お堂建立の経緯
金沢の病院に入院している祖母から、会社の裏隅にあるお堂が建った云われ話を聞きました。
祖父と当時の社員さんが、新工場の起工式の最中に、白山より白い光が現在お堂の建立されている場所に降りてきたのを見るという不思議な体験をしたそうです。
その光が降りたのち、お堂を建立したそうですが、そのお堂の中に云われを書いた紙があるというので早速あけて見ましたが、長年の吹き込む風雨と虫食いで状態が酷く、昭和63年12月31日に父が再度書き写したものもありましたが、それも大変虫食いが酷かったため、父と共に、再度複写して桐箱に入れて納めることにしました。内容は下記のようなものでした。
抑々此のお堂の建立の由来について述べむ
今を去る昭和四十八年如月の二十三日時
恰も当作業場倉庫の起工式の最中、
東雲の方 白山の霊峰あたりより俄に白雲
出て空を翔けアレヨと云ふ間々此の敷地の
一隅まで飛来其の姿を消す。是れ即ち
南無観世音菩薩の降り給ふものなりと聞く。
これは誠に目出度く以て 我が家の守護神と
して家業の益々の繁昌たらんと日夜拝して
祭る。
昭和四十八年二月二十三日
世の中にはホント不思議なこともあるもんだとつくづく実感、感謝。
大切にしていかなくてはと改めて心引き締まる思いがしました。
白山は一番好きな山なので本当にありがたいことです。