パチンコ屋さんがボロボロです、どうやらこのまま衰退の道を突き進みそうな気配です、高度成長期の象徴のようなこの産業はまことに、したたかな理屈で存在していました、現金を使って現金が戻ればギャンブルだが、景品と交換するだけなので、祭りのくじ引きと同じだとするのです、こっちの祭りのくじ引きの方にも問題が沢山指摘されていますが・・景品を買取する別の法人を介入させることで、法の網の目を潜り抜けてきましたというより、警察他関係省庁が存続させてきたというのが実状です、黎明期に玉を投入口から一つずつ投入して、指でハンドルを弾き、巧みに配された釘をコンコン跳ねながら運よく入賞口に鉄球が入り込めば一定数の鉄球が返還され、それが溜まれば景品と交換できる権利を得るのです、そこで止めておけば何の問題も無かったのですが、ストレスで鬱積を溜めながら時々入賞で溜まったものを開放させながら快感を与えるという手法は、現金の投資と回収という機能を加えた時点で、より強い中毒性を引き起こし、する人の依存心を煽ります、派手な造りのホールの中、所狭しと並べられた遊戯台の列はさながら養鶏場の鶏卵採取システムのようです、他の事は考えさせない位に大きな音量で軍艦マーチを流しながら遊戯に没頭させお金を使わせる、中毒性のある飼料を与えながら生み出される卵を回収する・・卵=お金で何が違うのでしょう?よく出来た集金システムです。

 

その昔、景気の良い時代は盆とか正月のお客さんがボーナスを貰いお金と時間に余裕がある時には、釘を締めて現金で連日500万円とか多いときは1000万円近くオーナーのお小遣いになったそうです、現金商売ならではの為せる所得隠しです、こんな美味しいビジネスを当局が放って置く筈がありません、一般客になりすまし、店の外から中から捜査員が客の出入りと使っているお金を調査します、脱税でごっそり持っていかれても、まだまだ採算が取れていたのです、賭博性が高いとかタバコの景品交換が法に抵触するとか様々な規制をかけイタチごっこをすることになりますが、それでも市場は拡大しました。

 

 この業界は経営者が韓国、朝鮮系が大部分を占めているという話も結構知られています、普通の日本人なら賭博性のあるビジネスやラブホテル業界など、体面に関わりがあると思われるビジネスに手を染めることは憚れると認識する部分を持ち合わせていますが、そんなことをしなくても、国家公共の美味しい仕事を努力次第では手にすることは不可能じゃないので、まずそちらを目指すし既に利権を持っていたりします、しかし外国人の立場では公的仕事の利権は回ってこないので、お金儲けの為に手段を選ぶ余裕もありません、彼らは元々一般の人が嫌がる鉄屑屋さん出身が多いと聞きました、汚く危険で辛い仕事です、ただ人が嫌がる仕事は結構利回りがよく、高度成長期の鉄材の需要とも相まってお金持ちが増えたそうです、鉄屑屋を営むには仮置き場が必要なので、まだ土地の価格が上昇していない時期に安くまとまった土地を必要に迫ままれて取得することになります、この土地が市内に在ったりすると、その後の地価上昇で財産となり、法規制が無かったので、その場所でパチンコ業に転身したり、その土地を転売して郊外の立地の良い場所に立ち上げたりしたそうです、鉄屑屋で金属くずがガラガラガチャガチャ音を鳴らし、パチンコ屋でキンキンジャラジャラまた音を鳴らすのです、そもそも鉄文化は半島から入ってきた部分がありその昔は、その鉄で刀を造り戦でチャンチャンバラバラしていたので、この流れの仕事はもともと彼らのモノなのかも知れません・・

 

 これは戦前や戦中に日本にやって来た人たちの話で、戦後にやって来た人や北朝鮮系の資本をもって起業した人は別の成長のし方をします、今日本で一番所得の大きいパチンコ屋さんは戦後に来た一世です、帰化されて日本人になっておられますが、言葉の障壁もあり
人の何倍も苦労し、グループを日本一にした創業者です、北朝鮮系の資本とは、そちらの団体がこれぞと思う人物に資本を提供し、パチンコ屋を起業させたそうです、時流に乗り成功した暁には売上を回収し本国に送金するのだそうです、私もあくまで聞いた話なので何の証明も出来ませんが・・

 

 賭博性に関しては警察の監督範疇になるので、逐一取り締まっていきます、極めつけは前払いのカード方式への転換でしょう、これにより、現金商売のうまみが激減することになります、カードの仕入れ量と実際の売上量で、その店の総売り上げが試算できてしまいます、法規制で決めるのですから選択肢は在りません、そしてそのカードの発行会社は警察OBが経営します、道路交通法下の規制を変え、これからトラックの後部に安全の為、一定面積の反射板を義務付けますとか、このOBたちが編み出した新しい産業は数え切れません、勿論その経営はOBのモノです、この辺りの絡みもあったり、国際的な歴史問題がややこしく絡んでくるので、当局は規制しにくかったし、規制すればOBが困ることになるのです、銃規制に銃屋が反対するのと同じ理屈で、したたかな人たちの上前をもっとしたたかな人たちが撥ねているのです、ただそれもIOTの荒波の前で大変化を起こす兆しです、このパチンコ産業の代わりに公的に認可のおろせるカジノ産業を打ちたてようとしています・・パチンコ業界は不景気な時代に一部を残し淘汰されていくことになるでしょう、その代替に実力のある業者にはカジノ建設の資金を捻出させ、施設オーナーとしてその運用の利権を一部渡します、そしてOB達は法的に問題が無くなった業界に鞍替えです、この人たちは甘いものに蟻が集まるがごとく利権の香りに敏感です、正義の使徒として警察官を目指す純粋な心を持つ若者が実際の組織に入ると、理想と現実のギャップを垣間見てしまい、先輩に追随する生き方を選択するか、精神がおかしくなって犯罪を犯してしまうか、最近世の中の矛盾の増大と共に警察官の犯罪が増えていると感じているのは私だけでしょうか?しかもその犯罪は警察官の立場では絶対犯してはならないでしょう!というものばかりです。


 勿論日本にも正式な公営ギャンブルがあります、競輪、競馬,競艇、オートレース・・・娯楽の範囲内で遊ぶのなら問題ないのですが、それでは旨みが無く面白くないのが関係監督省庁のOBたちです、お腹を空かせた人の前に、美味しそうなステーキを見せるのはOBです、彼らが視ているのはステーキではありません、その人の財布の中身と借金可能金額です、無くなった時や返済のことは預かり知りません、全く持ってしたたかな連中です・・・

 

 私はギャンブルはしません、母親の強い教育もありましたが、母方の祖父の弟さんがプロの博ち打ちというより賭場そのものを営んでいたそうで周囲の人たちの悲惨な状況を見た母親から事あるごとに言い聞かされていたし、するなら有利な胴元で無ければ意味が無いという考えがあったからです、といってもお遊び程度には嗜んだ経験はあります、パチンコもカジノもプラスマイナス同じぐらいで、それ以上の結果も望みませんし、宝くじも買いません、宝くじで一等賞に当選するより、雷に打たれる確率の方が高いそうです、また宝くじにはからくりがありその当選確率確をさらに下げている秘密があります、ワクワクのみの購入費とすれば少し高いような気もします・・

 

 しかし賭け事全般に共通するシステムそのものには関心があり、その秘密を探ろうとする悪趣味があります、人はそれぞれバイオリズムと言っていいのかリズムというより運気の波というかそんなものを持っています、調子の良い状態が上昇し停滞し下降し停滞しまた昇っていくという感じです、ディラー側または胴元側はそれを熟知しているので、定期的に親を交代させていきます、交代させることにより最悪の大負けの状態のリスクを下げるのです、そして勝敗は必ず親が勝つ確率を高くしているので、トータルでは負けることが無いのですしかし張り子は一人で勝負していくと自分の調子の波に上下しながら長丁場になると疲れても来ます、どこで切り上げるかが重要になります、勝ちが続くともっと欲が出て負けるまで自制が利かなかったり、負けが続くと今度は取り返そうと欲が出て最悪空けた穴をさらに大きくします、ポーカーフェイスという言葉がありますが勝つためには、気持ちの高揚を冷静に抑える制御が必要になります。

 

 勝負は親としても負ける確率なので、同じ張り子同士のモノだと割り切り、左右の勝ち負けの状態で、自分の切り上げ時期を判断することになります、調子の乗った親には絶対勝てません、親が負けだすとスグに交代します、本当の自分の相手は、監視カメラで成り行きを
見守っている人達をもう一つ上から監視している人なのです、先先の判断が重要です、まだ勝てそうだと思う内に切り上げ、負けが続くとスグ切り上げる、ボロ勝ちを放棄してボロ負けも防ぐ方法ですがこれでも負ける時は負けます、一番良い方法は、捨てれる軍資金の額を強い意志で決めておくことです、勝ち出したら、元の軍資金は除けて置きその量の設定を増やしていきます、そして増やされた金額に手を付けなければ負けは無くなります、潔く未練を捨てチップを換金して帰ります、要するに自分の欲との戦いになります・・


 ギャンブルで手に入れたお金は大抵散財されます、悪銭身に付かずなのです、でも投資している軍資金はそんなお金ではありません、私の知る限り円で一日7,000万程勝った人を知っていますが、ものの数ヶ月で失っています、一日で4,000万摩った人も知っています、通常カジノに負けることを想定してそんな大金を持ち込む人もいませんが、この人の場合取り巻き数人に準備させるだけの能力のある人でした、さすがに口惜しがっていましたが、それでも大したことでは無い位の財力を持った人でした・・所詮そんなものなんです、勝っても失い、負けても失うのです、失う金額によれば、家庭も失い人生が行き詰ることにも成り得ます・・

近年はそのシステムがPCゲームの世界にも浸透してきています、子供達には人に嵌められる愚かさを徹底して解ってもらう必要があります、その為には胴元側になる教育が必要になるかも知れません、人が作ったものの中で満足せず、自分でシステムをプログラムしてみろと、そうすれば最悪の大負けは回避できるかも知れませんが、保証は出来ませんので自己判断でお願いします・・・