バラバラにしていくと素粒子の集まりです。素粒子はエネルギーの一形態です。ひも理論では振動数を持った弦です、ギターの弦の正弦波の様にピッチとピークで構成され、輪ゴムの様な閉じた弦ではいくつのピークが構成されるかで素粒子の性質が変わるそうです。ピークの部分が量子の様に振る舞いながらも波としての性質も同時に持っている。正しく光子レベルの現象なので誰も見ることは出来ないし、なんでも有りの世界です。平行宇宙に通じていると言っても誰も否定できなし、通じていないとしても否定できない、でも恐らく光を含めた電磁波と呼ばれる波の揺らぎの方向は別宇宙の様な気がします。これも言った者勝ちです。

 

 陽子や中性子からなる原子核と電子とが相互作用し原子を構成し、原子は原子同士で電子のやり取りをして分子となり、分子は化学的結合で化合物となる、ある種の化合物は内部が曲がりくねったトンネル構造を形成し複写機のように同じ構造の化合物の集合体を生産する。

RNAやDNA、複雑な構造に折りたたまれた様々なたんぱく質、必要な要素を外部から集め細胞核を作りミトコンドリア他必要構成要素と増殖可能な細胞を生み出し、細胞は様々な機能分化を経て一個の生物となる

 

 始まりは母親の卵子と父親の精子の二つの命の素が出会うことですが、川の流れに発生した渦に例えることができます。本流に流されていた母親と言う渦が支流から流れてきた父親と言う渦とぶつかり子供と言う新しい渦が発生する、大きなパワーで産み出された新しい渦は大きなパワーを受け継ぐ、進行方向の環境によっては台風の渦の様に渦の勢力が拡大することもあるし大きな岩にぶつかって消滅することもある。

 

 川の流れの渦や台風の渦はイメージの為の例え話で実際は丸い地球上の表面のとこかで人という生命は生まれます。両親のパワーの差し引き合計と両親がぶつかった時の方向性が子供の生命のパワーと方向性を決定します、そして何時何処でと言う条件が子供の個性を決めます。中学生の数学で習ったベクトルに例えると理解が易しいかも知れません、何時と言う条件でほとんど同時と言うのは存在できますが場所まで同じの条件なら宇宙でオンリーワンになります。

 

 地球は自転しています午前零時と正午では方向が単純に180度反対です。太陽の周りを公転しています夏と冬ではこれまた方向が真逆です。太陽系は銀河系の一員として公転していますがこちらの周期は2億数千年となっていますので、人類の歴史が浅いので反対向きは想定しづらいですが方向性は加味する必要があります。そしてアンドロメダ銀河を含む局所銀河団も互いに引き合っていますので方向性があります。その上にまだ網の目のような大局構造の存在が知られていますが今のところ動きの方向性は計算されていないようです。

 

 人間のベクトルはこれら全ての方向性を踏まえて考える必要がありますが銀河系以上のベクトルには物凄い速度要因がありますが人間の歴史の尺度でなく生命誕生の歴史スパンがいるようです。そしてそのベクトルの軌跡は螺旋構造が螺旋構造を構成しているようになります、この軌跡が宇宙空間に於いてのむしろ自然な形状なのかも知れません。

 

 親から受けた方向性と地球の自転と太陽の周りの公転までを考慮して人間の人生を分析すると産み落とされた時の方向性が地球の自転の方向が近くそして公転の方向にも近かったりすると他動的に追い風に押され一番強いベクトルを持つことになります、逆に全てが逆風なら生まれてこれないかも知れません。但し生きていく過程でその方向はコロコロ変わるので人生は判りません、逆風の中で鍛えられ追い風の時期に大成功なんて事や逆に他力本願で追い風の中、苦労せずにやってこれたが逆風に遭い没落してしまうということも間々在ります。

 

 四柱推命とか西洋占星術とかは生まれた時間で人間を分類し、様々なタイプの人のデータを集め共通項を探し人間の傾向を知ろうとする統計学ですが、たとえ結果に当てはまる部分があるとしても人間の人生目的に寄与することはありません。しっかりと自分自身の目で物事を見極める力を養い、占いに期待を寄せることなく自分自身の足でゴールまでたどり着かなくてはなりません。近道に迂回すると落とし穴に嵌るかも知れません。