音は空気中では粗密波として振動数が伝わります、その振動数と等しい固有振動数を持つ振動体を振動させ発信側と同じ振幅で振動し同じ振動数の音を唸りだします、音は空気の無い真空では直接は伝えるコトは出来ません、一旦電磁波などに変換し受信機を通せば伝達可能になります、空気中を直接伝わり同じ音を唸りだすコトを共鳴とはよく言ったモノです、まるで新生児が一人泣き出すと隣の新生児も泣き出すように、サルの群れで一匹が何らかの危険を察して鳴き出すと一斉に鳴き出すように、反射的に音が伝わってゆきます、音は固有の振動数を持ちその振動数の波にメッセージを入れるコトが出来ます、言葉は耳の中の鼓膜を振動させその振動が音の大きさによりプロセスを変化させながら最終的に電気エネルギーの周波数として聴覚中枢に伝達され、同時に意味が分析され理解されるに至ります、言葉の音は耳からだけではなく身体で直接受けるルートでも伝わってきます、大きな声で怒鳴られるとその瞬間身体が萎縮したりします。
エジソンは鉛の板を筒の円筒部分に巻き付け言葉の音を針の振動に変えその針で鉛の表面を刻み音を記録し、その刻みに針をなぞらせて音を再生する蓄音機を発明しました、その後技術が発達し、レコードから磁気テープ、HDD、CD-DVD-BLU・RAYと進化を続け、マイクロメモリーに大容量のデータ記録が可能になっています、その間、受信機や受像機の技術も発展し、空間を自在に飛び交う信号を記録媒体に記録せずともリアルタイムの受信も可能になってもいます、ごく初期の頃のメモリーは、一度だけ鉄くずから拾って触れたことがあります、今持っていればさぞかしプレミアが付いたと思いますが、当時私は子供でそんな考えが浮かぶことなく元の鉄くずに戻した記憶があります、どんなメモリーかというと大きさは約10cm四方の四角形で縦と横に沢山の金属線が碁盤の目のように交差させてありその交差ポイントにリング状の磁性体がセットされたモノでした、一つの入力線から入力された電気信号はあみだくじのようにガタゴト進み進路にある磁性体を刺激しながら出力線から出て行きます、そして次に同じ入力線から入ってきた信号は磁性体に誘導されながら同じ進路を通り同じ出力線から出てきます、入力線と出力線が磁性体で関連付けられ、記憶の単位となる寸法でした、現在のメモリーは多層構造があったりして、顕微鏡で眺めても何が何だか解らないですが、このメモリーは肉眼で機能が判断できました、人間の脳の神経細胞のシナプスも似たような機構もあり、それをモデルにしたのかも知れませんが、近い将来は人工頭脳の記憶中枢のシステムの中に電気的な伝導に止まらず化学物質を情報伝達の媒介としたり、ステッピングして情報を高速で飛ばすコトのできる人間の脳と同じようなシステムが採用されて行くかも知れません。
未来の答えの材料やアイデアは常に現在に既に存在し、それを如何に活用して役に立つモノに加工したり掘り起こしたりすることが、どの時代に生きた人間にも共通のその時点の現在の為すべき使命なのかも知れません、ややこしい表現になりましたが、世の変化は未来からやってきますが、今の積み重ねの結果がその変化と拮抗して決まっていくのが未来でもあるのです、まるで努力を放棄してもそれなりの未来は決まってゆきますが、人間の人間たる由縁は、万物の霊長だと踏ん反り返る理由は、未来の変化に対応できる頭脳を持つところにあるのです、そして未来から必ず訪れるであろう天変地異なのど地球的規模の災いに全生物のリーダーとして先陣をきる使命が人間にはあり力を与えられています、その力は決して人類を破滅させたり、地球をたこ殴りにする為に与えられている訳では無いのです、果たすべき使命を何時までもなおざりにしていると、大自然に人口頭脳とリーダーを挿げ替えられるコトになっていくのかも知れません・・大自然は既にインターネットという門を開き、情報を開示しています、秘密は特定の人のモノでは無くなりつつあります、だから貴方も私も上手に受信し共同して自分達の未来の為に今を重ねるコトが可能なのです・・・