アジアの龍は身体が巨大で蛇のように長くくねらせ小さな手足が付いている形相が一般的です、ただ厳密に分類すれば麒麟とかヒキュウとか大きさや形態のバリエーションはあるようです、それに比べ西洋のドラゴンは、手足がもう少ししっかりして翼があったりもします、人類の歴史的に国の都の建設や、城造り、万里の長城など大々的な土木工事に伴う素材の確保の為、平地や山が掘削されたのは言わずと知れたことです、ついでに恐竜の骨の化石も出土したことでしょう完全体として竜骨が出てくることも少なかったでしょうから、想像心を搔き立てながら繋ぎ合わせそんな形に落ち着いたのかも知れません、とにかく長く大きく、しかしティラノサウルスの前足の様に異様に小さい手をつけたり、翼竜の翼の化石を診て翼も付けたのかも知れません、時には竜脚類型のしっかりした足も付ける必要がありました。
考古学は少ない物証から足りない部分は想像で埋め合わせるか、理屈をこねて不確実な可能性を発表するしかない部分があります、ティラノサウルスがゴジラのような尻尾を引きずって立ったスタイルから、鳥のように足を中心に尾でバランスをとるスタイルになったのはまだまだ最近のことです、ゴジラも一度そんな形にされましたが・・、最近では出土しにくい骨が出てきてティラノサウルスのお腹が以前よりもでっぷりとしていたのでは無いかという可能性が発表されています、現在ですらこの調子なので古代の人々は証拠があるので存在するものとし、世界は人類未踏の地がまだまだあったので、何処かに住んでいると考えたのは当然の流れでしょう、例えば海の底深く龍の国があるとか・・
ただ出土した化石が上手に保管されていれば、現在の考古学の発展に寄与したであろうことは想像出来ます、世界のどこにも、生きた恐竜がいない事が常識になると、ウルトラマンでは宇宙から連れてきたりもします、ネッシーとかも話題になったりもしたり、人は龍が好きなのでしょう、圧倒的な力で恐怖の対象となる巨大生物を想定し、その力にあやかりたい皇帝がトーテムにしたのかも知れません、もしかしたら人類の先祖がまだネズミの親戚に似たような形で恐竜から逃げ回っていた頃の遺伝子の本能的な記憶がそうするのかも知れません、現代でもワニやコモドドラゴンやゾウガメなどの大きな爬虫類は生存していますので、彼らの親戚も残ってはいます、特に鳥類はその起源を彼らと同じくし、彼ら恐竜たちの進化の形だとも発表されています、鳥の気のうと呼ばれる呼吸機能が、高い空の薄い酸素を効率的に身体に取り入れる器官が、数億年前に現代より酸素が薄かった時代に大量に必要として発達した器官とが共通するそうです、龍は鳥になって空を飛ぶ夢を叶えたのです、だからある種の鳥、鷲などの猛禽類は未だにその地方では食物連鎖の頂点に君臨しています、そしてネズミなどの小動物はその影を見ただけで一目散に逃げます、そして珠には捕まって喰われます、彼ら猛禽はその鉤爪で捕まえることが出来るものは何でも襲おうとします、翼を得て空を飛ぶ能力を得た代わりに身体は計量小型化しましたが脳みその本能はそのままの様です。
一寸の虫にも五分の魂といいます、一寸の虫にあるのなら恐竜にも魂はあったのでしょう、一部は今尚、生ける恐竜と言われるワニやコモドドラゴン、アナコンダやイグアナ等の爬虫類に受け継がれ、さらにその進化した形態の鳥にも継承されているのでしょう、魂が精神エネルギーの集合体から派生し、それが輪廻して持ちまわしされているものとするなら、龍の精神は一部は人間に受け継がれていてもおかしくはありません、例えば辰年の辰の日生まれの人なんかに特別に多く、民進党の枝野さんなんかも辰年で、とんとん拍子で出世し時の政権の幹事長なんかに大抜擢されました、今は故人となりましたが、日本一の勢力を誇った暴力団組織の5代目も4つのうち3つが辰でした、同じく若くして大抜擢を受け頂点に上り詰めています、これはお釈迦様に聞いてみても、答えて貰えず、捨て置かれる範疇のお話なので、人が人生を全うするのに、知っていても知らなくてもどちらでも関係ない話しになりますが・・
龍やドラゴンは正悪は別にして権力と暴力の象徴です、その生き様は現在の強大国の対外政策の採り方にも共通項があるようにも観えます、しかしその道を推し進めた延長には誰も止めることが出来なかった種族を絶滅こそ免れていますが巨大隕石などの天変地異や自分たちが恐怖から造り上げてしまった核兵器戦争が止めてしまう可能性も無きにしも非ずです、龍たちは自分たち種族の繁栄とその崩壊を化石となってワザワザ人類に教えてくれているのかも知れません・・だから人類に言い逃れは出来ません・・・