ザリガニのオスは水の底でで大きなハサミを前方にかざし触れるもので動くものに反応します、水生昆虫や貝や小魚の場合捕まえることができれば捕食します。それが自分と同じ大きなハサミを持つオスなら戦いが始まります、それが触れたとたんに逃げるのはメスだから追いかけます、運よく自分のハサミでメスのハサミを押さえ込めたら交尾が始まります、鋏んでもメスのハサミが千切れないようにオスのハサミには間隙があります。しかしザリガニにも相性があり、メスは選択するそうです、でもザリガニのオスは最初は力づくなので運悪く捕まればメスは観念します。一度ツガイになればメスから誘うなんてこともあるみたいです。
野生のザリガニの寿命は5~8年位で、食べて食べて脱皮して大きくなってを繰り返し、餌が少ないと共食いし、たまには鳥やウシガエルの餌になり、オスメス出会って交尾してメスは卵抱えて産卵し、小さな頃は食べられて寒くなったら泥の中、じっと動かず冬眠し、春になったら動きだし、食べて食べてに戻ります。腹が空くから喰う、沢山喰うから大きくなる、殻が手狭になるから脱ぎ捨てる、カルシウムは要るから抜け殻は喰う、ライバルに出会うと戦う、勝てたら相手を喰う、受精したメスは一杯喰う、そして大量の子ザリガニを放つ。全て本能行動です。
人間に例えるとハサミが当たった瞬間が出会いで次の行動で異性を認識し、オスは追いかけメスは逃げる、逃げることによって自分より身体能力の無いオスをふるい落とす、オスは追いかけている時が恋焦がれている状態で、メスは逃げている時は命懸けの本能、いざ捕まって交尾してみると、やさしく鋏んでくれたりするので安心する、オスのハサミがそういう構造なのは優勢遺伝、結果そうなっている方が、メスが受精して産卵する時に千切れたハサミを再生する為に無駄なエネルギーを消耗することなくその分子供に回せるから、メスは命の危険が無いのが分って安心すると、後は交尾の快感だけが残り自分から誘うようにもなる、この状態のメスは快感に嵌りこんでいるとも言えます。勿論神様はオスにも交尾の快感を与えているでしょうけど・・これは2匹を水槽で飼育した時の話ですが、ザリガニはオスメス必ず水槽から脱出しようとします、手狭な殻を脱ぎ捨てるように命を欠けても自由を求めます、だからその後のドラマは分かりません。
ただ、この閉鎖空間の限られた時間の流れでは、オスの行動は恋しさでも、メスの行動は愛しさです、メスに恋しさは無かったのか?オスも愛しさ感じているかどうかはそれぞれにに聴かないと分かりませんが、オスとメスの時間と恋愛感覚に微妙なズレがあるのは人間と同じかも知れません、その後逃げ出そうとする行動も?まぁ一匹で飼育しても逃げようとしますし、ツガイでハサミとハサミを掴み合って新天地へと考えているとも、全ては本能の一言で片付けることも可能ですし、感情が無くても一夜を共にすれば愛しさを感じることもありますし、女性ファンが男性アイドルを追っかけている時の感情は恋心でしょうし、出会った瞬間何かを感じて追いかけている状態が恋なのかもしれません。
旦那さんがいようが奥さんがいようが、年の差があろうが、先生であろうが生徒であろうが
瞬間何かを感じてしまって始まってしまうのがそうなんでしょうか、アイドルは普通手に届きませんが、世間の数多い出会いの中、しっかり理性を持って制御しないと大変なことにもなりかねません。でも制御できるなら、きっと悪いことではありません。ドキドキ、ワクワクは人生に必要です、全然無関心な人間関係より、少し緊張感のある人間関係の方が面白いでしょう!
ただ道ならぬ恋は想像以上に魅力的な誘惑でもあります、また人は駄目だと言われるともっとしたくなる部分もありますので、客観的に冷静になり周囲の人間関係と自分を傷つけない為に間隙のある恋心が必要です。