼方の銀河から放たれた光が確実に
望遠鏡迄届いているコトを意味しています。光は電磁波の1種であり時速約30万Km
の速度で宇宙空間を伝わって来ているというコトです。しかも全方角に放たれた
光波は重力レンズの影響を受けたり殆ど真空の1㎥の空間にに平均陽子数個しかない
遮蔽物影響の積み重ねを受けて波長を弱めながら(長めながら)も伝わります。
光を含めた電磁波は基本吸収されるか反射されるか透過されるかの3つの作用しか
しません。重力レンズ効果で曲げられるコトはあります。吸収はその波長に見合った
レベルのエネルギーに変換されます。例えば波長や被写体の性質にも左右されますが
可視光の赤の外側に有名な赤外線帯があり可視光に近い側から近、中、遠赤外線と
波長が長くなり遠赤外線の中の育成光線は人体にも無害で人体の水分子を振動させ
身体の表面からごく浅い部分を暖める効果があります。
赤外線の外側には電子レンジなどで利用されるマイクロ波帯があり人体に吸収
されると赤外線よりより深い領域が共鳴して分子が振動し組織内で熱に変換され
血液の流れが少なく温度調整機能が弱い器官から熱損傷を受け非常に危険です
その外側はラジオやテレビなどの波長を含む電波帯が続きますが、こちらも国際的
に安全指針が設定され人体に悪影響を及ぼさない強度に管理されています。
可視光の紫の外側にはこれまたUVでお馴染みの紫外線帯がありX線帯、放射線の
γ線帯が続きます。これらの電磁波は波長と強度により、その振動数に見合った
波長の対象物を共鳴させるのです。金属に電流を流すと抵抗値に準じ金属に熱が
溜まりやがて発光するのが白熱灯の理屈ですが、ある種の金属に光を照射し電子
を飛び出でてくるコトを光電効果と呼び、かのアインシュタイン博士は有名な
相対性理論ではなくこちらでノーベル賞を受賞しています。
この効果を利用して発電するのが太陽光発電です。でも光を強く照射しても
飛び出してくる電子の運動エネルギーは照射する光の振動数に左右され強さは
関係ありません、しかし飛び出してくる電子の数は光の強さに比例します。
この観測結果が光の粒子論を後押ししているのですが・・・ 長々とわざわざ
拙い文章にするのが目的ではありません。私が気付いたのはここからなのです。
光は電磁波の一種で波動であるコトは疑いようがありません。でも本当に
粒子なのでしょうか?私には135億光年の彼方から粒子が飛んできているとは
信じられません。しかも四方八方に・・でも望遠鏡で捉えることが出来るので
波動は膨大な時間を掛けて確かに届いています・・どこに?観測者の網膜若しくは
望遠鏡のセンサーに、光の性質を証明する実験の一つとして2重スリット実験なる
モノがありますが、この実験は光の波動性をよく説明できています。しかし
光子がどちらのスリットを通ってスクリーンに到達するのか調べると・・・
とても奇妙な結果が出てきます。観測者が観測するまでどちらか決まっておらず
観測すると決まるのです。関心のある人は各自ググって調べてください。最近の
量子論では量子のもつれと言う言葉がよく出てきます。量子は1対として存在し
片方が右巻きのスピンならもう片方は必ず逆の左巻きでスピンするという事実
これを量子のもつれと呼ぶのですが量子同士はどれだけ離れていてもそのもつれ
関係にあると言います。これは1対と言うより一つの量子から放たれる波動を受ける
別の量子が共鳴し対の関係が出来るのではないかと・・・
135億光年彼方から放たれた光の波動がほぼ真空の宇宙空間を重力レンズに多少
影響を受けながらも観測者の網膜やセンサーの量子を共鳴させもつれ関係になるのでは?分かりやすく言い換えると2重スリットを潜り抜けた光の波動はスクリーンの量子を共鳴させ、さも光源から粒子が飛んできて当たったように錯覚させているのでは?
光を含む電磁波は何かに当たって透過するか反射するか吸収されるかのどれかなので
最終的に吸収されてそれぞれの波長レベルのエネルギーの塊の一部を励起させてさも
粒子が当たったような痕跡を残しているだけでその間を粒子として飛んでくる必要は
無いのでは?・・というコトです。
光が粒子で無いならひも理論も変わってきますし・・
電磁波の波は何を媒体として振動しているのでしょう・・アインシュタインは重力は
慣性力と等価だという原理に基づいて一般相対性理論を提唱しました。そして重力とは時空の歪みであると捉えブラックホールの存在も予言しました。・・時空の歪みって?どの方向に歪んでいるの?アインシュタインも最初は電磁波を伝えるエーテルという媒体を考えましたが、ダークマターと同じくこの宇宙のどこにも見つけられません。正確には目に映るこの宇宙のコトで実際の宇宙は人間が観測することが出来ない高次元で構成され電磁波は次元の境界を振動させながら伝わり、重力は高次元の方向に歪むと考えれば全てが上手に説明できます。この宇宙に足りない質量や反物質は
そこにあるのです。
自然界には四つの力のがあり、その中で重力だけが相反する力(反重力/斥力)が
見つかっていません。重力は時空の歪みであり地球上では全ての質量の有るモノは
地球の中心に向かって落ちていこうとする力と地球自身の自転により外に放り出される力との差し引き分だけ地球に押し付けられてます。内向きと外向きの力のバランスが同じになると宇宙ステーション内の様に無重力状態となりそれ以上の速度で飛ぶと
宇宙に放り出されます。要するに重力と遠心力が相反する力と言う事になります。
この宇宙の全ての物質はそれぞれのレベルでスピンしています、スピンする物体は
回転方向を維持しようとし、動かしにくくなります、自転車の車輪でも、地球ゴマでもハードディスクでも同じです、原子核も電子も素粒子も、地球も月も太陽系も銀河も宇宙の大規模構造もみんな回転しています、回転運動が基本的な形なのです、重力は回転するエネルギーの集合体に起因し、時空の歪みとスピンによる遠心力のバランスにより維持され動かしにくい存在が質量を持つのです・・・