夏の悩み | 昭和の時代の小学校通信 「西向きの窓から」

夏の悩み

 こんな優雅なロングスカートも、きまり変更の結果生じたデメリットのひとつでしょう。

しかし私どもにはそんなデメリットを事前に想定してもなお、あえて改める事にふみ切らざるをえなかったいくつかの事情があったのです。


1.夏の悩み

2.冬の悩み

3.子供の人間性抹消の悩み


これなんです。これらについて説明します。



1.夏の悩み

昭和60年度私たちの職員会では何度も子供たちの服装の事が話題にのぼりました。結論を出すまでに私たちはそれなりに大変苦悩したのです。

そんな従来までのやり方を変えると言うことは簡単にはできない。重大な事なのです。

 従来のやり方と言うのは子供が在校している時間のすべて、四季を通じて男子は半袖の体育シャツに半ズボン、女子はブルマーと言う事だったのは皆さんご承知の通りです。


 夏はじっとしていても汗が出ます。

運動場に出て体育をやるともちろん汗がほとばしり、おまけに砂ぼこりにまみれます。

そのシャツを着たまま、国語も算数も音楽の時間もずっとそのまま着とおすのです。

子供は在校時間、ずっと着っぱなしで便利なため、中には何日も洗わず着つづける子さえ出てきます。


いつしかシャツは黄色に煮しめられ、保健衛生上果たしてこのままでよいのかと、大変疑問がもたれるようになりました。


続く