第四次産業革命がもたらす国際社会の変化は既に始まっています、具体的には様々な可能性と方向性が示されていますが現時点では膨大な情報データを収集しながら模索中という段階で本格的な方向はAIそのモノが決めていくコトになりますので、今想定されている具体的な予想とは全く違った想像を超える効果も現れてくるコトになるでしょう、先進国の中でも特にドイツの力の入れようは尋常ではありません、自動車文化を牽引して来たように、未来の社会の主導権もこの国が握るのでしょうか?日本は出遅れているという事実は否めません、しかしAIが決めていく方向には国そのモノの概念が変化するコトになっていくでしょうから、国という枠組みが意味を持たなくなる可能性もあります、未だかつて世界が一つになった歴史はありませんが、この革命がもたらす未来には人類史上初めての世界政府が誕生しているかも知れません、その国家の主役は企業であり、個人となります。

 

 現在の国家体制は命運を掛けて抵抗し、あわよくば国の体制に取り込もうとするでしょうが、この革命はある意味既存利権を剥奪し利権を共有するコトで初めてメリットの享受が可能になるので、旧体制の問題が引き継がれる入り込む余地は極めて少なくなくてはなりません、政府在り方とは元来国民の為のモノですgovernment of the people,by the people,for the peoplとリンカーンが演説したように、One for all,all for oneが理想形なのです、その意味ではAIはOneとAllのハザマで利権を貪るコトの出来る伏魔殿は設定しないでしょうし、全ての個人もそんなことは容認しません、先ずそんな無駄なお金の流れの迂回を無くしていくコトだけでも捻出できる未来は沢山あります、そして個人情報の秘密が共有されると、失職者が無くなるかも知れません、現在の政府は昔、秀吉が行った太閤検地のように個人情報を管理して税金の取りっ逸れを無くす手立てにしようとしますが、AIは個人情報で個人を適材適所に割り当てます。

 

 悪意のあるコンピュータウイルスをプログラムできるスキルの持つ人はワクチンソフトも開発できるのです、ハッカーのスキルも引き手数多でしょう、善良な市民に留まらず刑務所に収監されている服役囚も適材適所にまわされ、その特異なスキルを活用できるかも知れません、秘密が晒されると思ってもしていなかった価値が発生するのです、その個々の能力は貴重なスキルの資源として掘り起こして活用されるべきだし、そうするコトにより一層無駄が無くなり、災いを持って福と為すというような、未来の生産にも寄与する一石二鳥のウルトラCにもDにもEにもなり得るのです・・そして今まで隠されていた秘密が埋蔵資源に代わるのです、この世界にはびこる無駄なモノを無くすと同時に有益に活用するところがこの革命の真髄なのです・・・