年末に逆ギレしたというか

おとんにやいのやいの言われるから腹も気も立ってて 

「お前タイヤ擦っとるがや」と声をあらげてキツく言われたから頭きて

「そんなん知らん!」と怒って振り返った

そしたらおとん普通に笑顔で

もうなんか

幼少期からのそういうすれ違いって私が悪かったんかなって


私が傷付いたり凹んだりメンタルやらたりしてると

決まって母や祖母が「可愛くてしょうがないんだよ」と言った


今も当初もわかってはいた

私が可愛くて大好きでしかたがない

でもその愛情表現が罵りや蔑みで

私は嬉しくないと何度も何度も母や祖母に伝えた

受け取れない私が悪かったのかもしれないと思ってしまった




ああやってキツい言葉をかけてくる時に父の表情を見る余裕がなかった

夜中に私の頬を撫でる父の手の優しさを知らなかった訳ではなかったけれど、

それでもやっぱりどうしてもキツい言葉をかけられるのが嫌だった

そんなキツい愛情全部受け入れるのは無理なのはわかってるけど

私も悪かったんだろうか




そんな話始めたら

「世の中のストーカーは全て正当化されてるからされる側はそれを受け入れるべきだ」って話になってしまうから違うんだろうけども

 「知らん!」と返して振り返った時の父の笑顔がツラい

ただ茶化したかだたんだろうな、と




年末に実家に帰ったその時に

年賀状が見当たらないのを私のせいにされたのを責めた時もそう

暫く話してたら後ろでマムが倒れる一歩手前だった

目眩で一点を見つめて、流しに手をついて

その後苦しそうに顔を歪めて目をつぶった


たまには私だって文句が言いたい、と勇気だしてやると全部が全部悪い方へ巡る

もう2度と責めないでいようと思ったけど

その分こっちが潰れそうで





どれだけ愛情を注いでもらったかを自覚できないほど雑に育てられたわけではない

中学生の頃、あまりにも辛すぎて夜近所の幼馴染にメールして家に上げてもらったことが数回あった

キツく叱られる度に彼女の家に行って、彼女のおばあちゃんと彼女に「大丈夫だよ」「きっちゃん、悪くないよ」「そういうやつはそういうやつだから、何も悪くないんだよ」と慰めてもらっていた


高校に入ってうつ病になった時だって

周りどれだけ迷惑かけて助けてもらったか



その時の自分の傷を否定しちゃいけない

あの時どれだけ苦しんだか、その時のことだってこのブログを見返したらすぐにわかるくらいには残ってる

だから、私の受け取り方が悪かったなんて、反省しちゃいけない

当時の私の感情を踏みにじってはいけない

自分で自分の敵になってはいけない


敵になってしまったら、その当時「可愛いから構いたくなるんだよ」と傷付けられたのと同じになってしまう

ストーカーや俗言う【ありがた迷惑】がまかり通ってしまう




頭ではわかっていてもだめで



父のあの年末のタイヤの前でしゃがんで見せた笑顔が頭から離れない


コロナ禍突入寸前、私が怒って数ヶ月話しかけられなければ話しかけない状況になった時

私の怒りもやっと落ち着いて雑談を振った後、暫く私の後ろをついて歩いていた父が頭から離れない



2年前の正月に4日間毎日ずっと弟と同じ部屋でゲームしたり話ししたりしてた

あまりにも一人でゲームに対してギャイギャイ騒ぎまくるからうるさいんだけど!笑と言ったことがあった

その後私も一人で喋ってるからお前もうるさいがや!笑と笑って

その次の日から弟は自分の部屋でゲームしてた




私だって悪くないんだよってわかってても

なんて可哀想で酷いことをするやつなんだと

自分で自分を責めてしまう


ならやらなきゃいいのにと思うけど


私だって罵られたら腹がたつし

否定されたら気が立つ




多分でも

父も母も弟も

誰も彼もきっと気にしてない

覚えてすらいない


それなのに一人でずっと頭抱えてる




専門の時

担当の先生から「お前の班のやつらはヘラヘラして危機感がない。ちゃんと注意しろ。引っ張るお前が道をひいてやれ」と言われた

だから何度も何度も間違えてゲラゲラ笑ってる友人に一度だけ「笑ってる場合じゃない」と言ったことがあった

「じゃあもう私、笑わんわ」と言われて落ち込んだ


見かねた別の友人が話を聞いてくれて

「あのねぇ…輝羽はね、向いてないよ」

「そうやって注意するの、向いてないんだよ」

「落ち込むなら無理に注意するのやめなよ」

「そんなことしなくていいんだよ」


今まで言われたことないくらい、私のことをとてつもなくわかってくれた言葉だった

ズバッと言う子で、時にキツい子だけど、私はその時のその言葉がとてつもなく響いて

「向いてないからやめなよ」というその言葉だけ聞いたらぶっきらぼうかもしれないけれど

私にはとてつもなく刺さって


本当は言いたくないことも知ってくれてたし、

私が本気で落ち込んでたのも一瞬で理解してくれて

謝りたいと思ってることも汲んでくれてて


「あと気になるから謝ればいいけどさ」

「確実に輝羽が思ってるようなこと、彼女は思ってないよ」

「謝らなくたって怒ってないし」

「でも、それじゃ輝羽が落ち着かないし落ち込んだままだろうから」

「すっきりするなら言っておいで」


結局謝りに行ったら「何が?」とキョトンとされて

「あのねぇ、そんなこと気にしてるの?」

「笑わないなんて思うわけ無いやん」

「気が小さいなぁ」

と笑われて 心底安心した




その一年前も

フラッシュモブされたあとに

大勢にもみくちゃにされて

フラッシュモブされた他のメンバーは友達に囲まれてて

一人でぽつんといた瞬間があって


私には友達がいないのかしらと思ってたら彼女が「なんか悩んでんの?」って来てくれて

「そばにたまたま仲いい子達がいなかっただけで、その後彼ら二人来てくれてたし、あの子とかあの子とかそばにいたら寄って来てくれてたんだってわかってるんだけど」

「私こんなに友達おらんかったのかなってめっちゃ失礼なこと考えてた」

と伝えたら


「そうね。たまたまおらんかっただけだろうね」

「その後二人来てくれてたのも自分でわかってるじゃん」

「輝羽はほんと、しょーもないことで落ち込むなぁ」

「まあでも1つ言っとくとね、貴女の誕生日にアイツら、めっちゃ悩んでたから」

「私一緒に買いに行ってたからわかるよ」

「何が喜ぶかとか、何なら似合うかとか」

「こっちとこっちの色ならどっちが似合うかとかめっちゃ聞いてきてさ」

「輝羽は白いから、ピンクゴールドじゃない?ってね、私が言ったの」

「買ったのは彼だったけど、あれ選んだの私だから(ドヤ顔」

「馬鹿だね、輝羽は。ホント馬鹿だわ」


めっちゃくちゃ心が軽くなったのを覚えてる




もうちょっと上手に生きたい