今日は雨☔のクリスマス・イブですね。
我が家は、息子の仕事の関係で、昨日クリスマスパーティーと言う名の飲み会をしました🥳
うっかりネタバレがあるかもしれません。
それでもOK以外の方はここで引き返しをお願いしてます。
すみません🙇
毎度お騒がせします。
読んだ本です
『ひきこもり家族』染井為人
長年ひきこもっていた19歳の僚太と44歳の大知は強引に自宅から引き出され、ほかの3人とともに熊本の研修施設での囚人のような生活を強いられる。
監獄のような扱いに抗い、5人は施設長を殺めてしまい…。
フィクションだけど、実際、こんな施設がありそうで、ゾワッとしながら読みました。
引きこもりの親たちは、子どものためを思っての決断だったろうに…、この話の展開想像できましたが、ここまで大事件になるとは!
藁をもつかむ思いで頼ったのでしょうが、バカ高い費用というところで眉唾に気付いて欲しかったけど…、気持ちはわからないでもないです。
今、どうにかしなければ一生このままです、お任せください!なんて言われたら、信じたい気持ちが先立って、冷静に物事を見られなくなってしまいます。
ハラハラしながら先の展開が気になって…。
引きこもり、大きな社会問題のひとつですから、どうにかならないものかな。
どうしたらいいのかな。
この物語のように希望は持てるのかな?!
答えは出ません。
僚太と大知の母幸子の話が交互に綴られていく構成です。
夢中になって次々と読んでいくうちに終わってしまった感じです。
先に読んだ染井為人さんの新刊「みずいらず」との振り幅が凄いなと、感心通り越して驚愕です。
『夢詣(ゆめもうで)』雨宮酔
"死に至る夢"を見ると訴えていた女性と老人が突然死し、老人の胃から人外の血液が発見された。
2人の患者の死後、精神科医・紙森千里にも悪夢は「感染」する。
一方、都市伝説‹呪夢›を追うオカルト・ライターは…。
第45回横溝正史ミステリ&ホラー大賞‹読者賞›受賞作です。
新人作家さん?
角川ホラー文庫です。
不気味でもあるし、そこそこ怖いです。
救いのない展開が好きな人には、たまらん!と思います。
自分は救いのある展開が好きなのですが、これはこれで面白かった。
岬はどうなった?とハッキリしないところもあるけど、きっと…だなと想像します(読んでない人にはわからないし、読んでる人は少ないと思いますが…^^;)
予約数、少ないです。
ホラー好きな方は読んでみて!
『突然、失明して半身マヒになった父を看取って』来生えつこ
脳梗塞で倒れた!失明、そして半身マヒ。
家族の介護と介護サービスを組み合わせた7年間の介護体験で教えられたことは?
来生たかおさんに興味を持った時に、えつこさんの本を読めば、たかおさんのことが少しわかるかも…と借りてみました。
私の父も脳梗塞を患ったので、共感や答え合わせもあるかと思いまして…。
でも23年前に書かれたので、介護もこのときとは変わっているのでしょうね。
尤も父が亡くなったのも19年前なので、だいたい時期的には同じかと思われます。
えつこさんは忙しい仕事をしながらも、家族と共に、行政の力も上手に借りて介護をされていたのですね。
知りませんでした。
試行錯誤しながらも、とてもしっかりされた方だなと感じました。
たかおさんもコンサートをしながら、出来る限り協力をされていたと知って、大変だったろうなと思います。
えつこさんの夫さんも、たかおさんの奥様も、良い方で、仲の良い家族で、力を合わせての介護。
一番身近で介護に携わっているお母さんを思いやる気持ちが、優しいです。
いろいろ迷いながらでも、良い介護のケースだったように思いました。
手記の中には弟(たかおさん)や、弟夫婦などたくさん出てきて、興味深かったです。
弟は私より涙もろいと書いてありました。
クールなイメージだったので、意外でした。
年末年始で、図書館の貸し出し期間が3週間になったため、少しペースが落ちました。
また、来週です♪





