お金って何ですか? 以前こんな質問を自問自答したり、他人に
訊ねていました。そして自分なりにお金とは自由を約束されたモノで
それが有るとモノに替えたりサービスに換えたり、選択肢に自由度が
生じるが、逆に無いと、時間を拘束されたり、体力で補う不自由に
囚われます、世間はお金を介した物流が蠢いており、お金が多いコトが
成功者のステータスであり物差しとなっています。
でもお金って所詮発行する国家の信用が担保する約束すなわち情報で
しかなく、お金そのモノが食べれる分けでも(ヤギ、ヒツジの類は別)
良い香りがする訳でもありませんし、どちらかと言うと、流通する間に
他人の手垢にまみれ、結構臭くて不潔で、偽造防止に特殊な紙やインク
や透かしを施し仰々しく造られていますが、やはり紙切れです、実際
発行国が破綻すると紙切れになります、硬貨の場合は国際通貨に成り
得ませんが素材の成分の量だけ金属としての価値は残ります。
金や銀等の貴金属は太古の昔から価値の有るモノとして収集され、
お金そのモノとして流通もしました。貴金属は金属光沢が美しく特に
純金は酸化して錆びるというコトがないので変わらぬ価値の象徴として
お金そのモノでした、近年,ニッケルやクロムやタングステンなどの
レアメタルの多くも、特に合金にしたり化合物にするコトにより
先端工業に欠かせない素材になっていて、その価値は貴金属に準じ
ています。
鉄や銅やアルミ二ウム等はベースメタルと呼ばれこれらも現代の社会
構造に必要不可欠になっており、その価値はレアメタルに準じます。
これら採掘されたり精製されたり製錬されたりして抽出された金属は
ある意味お金そのモノなのです、様々な要因により価格変動はありますが
その価値が無くなるコトはありません。そんな金属で造られた機械は
いずれ壊れたり錆びたりして屑になりますが、硬貨と同じように素材と
しての価値が消えることはないのです。
これらの元素は人類は取り出して利用するコトは出来ますが造るコトは
出来ません。元素番号で鉄ぐらいまでは太陽のような恒星で融合されます
がそれ以上の重たい元素は宇宙の中でも特殊な状況である超新星爆発や
それに準ずる環境で融合されるそうです、加速炉内のほんの一瞬目に見え
ない量では分かりませんが、とても人類がどう足掻いても利用できる量を
そろえることはコトは叶わないのです、誰の身体の中にもほんの少しずつ
含まれているのに係わらずです。
紙のお金即ち紙幣は人が造ったお金で信用に基づいた情報です、信用が
無くなれば価値も無くなります、金属のお金は大宇宙が悠久の時間を掛けて
造った素粒子情報で存在です、そこに信用も国の概念もありません、生物
にはそれぞれ必要な分だけ元々含まれ備わっているのです、野生の動物や
植物、虫けらや菌類に至るまで、生きとし生けるモノには全てです地球で
すら例外ではありません。
彼らはお金など必要とせず当然の如くに生を全うします、人に飼われた
家畜がお金に交換されるコトはあるでしょうがそれは命そのモノが価値を
持つと言うコトに他なりません。価値の有るモノがそもそも価値の軽薄な
モノに交換されるというのは理不尽です、そう紙のお金の利点は軽薄で軽い
というコトは言えますでもその紙のお金すら重たくなってきており、価値の
情報の部分だけが取引される時代に突入しています、だから銀行の金庫を
開けてもそんなに沢山紙幣はプールされていません、預かったお金はすぐに
貸し出さないと利が回らないのです。
そこで最近お金は自由だという考えに違和感が生じています、勿論理屈は
間違っていないのですが、本当はお金という人間が作り出した情報に人々は
縛られ、お金とは追いかけるモノだという洗脳をされているのでは無いか?
この世の存在は元来自由なのにお金のために不自由を強いられ飼われている
のでは?という客観的概念です。
例えば我が家の電話です、IP電話の親機に子機を数台ぶら下げているの
ですが、子機の液晶が寿命なのか、メーカーの策略なのか消えかかっています
、なんだかとても不安で買い足そうかとか考えましたが、でも昔の電話に
そんな機能は無かったし、通話できればそれで良かったのです、誰から
かかってきたかあらかじめ知れたりできるのは便利ですが正直無くても
どうってコト無い・・・こんな感じです
銀行が倒産すれば預けているお金は一定量以上は取り戻せません、法律で
そう決まったのです、そして銀行は預かった人のお金で何かに投資しています
その投資先が絶対だという保証はありませんし実際時折失敗してます、一々
預金者に報告する義務もありません、この国では株主がモノを言うと理由を
付けられて拘束されます、そして銀行界はピラミッドです、しかも国の枠は
凌駕しています、そんな世界から飛び出すことは可能ですが、植え付けられた
常識との戦いが始まります、でも自分との最終決戦に負けなければ自在の
自由を得るのです・・・当たり前に誰もに含まれている真の自由を・・・
紙や貴金属に拘わらず価値が有るとされる情報から脱却する時がこの世界の
近い将来に持ち続けるか手放すかの選択を迫まれるターニングポイントが訪れる
ような気がしています・・・・・