プーチンが露軍を使って隣国に侵略し自由経済諸国に後押しされたウクライナに
マウンテンをしようと虐殺をしています、これは殺し合いではありますが戦争ではありません
何故ならウクライナはロシアの国土を攻撃していないからです、戦争なら真っ先にクレムリンを標的にするでしょう、あくまで自国と国民を護る自衛戦なのです。一昔前ならプーチンの
戦略は功を奏しウクライナを属国に出来たでしょう、でも時代は戦争の形も変えています。

 戦況は瞬時に世界に広まり、対策が練られ有効兵器が補充され強力な闘志を持つ
ウクライナの戦士が持ちこたえています、持久戦になりロシアの経済は破綻の危機にあります、その前までは自由主義諸国とそれなりに上手く交易し経済も潤っていましたが、ルーブルの価値は暴落しています、急場しのぎの策で乗り切ろうとしても、プーチンが失った信用は
元に戻ることは無いでしょう。

 国というものは自国の通貨を発行し、自国の商品を外貨と交換し、その2つのバランスの中で維持できているのでバランスを崩す行為は禁忌なのです、お金は元来紙切れで情報なのですれを価値足らしめるのは信用なのです。東洋的な解釈ですが信は人の言と書き人が発する
言葉、自身が吐いた言葉の責任のコトになりますが、必ずしも真実と虚実を別けていません。
それを用いるコトが信用であり、何故か力さえあれば嘘に嘘を重ねても強制的に信用させるコトは出来るようです。

 経済の力はお金であり、お金が沢山ある人は人を信用する必要がありません、お金そのモノが信用だからです、逆に言えば信用を重んじるのはお金が無い人なのです、人が騙されるのは相手を信用若しくは信用せざるを得ない状況にある時のみです、信用せざるを得ない状況とは全く不自由に拘束されている状況なのです、選択肢の無い状況、逆に言えばお金とは自由です。例えば100万円あれば、それなりの旅行にも行けるし、超高級料理も食べられるでしょう、そんなに高級車は買えませんが車に変えることも可能です、勿論使わず貯蓄するコトも可能です。

 紙幣は偽造防止に特別な紙、特別なインク、特殊な加工をして造られています、簡単に造れたら信用して貰えません、元来紙幣は金本位制で金と交換できるというコトで信用を維持していました何時しか市場経済が巨大化するにつれ、金と兌換することが不能になり現在の紙幣に至ります、ただの紙切れに価値の情報を与えているのは国の信用であり、国が破綻すれば紙幣は元の紙切れに戻ります。だから基本的に国力即ちお金の沢山ある国の通貨が国際基軸通貨として取引されます。紙切れに価値を持たせる為、そのエントロピーの維持の為に国とと企業は弛まぬ努力を続けます。

 金も稀に大きな砂金が発掘されても、基本的に金鉱脈を採算ベースで掘り起こし生産されます金が含まれていても儲からなければ誰も掘り起こさないのですが、金の価格は市場経済の動向に従い変動します、特に昨今史上最高値を更新し続けていますので採算が取れる範囲が広がっています。金のみならず、プラチナ、銀他、パラジウムやニッケルなどのレアメタルのみならず、銅、アルミ、鉄などのベースメタルも史上最高値を更新しています。昔は有事の金とか言われましたが、現在の価格上昇は紛争だけが原因ではありません、ハイテクノロジーがそれらの元素が必要になっているのです。

 金もプラチナもダイヤも食べれる訳ではありません、又鉱脈の侭だと大した価値はありません。掘り起こして精錬したり磨いたりして始めて安定した価値の商品となり財となります。言わば人間が手を加えてエントロピーを減少させているのです。エントロピーは自然に増大しする性質があり、いずれ化合されたり、他の元素と結合されたり目的を持った物質に加工され濃度としては薄まっていきます薄まっても再び還元されたり有用元素が取り出されリサイクルしたりし再現性があって都市鉱山と呼ばれたりもします。

 こんな話があります。ごみ焼却場で可燃ごみを燃やすと何故か最後に金の塊が出るそうです。ごみの中に何らかの形で混ざっていたのでしょうが、この金は副産物なので丸儲けです。

 金は酸化即ち燃えないので溶けて集まります。燃やすという究極のエントロピーの増大に金は逆にエントロピーを減少させて灰の中で輝くのです。銅の精錬過程でも金が副産物として無視できないそうです金を金として買って保有すると財産の保全にもなりますが相場次第では錆びるコトも無いのに価値を失い大損するコトになります。金も暗号通貨も究極的には波動の集合体で情報なのですが人間が手を加えて初めて価値を持つ人の創造の産物であるのです。そして行動に対する対価が変換自由なお金であるので お金という有価物をお金という情報でで売買しても少ない利鞘しか抜けませんが、その繰り返しが経済であり実は人間の行動そのモノなのでしょう・・・