世に災いの影刺して
何時かは晴れる理に
知ってはいれど悲しみに
涙誘われ嘆くのみ

人の命の重たさも
人の恐れの暗闇に
呑まれて何処へ帰るのか
在るべき処は此処なのに

踏み躙られしこの身体
肉は滅せど此の心
此の魂は不滅なり
残りて意味を果たすだけ

壊せるコトは容易くて
育むコトに意味有るを
誰が重きを奪うのか
誰が永きを消せるのか